ここでは合葬式墓地について視察しました。
紋別市でも大きな課題となっている合葬墓。
高松市の合葬墓を実際見学して、その規模に驚かされました。
その最大の特徴が、地上のモニュメントの地下に埋蔵室が整備されていることです。そこには個人用と夫婦用の納骨壇が1170体分設置され、そこに遺骨を骨壺に入れた状態で納め、その後20年経過したのち、焼骨をさらに地下の合葬室に埋葬する仕組みなのです。
1体10万円と高めですが、故人を供養し、故人を参拝する意味で、参考になります。
この施設は公園のシンボルとして位置づけられ、この日も合葬墓には多くの花が手向けられており、遺族にとっても市民にとっても心のよりどころになっている感がありました。合葬墓の位置づけが、そこにあるようにも感じました。
担当者の話の中で、地元宗教者からは特別な異議はなかったといいます。
その必要性はいうまでもなく広く市民から求められていること、地元宗教者からも理解が得られていること、合葬墓に対し自らの墓としてお参りする市民が多数であること、それらを強く実感できた高松市の合葬墓でした。
紋別市での合葬墓建設。あとは市の決断だけです。
5日ぶりに紋別に帰ってみたら、空港に止めていた車は雪の中でした。
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