当事者の強い要求や思いがあるからこそ、物事は実現するんだと、あらためて実感することができたような気がします。
枝幸町の子育てサポート拠点施設「にじの森」を訪問して強く感じました。
何の連絡もせず、突然お邪魔したにも関わらず快く向かい入れてくれ、しかも長い時間にわたって懇談もさせていただきました。
名寄市のファミリーサポートセンターにお邪魔した時、枝幸町でもお母さんたちの手でファミリーサポートセンターを立ち上げた、という話を聞き、一度顔を出してみたいと思っていました。
というのも、紋別市ではファミリーサポートセンターを昨年廃止してしまったのです。それも利用が乏しいからという理由で。
でも、紋別に比べ人口も少ない枝幸町では元気にファミリーサポートセンターが運営されている。どうしてだろう。どこが違うのだろう。
そんな思いで顔を出しました。
かつて病院だったという施設。それを機能的に活用しています。
交流スペース |
キッズスペース |
交流スペースやキッズスペース、中高生のための学習室、カフェコーナー、サークル活動の部屋や防音の部屋まであって、なかなか楽しい。
ファミリーサポートセンターの「にじをつなぐ会」のアドバイザー村山純子さんにお話を伺いました。
昨年一年間の利用を見ても、子どもの預かり、保育施設などの送り迎えで600件を超えています。
特に転勤族や多子の場合など、その需要は大きいといいます。
子どもたちがこの街で安心して暮らしていけるように、その要望を受け止めて活動を続ける行動力に敬服です。
事業としてだけ見れば、紋別のように利用が減れば廃止することになるかもしれません。
でもここでは、それを必要とする親がいる限り、求めている子どもがいる限り、がんばって続ける、という当事者としての心意気がありました。
私も元気をもらいました。楽しく、さわやかな時間を共有することができました。
お昼は、枝幸町の「う美蔵」でおししい定食をいただきました。
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