新しい道議会で初めて行われた日本共産党による道交渉。
全道各地から集まった地方議員。それぞれの地域の切実な声を、道に対し訴えます。
特に今年は、新型コロナに対する事項が多く出されました。検査の充実拡大、営業と雇用への支援、医療体制の充実などなど。
私は、紋別市の課題として3点に絞って訴えました。
一つは、アイヌ政策について。アイヌの伝統儀式・カムイチェプノミに使うサケの捕獲を「許可制」から、アイヌの先住権をより確保するために「届出制」に改善するよう求めました。
二つは、道立看護学院の改修についてです。老朽化とともに、特に学生の寮は4人部屋で、コロナの問題もあり、ただちに改善が必要です。
寮だけでも別に建て替えを急ぐべきだ、と訴えました。
道は、大規模改修を行い、学ぶ環境の整備を進めると回答。あらためて、その実施を急ぐよう要望しました。
三つめは、障害者の雇用などを支援する機関「障害者就業・生活支援センター」を紋別市に設置してほしいというものです。
このセンターは管内には北見市にしかなく、高等養護学校を抱える紋別市になくてはならない施設なのです。
道は、当面紋別市に設置する予定はなく、その分サテライトセンターの設置を検討する、という回答でした。
でもこのサテライトセンターに対し、道からはいっさい財政的支援はありません。
「サテライトセンターを検討するというが、これでは絵に描いた餅ではないか。検討するというからには道としての支援を実施すべきだ」と訴えました。
さてどうなることやら…
ほぼ一日にわたる道交渉。他の議員の訴えを聞いて、なるほどと勉強になった一日でもありました。
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