健康プール「ステア」 |
質問項目
健康プール「ステア」について
① 健康プール「ステア」へのアクセスについて
② バイオマスボイラーの導入について
〇野村淳一議員
健康プール「ステア」について質問いたします。
最初に、健康プール「ステア」の交通アクセスについてお尋ねします。
健康プール「ステア」は、開設以来33年、市民の健康づくりに寄与してきました。
それは、高齢者にとっても、健康の維持とともに、同じ趣味を持つ友人との語らいなど、健康プールに通うことが一つの生きがいになっている方も少なくないとお聞きしました。
健康プール側は、そういう高齢者の方々の利便性と安全性を考慮し、冬期間、バスによる送迎を週2回程度実施しており、大いに歓迎されています。
これは、指定管理料にプラスする形で市が財政支援を行い、実現しているものです。
実は、そのバスの運行を、冬だけではなく、年間を通して実施してほしい、そういう利用者からの要望が出されており、紋別市にもその声が届いていると思います。
運転免許を返納された方もおり、結局、バスの送迎がないと足が遠のいてしまいます。
健康プール側としてもバスの送迎による利用者の増加に期待しています。
紋別市として、年間での送迎バスの運行実施に向け、早急に対策を講じるよう求めるものですが、いかがでしょうか。
高齢者の健康づくりと健康プールの利用増を図る上で、有効な手段であることは間違いないと考えます。見解をお聞かせください。
さらに、健康プール「ステア」に併設された木質バイオマスボイラーの導入についてです。
CO2削減と燃料費の節減のために、木質バイオマスボイラーの導入が進められてきました。
そこで、業者の選定に関わる経過とその結果及び経費についてお聞きするとともに、今年1月から熱供給が開始されるとしておりましたが、その状況についてもお尋ねいたします。
○上林善證教育長職務代理者
それでは、野村議員のご質問にお答えいたします。
健康プール「ステア」についてであります。
1点目の健康プール「ステア」へのアクセス、通年での送迎についてでありますが、この事業につきましては、高齢の方で、冬期間にプールに通いたいが、自家用車がない方や、路線バスはあるが、時間が合わない方、足元が悪く、危険を感じている方など、冬期間のプール利用者の不安の声を受け、スタッフ体制や経費的な面で対応できる範囲において実施しております。
通年での実施につきましては、議員のご指摘の趣旨を踏まえ、費用や手法などについて、指定管理者や関係部署と十分協議しながら検討してまいります。
2点目のバイオマスボイラーの導入についてでありますが、この事業につきましては、ゼロカーボンシティの推進や施設管理経費の削減等を目的とし、公民連携による廃材チップを活用した木質バイオマスボイラーを導入し、熱供給を受けるものであります。
初めに、業者選定の経過と結果についてでありますが、産業廃棄物等によるチップの収集及び加工が永続的、安定的にチップの供給が可能である市内唯一の業者として、地方自治法施行令第167条の2第1項第2号の規定に基づき、株式会社リテックを選定し、昨年5月に随意契約により、契約期間15年間、3億2,670万円で契約したところであります。
次に、バイオマスボイラーによる熱供給が開始された本年1月からの状況でありますが、開始後2か月程度であることから、現時点で削減されたCO2や経費については検証に至っておりませんが、重油ボイラーで熱供給されたときと比較しても、室温や水温に大きな変化はなく、おおむね順調に経過していると認識しているところであります。
【 再質問 】
〇野村淳一議員
健康プールについてです。
バスについては年間を通じてとお願いしました。その答弁は、私の主張も十分考慮し、協議を進め、検討していきたいというものでした。
前向きな答弁だと理解してい いのでしょうか、どうでしょうか。
〇北西忠宏スポーツ振興課長
今、教育長職務代理者の答弁にもございましたけれども、関係機関、指定管理者を含め、十分に協議していきたいと考えてございます。
〇佐藤健吾教育部長
補足してご答弁をさせていただきます。私どもも前向きに検討する構えではおります。
ただ、経過の話をさせていただきますと、利用者に直接対応する指定管理者である財団の職員のサービスといいますか、事業者の企業努力としてもともとスタートしたものであります。
その中、ニーズが増えてきているという状況があり、議員のご指摘の趣旨も十分に勘案した上で進めようと思ってはおりますけれども、一つには、先ほど来ご質問もありますとおり、私ども市や財団での人材確保ということがあります。
これを通年で行うということになりますと、業務内容も見直しをかけて、しっかりと業務に組み入れて行わなければならないと思っております。
しかし、そうなると、必要な人材、そして、予算の確保も必要になってこようかなと思いますので、指定管理者とも協議が必要と考えております。
なお、今はプールについてご質問をいただいておりますけれども、ほかの体育施設や社会教育施設などの公共施設の利用者にももしかすると同じような要望があるかもしれません。
そのため、各施設間の整合性といいますか、利用者の公平性を保つ必要があるかなと思っておりますし、例えば、高齢者の社会参加のサービスの事業なども含め、全庁的な協議が必要だと思っております。
そうした検討になるということで、決して後ろ向きなつもりでお答えをしているわけではありませんので、ご理解をいただきたいと思っております。
〇野村淳一議員
期待をしております。吉報を待っております。
プールについてもう一つですが、リテックとは15年契約で、3億2,000万円という極めて大きな契約です。何でこれが随意契約なのですか、教えてください。
〇北西忠宏スポーツ振興課長
お答えいたします。市内で燃料となるチップが安定して永続的に供給できる業者、また、産業廃棄物の チップの収集、加工ができる業者ということで同企業を指定し、随意契約にしたところでございます。
〇野村淳一議員
今おっしゃったことに合致するのは本当にその企業だけですか。
〇北西忠宏スポーツ振興課長
産業廃棄物を扱っている業者はほかにもございますけれども、先ほど言ったように、安定して永続的に豊富な燃料供給ができる業者が1社しかないということで、随意契約にしたところでございます。
〇野村淳一議員
市内の公的施設で木質バイオマスボイラーを使っているところがあります。広域紋別病院がそうです。広域紋別病院へチップを搬入しているのはその会社ではありません。でも、市内の事業所で、安定的にといいますか、開設以来ずっとやっています。ご存じでしたか。
〇北西忠宏スポーツ振興課長
落石アリーナ等もバイオマスボイラーを使っていますので、認識はしてございます。
ただ、こちらのプールにつきましては、廃材、産業廃棄物等を利用して燃料となるチップを供給するという事業なものですから、この業者にしたところでございます。
〇野村淳一議員
15年間で3億2,000万円の根拠を教えてください。
〇北西忠宏スポーツ振興課長
お答えいたします。15年間で3億2,670万円であり、年間2,178万円ということですが、こちらはチップ及び重油で賄うということで、年間、重油は34万トンを想定し、全体の1割を重油で賄うという計算から3億2,670万円としたところでございます。
〇野村淳一議員
これは特命随意契約と言われるものですね。
これは会計のほうに聞いたらいいのでしょうか。
紋別の入札に関わって、その情報は全てホームページで公開されています。しかし、随意契約に関してはホームページ のどこを見ても出てこないのですよ。それでよろしいですか。
特定随意契約は出るのですよ。シルバー人材センターとかなんかの少額のものは出てきますよ。
しかし、ここで言う特命随意契約はホームページにも一切出てこないのです。これについて分かる人は誰かいますか。
〇住吉千尋会計課長
お答えいたします。 特に公表する基準がございませんので、今、ホームページでは公表しておりません。
〇野村淳一議員
ここで議論しても仕方がないのですけれども、本来、皆さん方の契約は競争入札が原則です。
でも、そこしかないから随意なのですが、そのとき、随意にするのはこういう理由があるからだという理由書を書かなければならないのですね。
これは3億円を超えて15年も契約するものなのですが、どこを見てもその中身が出てきませんし、理由書さえ見当たらないのです。
随意契約については皆さん方でこれから検討してくださいよ。ガイドラインをつくって、随意契約についても公表し、理由書をちゃんと公開するということが絶対に必要だと思います。検討できませんか。答えられるかどうかは分かりませんが、今答えられる範囲でいいので、お願いします。
〇牧野昌教総務部長
工事等の随意契約につきましては公表はさせていただいているところでございますが、委託等、各課でやっているものについては私の目が届かないものもございまして、それは誠に申し訳ないと思ってございます。
今後につきましては、各担当にも今の議員のご指摘については徹底させ、全てを公表する方向で取り扱っていきたいと考えてございます。
〇野村淳一議員
分かりました。お願いします。
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