2026年6月27日土曜日

百条委員会ものがたり①

百条委員会最終報告書

 6月2日から始まった2026年第2回定例市議会。その冒頭、2つの議会特別委員会の最終報告が行われました。

 一つは、議会改革特別委員会の報告。もう一つが、百条委員会の最終報告です。

 百条委員会の報告書は70ページにも及びます。それを加藤委員長が読み上げます。ほぼ2時間近くになりました。

 それを聞きながら、いろいろなことが思い出されてきます。

 これで長かった百条委員会も終わりかと思うと、やり切った感とともに、まだ少し悔いが残る気もします。

 でも、今日で決着です。

 

 それは2022年(令和4年)12月8日にさかのぼります。

 市議会が終了したその日、当時の副市長から一本の電話がありました。

 「うちの観光連携室長が収賄容疑で逮捕されました。申し訳ありません」と言うものでした。

 実は、それ以前から警察が動いているという情報が流れており、私のところにもマスコミから何件も問い合わせがきていました。

 そして、贈賄側として逮捕されたのが、紋別市観光振興公社の中島和彦副社長(当時)。前年まで、市の観光連携室長に任にあった人物です。

 捜査の中で、しだいに状況が明らかになってきます。

 避暑地化推進事業の入札に絡んで、特定企業に受注すべく不正が行われていた。その見返りに現金の授受があった。と言うものでした。

 当然それは、議会でも問題になりました。ただ、話はそれだけにとどまりませんでした。

 今度は中島氏に絡む空港利用促進事業でも、不透明な金の流れが浮かび上がってきたのです。

 そこで市議会は、これらの問題の事実を解明するよう市に要請します。

 市もこれを受け、弁護士を入れた不正事案等検証委員会を発足させます。

 そして、その検証報告書が議会に提出されたのが2024年(令和6年)2月でした。

 それは衝撃的な内容でした。

 避暑地化推進基本計画の契約に市役所ぐるみで不正を働いていたこと、空港関連経費が中島氏の関連会社に3億円以上流入していたことが、示されたのです。

 その背景に、中島氏の圧力や物言えぬ役所内の空気が指摘されました。

 しかし、市の調査はここで終了しています。

 このままでいいのか、なぜこんな事態になったのか。議会は、どうする。今度は議会が試される番です。

 そして、2024年(令和6年)3月19日、紋別市議会に、地方自治法100条に基づく「紋別不正事案等調査特別委員会」が発足したのです。