2021年10月10日日曜日

10月から学校給食費が無料になりました

 

学校給食費無料化のお知らせ

 紋別市では子育て世帯の経済的な負担を軽減し、「子育てに優しいまち」を目指すため、令和3年10月1日から紋別市立の小中学校に通う児童生徒の保護者の皆様が負担する学校給食費について全額を助成します。
 学校給食費の助成にあたり、申請等の手続きは不要です。

 令和3年度の学校給食費については、9月30日までの給食利用実績に基づく清算を行います。
 学校・学年により実際の給食利用日数が異なるため、清算状況については対象者へ個別にご案内いたします。


 この「お知らせ」は9月24日の紋別市のホームページに掲載されたものです。

 紋別市では、この10月から小中学校の学校給食費がすべて無料になりました。

 私が、長年にわたり繰り返し繰り返し訴えてきた提案がやっと実りました。

 すでに半額助成などを行っている稚内市や北見市などを視察し、その内容も議会で紹介しながら迫ってきました。

 それがここにきて実現したのです。

 が、初めは少々戸惑いもありました。

 というのは、今年実施された市長選挙で、現職の宮川市長が選挙公約に「学校給食の無料化」を掲げたのです。

 「えっ!。ほんと?」と耳を疑いました。

 というのも、つい数か月前の3月議会でも、この問題を取り上げていたのです。そのさいの答弁は「学校給食法で食材費は保護者が負担することになっている」と述べ、まさにけんもほろろだったのです。

 それが、ここにきて急転直下。選挙の目玉公約になったのですから、戸惑うのも無理からぬこと。

 で、選挙後の議会の一般質問で聞きました。「『よかった』と思う反面、『何があったのか』と戸惑いを感じる」と。

 すると市長は「野村議員の提案などもうかがい、内部で検討を続けてきた」と。

 そして、最終的に後押しになったのが「ふるさと納税」です。

 昨年、道内1位の130億円を超える納税額。それを原資に「子育て応援基金」を設立し、財政的にもめどが立ったことが大きいのです。

 ちょっと、複雑な気もしますが、それでも小学校で年間48000円、中学校で54000円の給食費の負担が減ったことは大きな変化です。

 また、保育所などでの副食費についても、1月から無料になることが決まっています。

 これも、議会で取り上げてきたことで、実現することになりました。

 もう一つ、議会で私はこんな風に市長に言いました。「給食費の無料化など、紋別市は道内でもトップクラスの子育てにやさしいマチになっている」と。

 それは、今回の給食費や副食費の無料化をはじめ、すでに高校生までの医療費の無料化を実施し、0~2歳までの保育料を非課税世帯以外の世帯に対しても無料にしているからです。

 ちょっとほめすぎかな、とも思いましたが、事実、よく頑張っていると思っています。

 わたしも、しつこく保護者の経済的負担の軽減を訴えてきたし、それが一役買っていればうれしいのですが。

 とはいえ、不登校や発達障害の児童の課題も多く、まだまだやるべきことは多いようです。

 

 




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