5月10日にオープンした「紋別市成年後見センター」の運営委員会が主催するもので、市民自ら後見人になろうという試みです。
とはいっても、後見人となると他人の財産や契約に直接かかわるだけに、それなりの知識と実践が必要です。
それを集中的に学ぶのが、この「市民後見人養成研修」なのです。
研修に使われるテキストの厚さが、およそ2センチを超えるという分厚さです。
この研修は、紋別市では初めての取り組みです。どの程度の参加者がいるのか心配されましたが、参加したメンバーは11名。男性は私を含め2名ですが。
参加者誰もが積極的です。
勉強は思ったほかハードです。6月4日に始まった研修ですが、毎週火曜日がその日。
多い日で2講座、1時半から4時過ぎまで続きます。
テーマも「対人援助技術」「介護保険制度」「障害者福祉制度」と続きます。
この日は、「地域包括ケアシステム」と「高齢者・認知症の理解」の2講座。紋別市地域包括ケアセンターの小松センター長が熱く語ります。
私は、認知症高齢者の増加や精神障害者の権利擁護の立場からも、成年後見センターの設立を繰り返し議会でも訴えてきましたし、市民後見人の養成を求めてきました。
それが今年実現したのです。
実施を求めてきた以上、私自身が実践しなければなりません。ということで、養成研修に応募したわけです。
いまのところ研修内容も基礎的なものが多いのですが、それでも改めて勉強して気付くことが多くあります。
支援を必要としている人にどういう態度、どういう思いで接するか。たとえ認知症の高齢者でも、支援者の価値観で評価するのではなく、対象者の尊厳を尊重し、対象者を全面的に受け入れるという『受容』という言葉が心に残っています。
研修は8月上旬まで続きます。内容もより専門的になっていきます。
今回学んだことが、いち市民後見人として少しでも役に立てばと願っています。
まだ研修は続きます。頑張らねば…
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