2026年5月6日水曜日

2025年備忘録①~遠軽に大型風力発電所計画が・・・

  2025年2月8日、「遠軽風力発電を考える会」が主催する「風力発電を考える学習会」に参加してきました。

 現在、遠軽町では大規模な風力発電計画が持ち上がっています。

 青森市の「青天ウインドファーム合同会社」が、遠軽町の社名淵・千代田地区の山林に、1基あたり出力4200キロワット、高さ約180メートル、ブレード(羽)の回転直径約136メートルの大型の風車を12基設置する計画で、2029年度にも着工し、32年度の営業開始を目指しています。

 町民がこの事業を知ったのが昨年の5月。会社側が提出した環境影響評価(環境アセスメント)の「方法書」に対し、地元住民などが青森市内の事業所あてに「意見書」を郵送したところ、「あて所に尋ねあたりません」の印が押されて返送されるという事態が発生し、住民の不信と不安が一気に高まりました。それを受け8月には「遠軽風力発電を考える会」が発足しました。

 私も、この問題の情報収集の段階からかかわり、考える会の運営にも協力してきました。

 何より大型の風力発電事業には不向きの地域だと思っていたオホーツク地域にも、常呂の大型風力発電事業の開始、そして遠軽町だけでなく枝幸町でも計画されています。

 もちろん、再生可能エネルギーの普及は急務です。しかし、環境や地域の産業、生活に影響が出てはなんにもなりません。住民がきちんとチェック・監視する必要があります。

 3回目となったこの日の学習会には、紋別で鳥類の観察や保護に長年携わってきた大舘和広氏による事業予定地域周辺の環境への影響や、事業の隣接地にダイオキシンを含む化学物質が埋設されていること、金鉱山跡が周辺に点在し、現在も有毒な排出水を浄化していることなどが明らかにされました。

 そもそも再生可能エネルギーを生み出す風や太陽の光、森林、河川などの資源は、過去からその地域に住む人々により守られてきた貴重な財産です。

 その財産をどう守り、どう活用するのかは、その地域にこそ権利があるのです。道外の大手資本の儲けのためだけの手段であってはならないはずです。

 発言が続き、熱いパワーを感じた学習会でした。


(「オホーツク民報」2025年2月2日付 『野村淳一のかけある記』より)

※その後、青天ウインドファームの代表取締役が別会社の破産法違反容疑で逮捕され、事業は事実上白紙となっています。

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