2022年10月4日火曜日

私が落語の師匠に?!




 9月議会も終わった15日、小向小学校にお邪魔しました。実は私、重大な任務を受けての訪問なのです。

 なんと、落語の師匠というお役目を仰せつかったのです。

 この日、弟子となる小向小学校の児童二人に初めて会うことになっていました。

 話は6月にさかのぼります。市教育委員会生涯学習課からある相談を受けました。小向小学校の児童に落語を教えてほしいというのです。なんでも二人の児童は落語が大好きで、今年の学芸会に落語を発表したいというのです。

 そこで学校側から落語を教えられる人を紹介してほしいという依頼があり、そこで私に話が回ってきたというわけです。

 市では、学校地域支援事業という取り組みを進めています。子どもたちの知りたい・やってみたいに応え、地域の大人が先生になって授業するというもの。私への依頼も、この事業の一環というわけです。

 確かに落語は好きでたくさん見てきたし、少しは噺もできるけど、人に教えるとなると…。と、躊躇したものの、子どもたちが落語をやりたいと言っている、学芸会でみんなに見てほしいと言っている、と言われたら、ここは一つ、と引き受けることにしました。

 この日、初めて会った陸君と智貴君。少々緊張気味です。
早速、私が先生となって2時限の授業の開始です。

 1時限目は「落語のいろは」。落語の所作、落語の「オチ」、キャラクターの演じ分けなどを短く落語を織り交ぜながら楽しくお勉強。

 2時限目はいよいよ落語の実践です。二人ともすでに披露する落語を決めており、内容も入っているとのこと。簡単な高座を作り、出囃子も用意して寄席気分で演じてもらいました。

 もちろん、まだまだ稽古は必要ですが、二人のやる気には感心しました。時々先生方も笑いでも出て、演じる楽しさを感じてくれたと思います。

 私も久しぶりに高座に上がって、お手本風に落語の雰囲気を伝えました。

 「まずは元気にはきはきと。失敗しても気にしない。楽しくやろう。それが落語というものです」と、最後に話し、頑張ろうと約束しあいました。

 それからすでに3度の稽古を重ねています。発表会は15日。だんだんものに近づいています。子どもたちと一緒に、私も楽しんでいます。

 

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