本庄陸男とその墓 |
7月22日に行われた本庄陸男墓前祭 |
「本庄陸男生誕の地」の碑 |
小説「石狩川」の文学碑 |
生チョコのロイズの本社工場があるところです。
実はその敷地内に「本庄陸男生誕の地」の碑があるのです。そしてすぐそばの石狩川の河川敷に本庄陸男の小説「石狩川」の文学碑が建っています。
7月22日、本庄陸男のお墓のある上渚滑町の西辰寺で本庄陸男没後85年忌を行いました。その余韻も冷めぬまま、当別にやってきたのです。
どちらの碑も、ひっそりと静かに建っています。もちろん目的を持たなければ訪れる人も少ないでしょう。それでも、きれいに整備され花が生けられていました。
本庄陸男は1905年当別で生まれ、陸男が小学3年生の時に一家で上渚滑町和訓辺に移住します。東京で教師になった陸男は、同時に文学にも傾倒し、やがてプロレタリア作家として作品を世に出します。
その最高峰が、明治4年、仙台藩から原生林が続くトウベツに入植した武士たちの苦難の歴史を描いた大作「石狩川」です。
しかし陸男は、「石狩川」未完のまま34歳で亡くなりました。
当別神社の脇には、その開拓の苦難の歴史を今に残すため資料館が開設されています。
お邪魔したその日は、ちょうど当別神社のお祭りで、出店やお神輿にと賑やかでした。
本庄陸男でつながった今回の旅。少々地味ではありますが楽しい旅でもありました。
もちろん、ロイズのチョコレートもお土産に・・・
(「オホーツク民報」9月1日付 『野村淳一のかけある記』より)
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