2019年6月18日火曜日

オホーツク福祉園の移転建替問題~2019年第1回定例市議会一般質問④

オホーツク福祉園(オホーツク福祉園HPから)

〇野村淳一議員
 社会福祉法人百年記念福祉会オホーツク福祉園の移転建替えについてお尋ねします。

 昨年の第3回定例会において田中議員のオホーツク福祉園の移転建替問題に対する答弁で市長は、ぜひとも上渚滑地域で建て替えをしていただきたいという期待はあると述べ、上渚滑中学校の跡地を無償貸与する考えを示しました。

 そこでお聞きしたいのは、当事者である百年記念福祉会の意向や考え方はどうなのかであり、それを踏まえての市長の答弁だったのか伺うとともに、その答弁の理由についてもお聞かせください。

 言うまでもなく百年記念福祉会は障害者の暮らしと福祉の向上を担う事業所であり、紋別の地域の障害福祉の拠点としての役割を担ってきましたし、これからもその役割は大きいものです。

 そこにあるのは、何よりも障害者にとっての利益が優先されるべきものであり、考えの基本は障害者ファースト以外にはありません。

 その上で、福祉園側がどのような判断でどのような方向性を持って移転建替えを考えているのか、それを確認検討し、それが紋別市の目指す障害者福祉の方向性と合致するのであれば、ともに協働しながら力を合わせていくことが最善ではありませんか。

 何より、福祉園の考え方を尊重することが基本であり、福祉の観点で判断すべきと考えます。改めて市長の見解をお尋ねします。

【 答弁 】

〇宮川良一市長
 次に、オホーツク福祉園の移転建替えについてであります。

 昨年の第3回定例会におけるオホーツク福祉園の移転建替えに関する田中議員への答弁について、私は上渚滑地区における施設存続への期待を述べただけではなく、地域の方々から町外への移転建替えについて反対の立場の意見があったことから地域住民との協議の場を設け、相互理解の醸成を図られるよう申し上げております。

 田中議員への答弁につきましては、移転建替えについての法人としての正式な意向は示されていない段階であるとともに、地域との協議についても進展していない状況であることを踏まえた上で、質問に対し私の率直な考え方を真摯に申し上げたものであり、その理由につきましてはさきに阿部議員及び喜多議員にお答えしたことでご理解願います。

 また、施設の移転建替えの判断につきましては、法人の理事会や評議員会の決議をもって決定される事項であり、市にその権限はありませんが、私といたしましては施設利用者の幸せを第一に考えることはもとより、法人と地域が協力し合うことができるよう法人役員の方々及び地域住民の皆様における協議を積み重ね、相互理解の醸成を図ることが極めて重要であると考えているとともに、これまでの市との協議経過に対して真摯に対応されるなど良識かつ責任ある法人運営を求めるものであります。

(阿部秀明議員に対する市長答弁~
 次に、社会福祉法人紋別市百年記念福祉会の移転問題についてであります。
 1点目の移転問題に対する見解につきましては、昨年の第3回定例会において田中議員のご質問にお答えしたとおり、同法人は将来にわたり本市の障害者福祉事業を力強く牽引することはもとより、上渚滑地域の振興発展に寄与されることを期待され、1982年に設立されて以来、今日まで地域住民から深く愛される法人組織として地域とともに歩み、今や上渚滑地域にとりましてなくてはならない重要な存在であると認識しております。

 その法人が地域から姿を消すようなことになれば、社会経済活動の停滞や活力の低下、人口減少の加速化を招きかねないと危惧しており、同法人におかれましては引き続き上渚滑地域において存続し、本市の障害者福祉事業の中心的役割と地域の発展に貢献されることを期待しております。

 2点目のこれまでの対応につきましては、2016年8月、同法人から市に対して施設の移転建替えに対する支援要請をいただいておりますが、2017年10月、福祉園、こまくさ学園を上渚滑に残す会が設立されるなど、地域の方々から町外への移転建替えについて反対の意見が生じたことから、私自身がそれぞれの代表と直接面談し、地域住民による協議の場を設け、相互理解の醸成を図られるよう数度にわたりお願いをしてまいりました。

 また、昨年10月、同法人から市に対し、移転先候補地の検討資料とすることを目的として市の支援策に関する照会文書をいただいたことから、理事長と面談の上、その意図を確認し、今後とも地域住民や市との協議を継続することで合意した後、同年11月には市から同法人に対し、停滞している地域との協議の継続を求めるとともに、施設の建替用地として市有地の無償貸与など、市の支援策について同法人や地域の方々とともに協議検討してまいりたい旨を書面により回答いたしましたが、同法人からの返答はいまだにない状況であります。

 そのような中、今月1日、地域住民によりオホーツク福祉園、こまくさ学園転出阻止大会が開催され、その3日後には地域の方々による町内存続を求める署名文書が同法人へ提出されたとのことであり、市といたしましては大変遺憾なことと感じており、同法人に対しては地域住民及び市との協議に積極的に取り組むなど、責任ある対応を強く求めるものであります。)

【 再質問 】

〇野村淳一議員
 オホーツク福祉園の問題です。

 実はこれ、きのうも相当議論があって、私も知らないこともたくさん出てきて戸惑うことばかりです。

 しかし、今の現状で3月1日に地元で阻止大会まで開かれたようです。署名も集まっているということで。

 全体を見ると、何だかとってもぎすぎすした感じを受けて仕方がありません。余りいい傾向ではないな、残念だなという気がしてならないんです。

 そこでお聞きをしたいんですが、オホーツク福祉園が上渚滑から離れて紋別市内に移転建替えをする、それは皆さん方は市のほうではそれはどうしてなんだというふうに把握さ
れていますか。

○長谷川恒・保健福祉部長兼臨時給付金対策室長
 お答えいたします。

 移転する理由というようなご質問でございました。移転する理由を、私どもが聞いている、法人から聞いている理由としましては、まず法人の職員の問題の部分で今上渚滑の場所にいることによって職員の確保が今後例えば新しい施設ができた場合についてとかについても対応が難しいという部分、それと今給食というか、利用者の方の給食の部分があるんですけれども、そちらの部分でもなかなか人手の確保が厳しいというようなお話が主なお話でございます。
以上です。

○野村淳一議員
 福祉園もできてから既に上渚滑では30年以上たってますね。この間文字どおりその上渚滑の皆さん方と一緒につくってきたんだと思うんです。そういう意味では福祉園がその上渚滑の皆さんに支えられてきたということも事実です。

 ですから福祉園が、言うように地域づくりとして上渚滑に残るということも福祉園としても重要な一つの選択肢だと思うんです。

 だけども、移転を考えてるんです。なぜなら、上渚滑から移転せざるを得ない事態がなってるからでしょう。きっともって、いることができるんだったらいたいんだと思いますよ。でも移転せざるを得ないんです。

 なぜなら、今おっしゃった人手不足の問題ありますよ、職員の確保の問題、これ給食の問題もそうですね。紋別市内に比べたら上渚滑にいることでコストが2割、3割実は高くなってますね。

 いわゆる法人としての経営を将来10年、20年、30年にわたって安定していくためにも、上渚滑にいるということは非常に厳しくなってるのも現実の問題です。

 同時に、一番重要なのが障害者の福祉をいかに充実させるかということがあります。今でも生活介護で10人を超える障害者の皆さんが紋別市から通っていますね、バスで。あるいは保護者の皆さんが送迎をしています。そういう皆さん方の安全だとか利便性だとかというのも重要な課題です。

 そしてこれから高齢者を含めた共生の社会という形が障害福祉に求められます。これも重要な課題です。介護との連携です。包括との連携も必要になってくるでしょう。

 そういうようなもろもろのことを考えたときに、その法人の安定的な経営とこれからあるべき障害福祉の法人として求められる状況を考えたときに、20年、30年考えたときに紋別市に移転をせざるを得ないという判断だと思うんですが、これについての感想でも見解でもいいですよ、保健福祉部はどう思ってます。

○長谷川恒・保健福祉部長兼臨時給付金対策室長
 お答えさせていただきます。

 確かに今議員おっしゃられたような形の部分は確かにございます。私どもも生活介護ということでこちらの市内から通ってらっしゃる方もいらっしゃると、そういうことは重々わかっている話でございます。

 ただ、きのうからこの議論を阿部議員、そして喜多議員からもご質問していただき、そして市長もいろんな形で答弁させていただいている部分がございます。

 この中でやはり今確かにその障害者の福祉の観点も当然ご
ざいますが、きのうもいろいろ話ありましたけれども、今までもう三十数年地域のほうでいろんな形で地域の住民の皆さんにお世話になりながら一緒に育ってきた法人でございます。

 その中できのう喜多議員のご質問もございましたけれども、実際にそこで仲よく住民の方と今までやってこられた、その後にもし移転になったときに、その移転先での本当に住民の方とも今同様の関係というのが構築できるのか、そういうところも野村議員が言う、その利用者のファーストになるのかどうかというところも本当に総体的な形でいろんな形の中で議論をしていかなきゃなんないと。

 それで昨年11月にうちの、市のほうとして今後とも継続して地域、そして市と継続して協議していこうというようなことで文書を出した部分でございます。

 あくまでもきのうから答弁しておりますとおり、あくまでも地域、そして市と継続した形で協議をしていくというような形がなければ、今のこの硬直した状態の中で議論は全然進んでいかないんだろうなというふうに思いますので、継続した協議を求めるものでございます。
以上でございます。

○野村淳一議員
 どうもちょっと認識が、部長ね、その例えば今上渚滑から違う地域に福祉園が移動したときに、地元の人とうまくいってやっていけるかなって、これどういうことですか。

 今障害福祉は地域に出ていっているんですよ、みんな。そして地域の人も協働してやってるんですよ。それはどこでもそうですよ。ちょっとね、僕は違うんだと思っています。

 いいんです、協議です、じゃあ何をどう協議するかという
ことを考えましょう。

 去年の9月に市長がああいう答弁をした、上渚滑地域に残っていただきたいという答弁をした、これは福祉園にしてみたら寝耳に水だったわけです。

 で、福祉園としてみたら自分たちの法人を維持していくために、あるいは障害福祉をさらに発展させていくために移転せざるを得ないと考えていた。

 しかし市長は、上渚滑に残ってほしいという答弁をした。だったらその真意は何なんですか。それはどうしてそういうふうに言うんですか。私たちが上渚滑に残すことでさまざまなリスクがあり、負担があり、不安があるんだ、本当に障害福祉をここでやっていけるのか、20年、30年を考えたら不安なんだ、じゃあその問題に対して、いわゆるその10項目にわたって市に対して要望、あるいはお願いを出したわけですね。

 市長の答弁、それを真意を聞きたいということで、そういうことですね。これが、もしそれが実現し協議が進むんであれば、そのリスクや負担が解消されるんであれば、福祉園が上渚滑に残る可能性だって全くゼロじゃないんですよ。だと
思います。

 そういう意味での協議というのは必要ですよね。そういうことですね。だから、福祉園として上渚滑に残ることができない、その理由はかくかくかくかくこういうことだ。

 それに対して市として、あるいは地域でも何かできることがあるなら一緒にやろう、サポートしよう、あるいは呼びかけを対応しよう、支援をしようというようなことが一緒にテーブルで協議に乗るんであれば、福祉園だって協議に乗るはずです、それが協議だということでよろしいですか。そういう感覚で。

○長谷川恒・保健福祉部長兼臨時給付金対策室長
 今までの私たちも入った協議、地元の方、そして市、そして法人、三者でいろいろ協議もさせていただきました。

 その中で今野村議員からお話いただきました部分のその提案とか、そういう具体的な部分が市のほうにいただいた照会文書、そちらのほうの中にはきのうも市長答弁にもございましたとおり、実際に期限がない中でのある程度財政支援ですとかそういう部分の話もございましたし、あくまでも時間をかけてゆっくり議論していかなければならないものも当然出てきます。

 当然、予算ということであれば議会のほうにお諮りしなければならない、そういう部分もあって、それを1カ月ぐらいのスパンの中で回答をくれと言われてもうちのほうとしてもなかなか厳しいと、そういう話もあったもんですから、理事長、そして建設委員会の委員長に来ていただいて市長もお話をさせていただいて、そして継続してもうちょっといろんな形のどうにかこう進むような形というんですか、もうちょっと地域ともお話できるような形の部分で継続して協議していきましょうという話を去年10月にして、その中でうちのほうとして回答を同じような形で継続して協議していきましょうというような形の文書を出ささせていただいた。

 その中で法人側としては理事会なんでしょうけれども、理事会のほうでやっぱり出ていく、市街地のほうにくるというような話の部分があったもんですから、地域のほうとしては3月1日の集会という形になったという形なもんですから、実際にもうちょっと議論できるような形の部分の、もう短いスパンではなかなか議論はできないと思います。

 ですからもうちょっと深い、長いスパンで当然予算だとかもいろいろ入るかもしれませんので、そういう部分も含めて再度いろんな形で議論を深めていきたいなというふうに思っているところでございます。
以上です。

○野村淳一議員
 時間はもうないですか。

○柴田 央議長
  あと2分です。

○野村淳一議員
 2分。

 そうですね、そういうことだと思いますよ。ただ、福祉園は福祉園で日程があるでしょう、よくわからないけども、何年までに建て替えたいとかというのがあるんだろうから、その辺のことも加味しながらだというふうに思いますけど、その上渚滑に例えば福祉園が残るんであれば、さっき言った福祉園の家族会の皆さん方はそういう利便性のものを含めて紋別市に、市内につくってほしいというような要望も出ているようです。

 そういうことも含めて福祉園はいろいろ頭を悩ませているんだというふうに思うんです。

 だから、そうなったら上渚滑に出たらまたそういう利便性の問題でそういう主張が出てくる。そういう問題に対してどうするかということも含めてですので、そんなようなことも含めて協議というのを進めていただきたい。

 ただ、向こうの日程もあるんだろうからその辺のことを加味しながらぜひ進めていただきたい。そういうことでよろしいですね。そういう観点で。

○長谷川恒・保健福祉部長兼臨時給付金対策室長
 お答えさせていただきます。
 
 協議は継続して、市としては継続して協議は進めていきたいという意向でございます。

 野村議員からありましたその施設の期限云々とある、当然利用者さんの高齢化の部分ですとか施設の老朽化の部分ですとか、そういう部分での当然早く建て替えをしたいというような法人側のほうの意向は当然あるかなというふうには思ってございます。

 ただ、社会福祉法人の指導の部分の中で剰余金というんですか、ある程度たまってくるとそれをどういう形で活用するかという部分の話も指導の部分の中に入ってくるわけなんですけれども、その部分で今回は建て替えという形で法人のほうから伺っている部分がございます。

 ただ、縛りの中の5年という形の中でその剰余金を使っていくという話はあるんですが、あくまでもその原則的な話でございまして、いろんな諸事情とかあればさらに5年延ばすという形もできますので、そこの部分を含めた中でいろんな形の部分の議論を今後とも進めていきたいなというふうに思っているところでございます。
以上でございます。

○野村淳一議員
 どちらにしても今硬直している状況で身動きがとれない状況になっちゃってるもんですから。どちらにしても建設的な協議というものを続けるしかないのかなと思います。きのうも話がありました。ぜひ紋別市がリーダーシップをとって進めていっていただければなというふうに思います。

 教育問題については全く時間がありません。学力テストの問題、それから不登校の問題、幾つも言いたいこと、指摘したいことがあるんですが、またの機会にします。

 以上で終わります。

議会でのオホーツク福祉園移転問題を掲載した民友新聞

 この議会での一連のやり取りは、大きな注目を集めました。

 上渚滑での存続を訴える地元を基盤とした議員らと、あくまで福祉の観点から訴える野村議員ーー民友新聞の記事は中立を保ちながらも、『利用者ファーストで』の見出しは確信をつくものです。

 その紙面の中で議会傍聴に来ていたオホーツク福祉園家族会の方のコメントが紹介されていました。その一部を紹介します。

 『利用者中心の視点で、利用者ファーストであるなら、移転で決まりだろう。家族会としては、子どもたちの命や安全・安心を最優先に考え、施設老朽化に伴う建て替えに合わせて、紋別市街地への移転を希望した。利用者も高齢化し8割がたは病院通いで、上渚滑からの通院では職員も大変。救急車で搬送しなければならない時も、紋別市街地であればすぐに病院に行ける。(中略)これまで支えてくれたみなさんや、私たち親もいなくなる30年後、40年後を見据えて、年を重ねた利用者が安心して暮らせる環境ができなければ、親としては死ぬに死ねません。家族としての思いが伝わってほしい』


障害者雇用と医療的ケア児について~2019年第1回定例市議会一般質問③

〇野村淳一議員
 最初に、障害者雇用の推進についてです。

 市長は市政執行方針の中で、障害のある方々の就労と居住の場の確保を推進すると述べております。

 障害者の就労について紋別市が最も主体的にかかわり責任があるのが市役所での障害者の雇用です。

 昨年の第3回定例会で私の質問に法定雇用率に2名足りない状況だと説明され、障害者の雇用環境づくりと正規雇用に
こだわらない雇用形態も検討したいと述べられました。その後どのような検討がなされ、どのような対応を行い、どのような見通しを持っているのかお尋ねします。また、平成31年度の障害者雇用はどうされるのか方向性をお聞かせください。

 2つ目に、医療的ケア児の支援についてお聞きします。
 
 医療技術の進歩を背景に呼吸器や経管栄養などの医療的ケアを必要とする障害児の割合が増えており、地域で安心して暮らせる環境整備が求められています。

 国も地域生活支援促進事業に位置づけ、医療的ケア児を総合的に支援する医療的ケア児コーディネーターの養成などの支援策を講じています。

 そこでお聞きします。
 紋別市内において現在、在宅で医療的ケアを必要とする障害者、障害児の状況とその対応について、さらに医療的ケア児コーディネーターの配置状況についてそれぞれお聞きします。

 同時に、在宅で終始介護を行っている保護者のレスパイトなどを含め、障害者全般のショートステイの拡充は緊急の課題だと考えます。

 ショートステイの不足が叫ばれ、その拡大を求める声は長年にわたっています。

 障害者、障害児のショートステイ拡充に向け、民間事業所への積極的働きかけと支援を強く求めるものですが、いかがお考えかお尋ねします。

【 答弁 】

〇宮川良一市長
 次に、障害者福祉についてであります。

 1点目の障害者雇用の推進につきましては、正規雇用にこだわらない雇用も含め、ハローワークと連携しながら募集を続けていたところ、本年2月に障害を持つ方からの応募があり、本人の希望と職場の受入体制等を協議し採用に至りました。

 しかし、本人からの申し出により既に退職となってしまい、残念な結果となりましたが、今後につきましても引き続きハローワークと十分な連携をとりながら正規雇用にこだわらず障害者の多様な雇用に取り組んでまいります。

 次に、医療的ケア児の支援についてであります。

 現在本市で医療的ケアを必要とする障害児はおりませんが、障害者は1名おり、在宅で重度訪問介護サービスを利用している状況であります。

 本市の医療的ケア児等コーディネーターの配置状況につきましては、本年度に養成研修を修了された方が基幹相談支援事業所に1名おります。

 レスパイトを含めた障害者全般のショートステイの拡充につきましては、在宅で終始介護をする家族にとってショートステイやレスパイト入院を活用し負担軽減を図ることは大変有効であると認識しておりますが、医療的ケア児のショートステイについては医療的側面と施設的側面が相反する中、報酬の評価や人員配置、関係機関との調整など課題が多く、今後は国や北海道から具体的な方向性が示されると考えております。

 また、既存の障害福祉サービスのショートステイにつきましては、市内のグループホームが徐々に部屋数を増やしているとお聞きしておりますので、空き部屋利用の可能性について考慮していただくよう働きかけていきたいと考えております。

【 再質問 】

〇野村淳一議員
 障害者福祉です。

 最初に障害者雇用についてです。今お話伺って2月にハローワークを通して応募した、今1人採用したんですがすぐ退職してしまったという、ちょっと残念だなと思います。本人の事情もいろいろあったんだというふうに思います。

 そういう形で非常に積極的な取り組みをしていることには理解をいたします。しかし、障害者を雇うということの難しさというのも同時に感じたんではないかなというふうに思います。

 これは、身体障害者だけでなくて知的も精神も含めての採用ということになります。そして、合理的配慮といったら
どういうものなのかということも皆さん方、職場の皆さん方も一緒に学習していく必要があると思います。

 そのために私は、プロの目から見たアドバイスが必要ではないかなと思っています。もちろんハローワークもそうですが、北見に道の機関でオホーツク障害者就業・生活支援センターあおぞらというのがあります。

 障害者が一般就労した場合、ジョブコーチという人が派遣して、そして就労と障害者の人たちの環境整備をする、そういうアドバイザーがいます。

 ぜひそういうところとも連携をとって進めていっていただきたいというふうに思いますが、いかがですか。

○若原喜直・庶務課長兼参事兼行財政改革推進室参事
 今回はちょっと残念な結果になったんですけれども、なかなか市の職員数もなかなか厳しい状況で余裕のある仕事とはなっていないという現状もございます。

 今議員さんおっしゃられたようなことも含めて、今後研究課題とさせていただきます。

○野村淳一議員よろしくお願いします。
 医療的ケア児の問題については、紋別市にもコーディネーターが配置されているということなのでよかったなと思います。これからの課題でもありますけども、ぜひよろしくお願いしたいと思います。

 ショートステイです。
 これ、本当に私は急がれる課題だと思っています。グループホームもできて、空き部屋の利用という話もしていましたが、今民間の事業所でショートステイを拡大するという方向のところはありませんか。いかがですか。

○飯田欣也・社会福祉課長兼臨時給付金対策室参事
 先ほど市長の答弁にもありましたけども、グループホームのほうに働きかけるというようなことはしておりますけども、今現在やるというような形で進んでいるというようなことにはまだなっておりません。
 以上でございます。

○野村淳一議員
 これも緊急な課題だと思います。ぜひ民間の事業所も働きかけていただきたいし、そういう動きをぜひ機敏に受けとめて支援をしていただきたいというふうに思います。



2019年6月14日金曜日

幼児保育無償化と病児保育について~2019年第1回定例市議会一般質問②

紋別保育所・紋別児童館


〇野村淳一議員
 次に、保育行政について質問いたします。

 1つ目は、幼児教育・保育の無償化についてお尋ねします。

 今年10月からの幼保無償化が実施されます。それは、子育て支援策として当然の事業です。しかし、その財源を消費税増税に求めることは認められません。

 たとえ無償となっても、それ以上に10%への消費税増税
は、日々の暮らしと子育てに大きな打撃となり決して子育てを応援している策とは言えません。

 そこでまず、幼保無償化の概要についてお知らせください。

 その中で、給食費についてですが、現行の負担方式を見直し新たに副食費、おかず代が公定価格から切り離され実費となり、無償化の対象にしないとされました。これはどういうことかその内容をお聞きするとともに、場合によっては無償化前と比べ利用者の負担が増える可能性があるのではないかと懸念します。

 食事は子供の発育、発達に欠かせないものです。栄養の摂取はもちろんのこと、みんなで食事を楽しむことは五感を豊かにし、心身の成長にとっても重要です。

 給食の提供は、保育の一環として行われるべきものであ
り、保育料の一部として公費で負担すべきと考えますが、いかがでしょうか。お考えをお聞かせください。

 次に、病児保育の実施についてお尋ねします。
 現在、紋別保育所において病後児保育を行っていると思います。病気やけがの回復期に一時的に児童を預かるこの事業は、保護者の皆さんにとって本当に助かる極めて有益な施策だと考えています。

 さらに昨年から民間保育所において体調不良児対応型の病児保育も行われています。

 そこでまず、紋別保育所における病後児保育の利用状況とその内容についてお知らせください。

 現在では、病後児はもとより病児の児童の保育そのものの必要性が叫ばれており、国も推進の方向を示し補助制度もできています。それは、働く親御さんにとって力強い味方になるものです。

 そこで、紋別市においても病児保育の実施を行うべきと考えますが、いかがお考えかお聞かせください。

 病児保育を実施している市町村の多くは小児科の病院内か隣接する形で施設を整備しています。深川市、砂川市、美唄市などは各市立病院内に病児保育室を設置しています。

 市内では、小児科のある病院は広域紋別病院です。そこで、この広域紋別病院内に病児保育を整備できないものか、その検討はできないのかお尋ねします。

 もちろん病院側の意向が前提ですが、保護者にとってそれは最も安心できる施設だと考えます。次に、幼保無償化についてであります。

【 答弁 】

〇宮川良一市長
 1点目の幼保無償化の概要につきましては、幼稚園、保育所、認定こども園等を利用する3歳以上の全ての子供たちとゼロ歳から2歳児までの住民税非課税世帯の保育料が2019年10月から無償化される予定であります。

 2点目の給食費の負担方法の見直しにつきましては、現行の幼児教育と新たに3歳以上の保育を受ける子供についても実費とする予定でありますが、利用者負担が増える可能性については、国の基準では年収360万円以上の世帯が給食費の負担をする予定であるため、当該利用者の負担増はありません。

 3点目の給食の提供は、保育料の一部として公費で負担すべきにつきましては、国の施策に先行しての給食費無償化は考えておりません。

 次に、病児保育の実施についてであります。

 1点目の紋別保育所における病後児保育の利用状況とその内容につきましては、2017年度2名、呼吸器系の疾患で2日間の実績があります。2018年度は実績がなかったところであります。

 2点目の病児保育の実施につきましては、開設場所や看護師等スタッフの確保などの課題がありますが、子供が感染症にかかったときに親が仕事に行くことができない、または兄弟の1人が感染症にかかったときに外出できないことなどが想定されることから、子育て対策として病児保育の実現の可能性を検討するために、急病センター長や医師会などと協議を重ねてまいりたいと考えております。

 3点目の広域紋別病院での病児保育の実施につきましては、現在の小児科医及び看護師での勤務体制では難しいとお聞きしておりますが、今後医療体制の充実を見据えて広域紋別病院内での病児保育の実施ができないか病院側とも協議してまいります。

【 再質問 】

〇野村淳一議員
 保育の問題です。
 最初に無償化の問題ですが、この給食費が実費負担になるという認識でよろしいですね。これ、幾らになる、幾らぐらいの金額だというふうに押さえられていますか。

○伊藤 聖・児童家庭課長兼臨時給付金対策室参事
 お答えいたします。

 給食費の関係ですけども、今国のほうで検討しているところでありまして、負担増はないんですけども、その徴収方法についてもこれから見えてくるものかと思われます。
以上でございます。

○野村淳一議員
 金額的にはわからないんですか。

○伊藤 聖・児童家庭課長兼臨時給付金対策室参事
 今現在確定はしてないんですけれども、この議員おっしゃる副食費の部分は月4,500円程度ということを聞いております。
以上でございます。

○野村淳一議員
 今のご答弁では、これで無償化になって給食費が実費負担になっても負担増になる方はいないんじゃないかとご答弁でした。

 少し安心はするんですが、360万円以上の方ってなりますね。ただ、その360万円以上の方も多子世帯の場合を気にはしています。今でも多子世帯の方は2人目は半額になって、3人目は無料になってますね、保育料金。今でも無料になっているんです、3人目の方。その無料の方が360万円以上だったらこの実費負担が4,500円と新たな負担になるんではないかなということをちょっと懸念をしています。

 そういう場合があるのかどうか、そういう可能性も含めて教えてください。

○伊藤 聖・児童家庭課長兼臨時給付金対策室参事
 お答えいたします。

 今議員おっしゃる360万円以上の世帯は、保育料が無料になっても給食費の負担が増えるんでないかということですけども、こちらにおいても第3子以降、今保育料かかってない方については国のほうで見る、免除するという予定でございます。
以上でございます。

○野村淳一議員
 わかりました、安心しました。

 もう一つ、この無償化の問題をお聞きしておきます。
これ、財源の問題をお聞きしたいんです。いわゆる消費税増税分だというふうに言われているんですが、今年度は全部、全額国が出しています。平成32年度公立保育所に対して国はどのような財源措置をすると言っていますか。

○伊藤 聖・児童家庭課長兼臨時給付金対策室参事
 お答えいたします。

 この消費税10%の半年分ですか、10月からの部分については臨時交付金という形で平成31年度のみ入ってくる予定で、平成32年度以降についてはまだ決まっておりません。
以上でございます。

○野村淳一議員
 まだ決まってないんですね、これ。

 口では無償化って、口では言ってるんですが、結局給食費は実費にしたり、その財源どうするかまだはっきり決まってないんですよ。これ、ちゃんと100%国が面倒を見るということで市長もぜひその言葉、国に対してぜひ声を大きくして言っていただきたいというふうに思います。

(その後、この答弁に対し、「2年目以降の財源につきましては地方財政計画に全額計上した上で地方負担分の全額を基準財政需要額に算入するとともに、地方消費税額の増収分全額を基準財政収入額に算入するとしている」と訂正された)

 次に、病児保育です。病児保育については、いろんな形で検討したいということでしたんで前向きに捉えたいと思います。

 ただ、一つだけ、今の病後児保育が平成27年2名、平成28年ゼロと、ちょっと利用が随分少ないので、これはどのように分析されていますか。

○伊藤 聖・児童家庭課長兼臨時給付金対策室参事
 お答えいたします。

 議員おっしゃるとおり、平成29年度2名、平成30年度今実績いないんですけども、各保育所なり認定こども園のほうには周知しております。ですが、登録していただいて、その後利用するかしないかについては、回復期になった子供たちですのでそこが利用者がいなかったのかなと思われます。
以上でございます。

○野村淳一議員
 もともと登録者そのものも少ないですね。それから、その利用のためのさまざまな事務的な手続がその子供が病気になってる、なってないの中でなかなか手続がいっぱい、2枚も3枚も書類書かなきゃならないとかと、いろいろそれは煩雑だという問題もあるんだろうと思います。そういうのも改善の余地があると思います。

 どっちにしても、その病児保育というカテゴリの中でこれがどんどんと普及していくように思いますので、ぜひ病児・病後児保育実現に向けて進めていただきたいというふうに思います。


消費税10%増税の中止を~2019年第1回定例市議会一般質問①

〇野村淳一議員
 最初に、消費税10%増税についてです。

 安倍政権は、賃金上昇などを景気回復の根拠として今年10月から消費税を10%へ引き上げようとしています。

 しかし、その景気回復の前提は大きく揺らいでいます。毎月勤労統計の偽装が明らかになり、労働者の賃金の伸びはこれまでの公表値よりも低く下方修正され、実質賃金は2014年の消費税8%への増税前の392万円に比べ、2018年は381万円と約10万円以上も落ち込んでいます。

 さらに家計の消費支出も増税前と比べ年間25万円も減っているのです。7割以上のほとんどの国民が景気回復を実感しておらず、ますます不況感を強めているのが実態です。

 もともと低所得者ほど負担が重く、経済を冷え込ませる消費税そのものが国民の暮らしと日本経済を破壊する最悪の税制だと言えます。それに加え増税判断の根拠まで失った以上、税率10%への引き上げを強行する道理はありません。

 安倍政権が十二分の対策だという増税対策も食料品など
の税率据置きの複数税率導入や高齢者には縁遠いキャッシュレス決済のポイント還元、効果が疑わしいプレミアム付商品券など制度をわかりにくくし複雑にし、暮らしや営業の各分野で一層混乱を拡大させるばかりで効果は極めて限定的です。

 特に地方において深刻な消費不況が続く中で、消費税増税の強行は明らかに無謀であり、不況に一層拍車をかけるだけでしかありません。消費税の10%増税は中止すべきです。

 そこでお聞きします。

 市長は、10月からの消費税10%増税に対しどのような見解をお持ちなのでしょうか。その上で市内経済と市民の暮らしにどのような影響があると認識されているのかお尋ねします。また、それらへの対応策はどのように考えているのでしょうか。国に対し、10月からの10%増税の中止を求めるべきと考えますが、いかがでしょうか。見解をお聞かせください。

 特に、上下水道料金は、10%への増税となり影響が大きく懸念されます。これらへの対応と影響額をお知らせください。

【 答弁 】

〇宮川良一市長
 初めに消費税についてであります。

 1点目の増税に対する見解につきましては、消費税の増税は、2013年第4回定例会で藤川議員のご質問にお答えしたとおり、持続的な社会保障を継続するためには、制度の担い手である市町村において安定した財源を確保する上でも重要であります。

 また、全国市長会におきましても、市民が不安を感じることのない社会保障制度の維持のため、消費税率10%への引き上げを2019年10月に確実に実施するよう提言しているとこ
ろであります。

 2点目の市内経済と市民の暮らしへの影響と認識、その対応策につきましては、消費税引上げに伴う一般的な影響は、引き上げによる家計負担の増加に伴う可処分所得の引き下げや、短期的には駆け込み需要による反動減などが考えられます。

 対応策といたしましては、低所得者や子育て世帯へプレミアム商品券を発行する準備経費を本定例会に提案しているところであります。

 軽減税率対策については、市ホームページにおいて軽減税率制度の内容や事業者向けの支援措置を周知しているほか、本年4月には市、紋別税務署、紋別道税事務所、紋別商工会議所の4者共催による制度説明会の開催を予定しておりす。

 また、紋別市商店街連合会が進めておりますたまるんカードのICカード化につきましても、キャッシュレス化によるポイント付与機能も期待できることから側面的に継続支援してまいります。

 国におきましては、消費税率引上げ分の使途を幼児教育の無償化や年金生活支援給付金の支給などの対策に加え、所得による教育格差是正のため高等教育の無償化に充てるとしております。

 また、2019年度税制改正において住宅ローン減税の拡充や車体課税の一体的な見直しが行われるなど現在国会で関係法令の審議がされており、これらの対策が可処分所得引下げや駆け込み需要による反動減などの経済への影響を緩和することが十分期待されますことから推移を見守ってまいります。

 3点目の増税の中止につきましては、さきに申し上げましたとおり、地方にとりましても社会保障費の安定的な財源でありますことから、全国市長会の提言と同じ考えであります。

 4点目の上下水道料金の対応と影響額につきましては、上下水道料金は消費税法が適用され、条例におきましても当該法律の改正等に伴う税率の変更に対応できるよう規定されておりますことから、規定に基づき転嫁してまいります。

 また、2019年度の影響額につきましては、水道事業全体で418万円、そのうち家事用は211万円、下水道事業全体では272万円、そのうち家事用は190万円の増額の見込みとなります。

【 再質問 】

〇野村淳一議員
 最初に消費税の問題ですが、この問題は議論すれば切りがありません。

 ただ、私は今の消費不況という状況の中で10%の増税というのは非常にむちゃだというふうに思っています。

 さまざまな手を打っているんですよ。軽減税率だ、プレミアム云々かんぬんと一緒にしちゃったように、住宅だ、車だとか全部使うお金は増税分より多いじゃないですか。だったらやめるべきです。私はそう思っています。

 どっちにしても水道料金にこれだけの賦課がかかります。やっぱりこれは低所得者ほど重い負担になる消費税増税ですので私は反対をしたいというふうに思っております。

はたやま和也さんと西紋地域を街宣

 12日、日本共産党の参議院北海道選挙区の予定候補、はたやま和也さんが紋別に入りました。

 私も西紋地域を一緒に回りました。

 紋別では氷紋の駅、シティ前など3か所で街宣。氷紋の駅では多くの市民が駆け付けてくれました。


 そのほか、北海民友新聞社と道新紋別支局を訪問。取材を受けました。


 その足で、滝上町を回り、西興部村に入りました。

 そこでは、先の村議選で惜敗した高橋とみよさんがオーナーを務める「ぶらりカフェ」で昼食。手作りの食事に舌鼓。

 はたやまさんもいたくご満悦で、高橋さんが趣味で習っているお琴を弾いてみるなど楽しそう。ちょっと息抜きできたようです。

     

 その時の写真です。はたやまさんのブログ「はたろぐ」から借用しました。

 ということで、はたやまさんのブログ「はたろぐ」もぜひ読んでください。毎日更新しているんです。忙しい中、頭が下がります。

 西興部での街宣の後、興部町へ。草刈り作業中の人たちから「頑張って」という声援をいただきました。

 そして、雄武町へ向かいます。信金前にははたやまさんの到着を待つ人々がいます。


 はたやまさんは訴えます。老後は2000万円必要だという。「100年安心」は何だったのか。3割の世帯が貯蓄ゼロだというのにひどすぎる。もう、この安倍政権を変えるしかない。そのチャンスが今度の参議院選挙だと。

 その日、私や市民から見聞きした地域の状況を、そくざに巧みに演説に組み入れます。介護や福祉の人手不足、地域医療の危うさ、など。人と人を結ぶ大切で尊い仕事が粗末に扱われている現状を告発し、それこそが国の最大の仕事ではないか、と力を込めます。

 はたやまさんの論戦力と政策力はもちろんですが、この人は本当に人が好きで、優しい人なんだなあ、とあらためて思います。そして、絶対に国会になくてはならない人だとも強く感じます。

 公示まで3週間。そう、あまり時間はありません。

 

 









2019年6月6日木曜日

「合葬墓」の整備は待ったなし~2018年第4回定例市議会一般質問④

6、合葬墓の整備について

〇野村淳一議員
 次に、合葬墓の整備について質問いたします。

 さきの議会で私を含め3人の議員が合葬墓の整備、建設を求める質問を行いました。これは既に合葬墓の
整備が市民の合意となっていることを意味していると考えるものです。

 したがって、合葬墓整備に向けた具体的な動きを早急に進めるべきと考えます。

 さきの議会でもさまざまな観点から検討するとしておりましたが、その後の動きはどのようなものか、現状と今後の方向性についてお聞かせください。

 いずれにしても、合葬墓は多くの市民にとって重要な課題となっており、早急な整備を求める声がますます広がっていることを申し添えておきます。

【 答弁 】

〇宮川良一市長
 次に、合葬墓の整備についてでありますが、さきに橘議員のご質問にお答えしたことでご理解を願います。

(橘議員への市長答弁~次に、合葬墓についてであります。
さきの第3回定例会で円角議員のご質問にお答えしたとおり、紋別仏教会より所属する寺院には既に合葬墓があるとお聞きしており、さらに公設合葬墓設置による遺骨の尊厳、祭祀の問題などにつきましてもご指摘を受けたところであります。また、公設合葬墓に関する市長への手紙が寄せられておりますことから、今後につきましては宗教法人に設置されている合葬墓の周知を図るとともに、議会においても議論が分かれるところでありますので、公設合葬墓の設置につきましては慎重に判断してまいりたいと考えております。)

【 再質問 】

〇野村淳一議員
 合葬墓の問題なんです。

 これ、実は先ほど橘議員の話を聞いて、さすが専門家なのでいろいろ勉強させていただきましたが、ちょっと認識をお聞きしたいんです。

 私がこの合葬墓の問題を取り上げたのは、紋別に合葬墓がないと思ったからなんです。

 多くの市民の方も、北見や網走であるので、紋別にはないんですかといって窓口に来た。そうすると、紋別はありませんと言われるんですよ。だから、しょうがなくて北見に行ったり、網走に行ったりしてるんですよ、今まで。だから、私はこの問題を取り上げてる。

 だけど、今さっきの話じゃないけども、紋別市が何かいろいろな手続とって合葬墓つくっちゃってるんです、つくってるんでしょう、これ。紋別の認識はどうだったんですか、これ。合葬墓はあるの、ないの、どちらなんですか。

○伊藤剛・市民生活部長
 お答えいたします。

 先ほど橘議員のお話にありましたように、平成13年度に道の許可を得て、紋別市が同意して合葬墓は既に存在していたと。大変恥ずかしい話なんですが、その辺のところを把握しておりませんで、紋別には合葬墓がないということで当初対応していたということであります。まことに申しわけありません。

○野村淳一議員
 ということは、市民に合葬墓は紋別にありますということで告知をしても構わないんですね。そういう状況なんですね、そういう意味では。

 合葬墓といってもどんなレベルなのか、私はさっぱりわかりません。例えば、公設の合葬墓の場合は全ての市民が対象ですから、例えば納めるお金の問題も低廉ですよね。無宗教ですよ、そういう形でやっている、どんな宗派にもかかわりなく合葬墓というのは存在しています。そういう認識でよろしいんですか。

○伊藤強・市民生活部長
 ちょっと敏感な施設なもんですから、言える部分と言えない部分があると思うんですが、とりあえず宗派にかかわらず受け入れていただいていると。金額につきましては、ちょっとこの場での具体的な金額は避けさせていただきますが、公設合葬墓と大差変わらない金額とお聞きしております。
以上です。

〇柴田央議長
 時間ですので、最後の質問です。

○野村淳一議員
 ああ、そう。

 私は、やはり公設の合葬墓が必要だと私は思っています。というのは、やはり紋別市のお墓、紋別市民のお墓という形が私は必要だなというふうに思っています。

 この紋別で生まれ、あるいは紋別へ嫁いできて、そしてここで働いて、ここで亡くなっていく、何かの事情でお墓を継承することができない、そういう人にとってこの紋別がつくった紋別市民のお墓、そこに私たちのお骨を納める、このことが私は意味があるんだろうなというふうに思っています。

 幾つかのまちで公設のお墓をつくられています。そのときも、私もいろいろ調べてみたんですが、その中では年に1回首長さんがそこに出向いてお花を手向けるようなことをやってるところも少なくありません。

 そういうような形で、紋別市民のお墓という形での公設のお墓というのが私は必要ではないのかなというふうに、私個人としてはそういう認識を持っています。

 これからまた具体的な検討が始まるんだろうと思いますけども、合葬墓の必要性は十分認識されているというふうに思いますので、私の意見もぜひとも受けとめていただきたいと思います。

介護予防の充実と介護保険料の軽減を~2018年第4回定例市議会一般質問③

4、介護予防の強化について
・総合事業の取り組みについて
・住民参加型在宅福祉サービスについて
・交通弱者への対策について
5、介護保険料の減免制度について


〇野村淳一議員
 高齢者福祉と介護保険事業の目的は何でしょう。

 それは、たとえ介護が必要となっても最期まで安心して
暮らすことができる環境を整備することであり、同時になるべく介護を必要とせず、いつまでも健康で自立した生活を送ることができる社会を実現することにあるのではないでしょうか。

 健康寿命を延ばす、この介護予防の取り組みはますます重要になっており、今後の介護保険事業のかなめとも言える課題です。

 現在介護保険法による介護予防事業は、地域支援事業の中の介護予防・日常生活支援総合事業にくくられています。

 これらの事業は各市町村が主体的に取り組むこととされており、紋別市も2年前からこの事業をスタートさせています。

 そこでまず、要支援の介護認定者を対象にした介護予防・生活支援サービス事業のうち、訪問型サービス、通所型サービスの取組状況についてお知らせください。

 また、要支援認定の有無にかかわらず、65歳以上の方を対象にした一般介護予防事業というのがあります。紋別市におけるその主な取り組みと参加状況、今後の対応についてもお尋ねします。

 多くの高齢者は、いつまでも元気でいたいと願い、そのために努力をしています。しかし、そうはいっても加齢とともにできるものもできなくなる、それが現実でもあります。

 そのとき、もっと安心して自立した生活を送るために少しでも手助けになることがあるのなら、ちょっとした支えが必要なら、それを整備し、支援することが介護予防を実現させていく行政の努めでもあると考えるものです。

 そのために幾つか提案したいと思います。
 1つは、住民参加型在宅福祉サービスについてです。

 要介護者の高齢者でも、自立の高齢者でも、ちょっとしたことができず不便と不安を感じ、苦労している場合が少なくありません。

 例えば天井の電球をかえること、ちょっと家具を動かすこと、庭の草刈り、窓ふき、買い物や散歩の付き添い、布団干しなど介護保険では救えない、でも高齢者には必要なちょっとした手伝い、これを市民相互の助け合いという形で事業化したのが住民参加型在宅福祉サービスです。

 子育て支援のファミリーサポートセンターの高齢者版とも言えるものです。

 既に名寄市のほのぼの倶楽部、砂川市の砂川市民ふれあいサービス、恵庭市の助っ人えにわなどが活動しています。このような制度ができたらもっと安心の輪が広がるはずです。

 紋別市でも実施に向けた検討と取り組みを求めたいと思いますが、市長の見解をお伺いするものです。

 介護予防の取り組みのもう一つは、交通弱者に対する交通手段の問題です。

 高齢者の交流の場として市内に高齢者ふれあいセンターが4カ所あります。そこではそれぞれに自主的な取り組みを進めるとともに、運動などの介護予防の取り組みも積極的に行われています。しかし、参加の状況は決して多いとは言えないと思っています。

 ふれあいセンターに行く交通手段がないために、行きたくても行けない高齢者も少なくありません。そのためにも、各ふれあいセンターへの送迎ができないかと思います。

 特に介護予防事業としての運動指導や交流事業などの際、送迎があればもっと多くのお年寄りが参加でき、孤立を防ぐことができると考えますがいかがでしょうか、お考えをお聞かせください。

 また、紋別市は面積が広いだけでなく、市街地においても山坂が多い地域です。たとえ元気なお年寄りであっても、この坂道を下り、上るのは一苦労であり、不安でもあり、危険でもあります。それがゆえに外出の機会が減ることも現実として生まれています。

 これをそのままにしていたら、ますます孤立化が進む懸念
を感じます。

 福祉タクシーの制度は、介護度が1以上でなければ該当しません。介護予防の観点からも、これらの交通手段の問題は避けて通れないと考えます。全国各地で乗り合いタクシーやデマンドバスなど、さまざまに工夫がされています。

 紋別市においても何らかの取り組みを早急に検討し、具体化する必要があると考えるものですが、いかがお考えかお聞かせください。

 今年度介護保険料が値上げされました。年金が目減りする中、負担は増えるばかりです。

 現在紋別市には介護保険料の減免制度があります。例えば、年金収入が120万円以下のひとり暮らしの高齢者で、貯金が120万円以下の場合、第2段階の介護保険料が第1段階の介護保険料に減額されるとなっています。

 そして、2人家族、3人家族の場合についても収入基準や貯蓄金額がそれぞれ定められ、それに該当すれば第1段階の介護保険料に軽減されるとなっています。

 そこでお聞きしますが、現在これらの介護保険料の減免制度の利用者はどの程度いるのでしょうか。さらに、どのように周知し、どのように対応しているのかお尋ねするものです。

【 答弁 】

〇宮川良一市長
 介護予防の強化につきましては、総合事業の訪問型、通所型サービスの取組状況につきましては、両サービスとも従来どおり予防給付の基準を基本とした現行相当のサービスとし、サービス利用の制限とならないよう進めており、このほか通所型サービスCの生活機能を改善するための運動器の機能向上事業に取り組んでおります。

 一般介護予防事業の主な取り組みと参加状況につきましては、要介護認定の有無にかかわらず、対象者となる本事業の平成29年度の実績は、高齢者ふれあいセンター介護予防事業に延べ1,045人、脳元気度測定事業に延べ110人、介護予防運動器事業に延べ179人、口腔機能向上事業に延べ39人、運動実践研修会に延べ63人となっております。

 また、通所型サービスCとなります運動器の機能向上事業には、延べ848人の参加となっております。

 今後は、現行サービスの継続とともに地域包括支援センターの作業療法士が中心となり、住民主体による地域での介護予防事業を検討してまいります。

 住民参加型在宅福祉サービスと交通弱者の対策であります介護事業や交流事業への送迎につきましては、両サービスとも高齢者生活の一助となり、要支援者の生活支援ニーズに対し、総合事業の多様なサービスとして有効ではありますが、サービス提供者の確保、ネットワークの構築など課題も多いことから、今後も継続して研究してまいります。

 デマンドバスにつきましては、利用者の利便性の向上と路線維持を目的に藻別地区にて運行しており、乗り合いタクシーについては、本年3月に策定した紋別市地域公共交通網形成計画において、日常的な生活行動を支える公共交通の実現を目指すとした施策の中で検討しております。

 介護保険料の減免制度につきましては、利用者は平成28年度3名、平成29年度4名、平成30年度4名の決定を行っております。

 周知方法につきましては、広報もんべつ、市ホームページ及び介護保険パンフレットへの掲載に加え、前年度の該当者には個別通知を行っております。

【 再質問 】

〇野村淳一議員
 介護予防についてです。

 何よりも介護に頼らず健康で過ごせることが大事ですので、そのために何ができるかということも重要な課題だというふうに思っています。

 私、そこで住民参加型在宅福祉サービスというのを取り上げました。

 実は昨年この市議会の福祉文教常任委員会で、宮津市というところに視察に行きました。そこでは暮らしのかけ橋というサービス、これが住民参加型在宅福祉サービスなんですね。

 ちょっと困っているお年寄り、そしてそれをサポートする住民、そして出かけていって何かいろんな、電球をかえたり、何かするんです。お年寄りは1時間300円という利用料
が出てくるようなんです。

 私、これ聞いて非常に勉強になったんですよ。こういうのが紋別にあれば、もっともっと楽しく安心してこのまちに暮らしていけるんだな、そういうコミュニティもできるんだなと思ったんですが、今のところまだ多様なサービスの関係で進めていきたいというんですけど、今紋別にあるいきいきボランティアポイント制度というのがありますね。

 これをうまく活用できないんでしょうか。あるいは、それをもっと拡大するだとか、ちょっとそういうふうにして、せっかくある今のボランティア制度をうまくそういうふうにマッチできないのかというふうに思うんですが、いかがですか。

○山本晃男・介護保険課長兼参事
 お答えします。
 
 まず、ボランティア制度、ボランティアポイントを使った中で制度を構築というのは、今ご意見いただいたんですけれども、まず総合サービスを開始するときに、やはり地域資力をうまく活用しながらというような考え方が強いので、そのボランティアポイントの今手伝っていただいている方の利用というのも十分考えられるとは思うんですけれども、今実際問題そのボランティアポイントの事業につきましては、各施設だとか、決められた場所でボランティアの方に来ていただいてサービスを提供しているというような形になるので、各家まで行くというような形、ご家庭までお邪魔するというような形になれば、また別な形をつくらなくちゃいけないのかなと考えてございます。

 なので、地域資力も含めた中で、今後も検討していきたいというのが当市の今の考えでございます。
以上です。

○野村淳一議員
 このボランティアポイントというのは、施設でのボランティアさんですね。これ今さっき言ったように、自宅に行けるか行けないかということになるので、いや、一つ私は流れはあるんだろうなというふうに思ってますので、ぜひそれも含めて柔軟に検討してみてください。

 介護保険料の減免です。
 お話を伺って、平成28年度3人と、平成29年度4人、平成30年度4人ですね。

 もう一回聞きますけど、このひとり暮らしの場合、年金収入1年間120万円以下で、120万円以下の貯金があれば、この方みんなひとり暮らしだったら第2段階ですよ。ですよね。その方は第1段階になるんですね。何でこんな3人とか4人とかという、その利用者しかいないのかな。

 だって、第2段階、ひとり暮らしでない方もいるけど、1,000人ぐらいいるでしょう、第2段階だけで。ちょっとその辺の状況をもう一回教えてください。

○山本晃男・介護保険課長兼参事
 お答えします。
 
 平成30年12月1日現在で、第2段階の方は1,028人いらっしゃいます、正直な話をすると。ただ、おかしいですね、ごめんなさい、預金の関係とかございますので、うちのほうでやっぱり数は基本的には押さえられないので、現状の広報もんべつですとか、市ホームページですとか、あと市の介護保険のパンフレットですとかで通知をしながらして、今後どうしても行き渡ってない部分もあろうかと思いますので、広報の部分で載せ方を工夫するですとか、回数を多くするですとかというようなことを検討しながら周知に努めてまいりたいと考えております。
以上です。

○野村淳一議員
 そうなんですよ、潜在的にはたくさんいると思うんです。

 例えば、2人暮らしの場合は170万円ですよね、2人で。旦那さんが150万円、奥さんが20万円、奥さんは20万円だから第1段階だ。旦那さん150万円だと、これ第3段階になるんですよ、この方。でも、第3段階でもこれ第1段階の介護保険料で済むということでしょう、これ。そういうことですよね。

 そしたら、年間でいえば1万五、六千円安くなるんですよ。そういう方もいらっしゃるんだ。3件、4件じゃあちょっとねって感じですよ。今おっしゃったようにやってくださいよ。それだけじゃだめだと思う。だから、そのヘルパーさんもケアマネジャーも含めて、市の窓口も含めて、ちゃんと周知しなきゃだめですよ。

 こういう制度がある、ぜひ使ってくださいと、使える方。そういうふうにせっかくつくった制度なんですよ。そういう前向きな取り組みが必要ですよ。もう一回お聞きします。

○山本晃男・介護保険課長兼参事
 お答えします。
 
 今ご提言いただいたとおり、周知の方法については私どももまだまだ改善の余地があると思ってますので、検討してまいりたいと思っております。
以上です。