10月4日、紋別高等養護学校が主催する講演会に参加してきました。
「不登校やひきこもりをどう防ぎ、どのように学校・社会に復帰させるか」をテーマに、不登校児などへの訪問活動に取り組んでいる開善塾教育相談研究所(埼玉)の藤崎育子所長が講演しました。
会場には市内外の教職員や保護者、市民など100人ほどが訪れ、熱心に藤崎さんの講演に耳を傾けました。
藤崎さんは、20年以上にわたる訪問活動を通して「不登校やひきこもりは悪いことではない。学校に戻りたくないという子どもにあったことがない」といいます。
不登校の子どもに会うとき心掛けていることとして、まずは嫌われないこと、すぐに内面に立ち入らないこと、そして子どもの好きなこと興味のあることに寄り添って関係をつくっていくといいます。
そして藤崎さんは「家庭ではぜひ、年齢にあった手伝いをさせてください」と語ります。
「ありがとう」「助かったわ」といった言葉をたくさんかけられた子どもは、自然に手伝うことを覚え、人を助けられる子に育ちます。
人の役に立つという経験と自信を積むことこそ、不登校を防ぐために大切です、と。
そしてこんなことも。
子どもに3分以上説教しても聞いていません。苦痛と反発を与えているだけです、と。
なるほど、これは大人の社会にもいえること。
話は明瞭簡潔に。
でも、これがなかなか難しい。
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