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| まおい学びのさと小学校 |
2023年に開校したばかりの小学校ですが、必ず行ってみたいと思っていた学校なのです。
なにせ、その教育方針が公立の小学校とでは180度違うのです。
それを肌で感じたくて、ワクワクしながら校門をくぐりました。
校舎に入ってすぐに感じるのは、とにかくにぎやかなことです。廊下からも、教室からも子どもたちの声と歓声が聞こえてきます。しかも、玄関には靴が脱ぎ散らかせたまま。これが日常なのか?
まずは、学校側からの説明がありました。
『まずは子どもを幸福にしよう。すべてはその後に続く』。イギリスの教育実践家ニイルの言葉です。これこそ、この学校の理念だと言います。
ここでは、子どもの「やりたい」「知りたい」を引き出し、体験を通して身につける体験型学習を実践しています。
「ものづくり」「料理」「演劇」「農業・畜産」の4つのプロジェクトに、1年生から6年生までが一つのクラスで活動します。
体験で学ぶとは、言われてやるのではなく、話し合い協力し合い実践してこそ分かるもの。
結論を押し付けず、いつも問いかけを重視することが大切だと言います。
もちろん、基礎学習の時間もしっかり保証されています。
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| 「農業・畜産」の授業風景 |
「農業・畜産」の授業を見学しました。地元の養鶏業者の方を囲んで、子どもたちが盛んに質問しています。
「鶏のエサ代はいくらですか?」「一日、300円ぐらいかな」「何羽飼ってるんですか?」「2000羽かな」。
そこで先生が「じゃあ、一日のエサ代はいくらになるのかな」と、子どもたちに問いかけます。こんどは算数の授業です。
そうやって、体験の中から基礎学力をつけていく。みんな目を輝かせて考えます。
ここには、通知表も宿題もありません。子どもの発達は、まさにそれぞれです。
いまは学習についていけなくても、必ず飛躍するときがくる。待つ、任せることが大事。
玄関の靴も、片づけを強制するのではなく、これでいいのかと気づくとき、考えるときが必ず来ます。それを待つのです。と、明るく言います。
そんな、にぎやかな子どもたちの声が、とてもいとおしく感じた訪問となりました。
(「オホーツク民報」2025年12月7日付 『野村淳一のかけある記』より)


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