子どもたちの成長をみんなでサポートしようと立ち上げたNPO法人「はぐくみ」。
私も、監事としてお手伝いしています。
ということで、この間の「はぐくみ」の活動の一部を紹介します。
3月25日、「はぐくみ」とスクールソーシャルワーカーとの意見交換が行われました。
紋別市内にもスクールソーシャルワーカーを、と訴え続け、ようやく配置されて1年が経過しました。(といっても、まだ週一回程度の勤務ですが)
「まだまだ試行錯誤の段階ですが、ようやく先生方にも受け入れられ、子どもたちの状況も少しづつ見え始めてきています」といいます。
その中でも「不登校」の課題が話のテーマになりました。
3月の予算委員会で不登校の現状をただした際、市教委は、「小学校で11人、中学校で30人で増加している」と答えています。
その理由は、まさに様々です。友人関係、学力問題、教師との関係、そして発達にかかわる障害…。
「紋別は、不登校の児童の割合が多いような気がします」とワーカーさんも感じているといいます。
今回の懇談会でも、親としての自らの経験も語られるなど、子どもの気持ちにしっかり寄り添うことの大切さと、教育環境のあり方についても大いに話し合われました。
4月20日、NPO法人「はぐくみ」の第1回総会が行われました。
昨年12月に正式にNPO法人として承認されてから初めての総会です。
とはいっても、NPO法人の承認以前から子ども服のフリーマーケットを開催するなど、精力的に活動しています。
今月も19日には夏服限定の「はぐくみマーケット」を氷紋の駅の催事スペースで開催します。よろしかったら、ぜひ足を運んでください。
総会では、今年度の活動として「みんなの学校」の上映会の企画も話し合われました。
映画「みんなの学校」は、ともすれば排除されがちな発達に障害のある子どもたちも、すべて普通学級で受け入れ、すべての子どもたちに居場所のある学校づくりに取り組む、ある公立小学校のドキュメンタリーです。
具体化はこれからですが、実行委員会をつくって取り組もうと張り切っています。
でもやはり気になるのは、コロナの感染ですが…
4月28日、「はぐくみ」として枝幸町の子育てサポート拠点施設「にじの森」に、理事の川口夫婦と視察に出かけました。
「にじの森」は、お母さんたち自らが立ち上げたファミリーサポートセンターで、やがて枝幸町も支援し、今では子育て支援になくてはならない事業、拠点となっています。
紋別市では、このファミリーサポートセンターが利用者が少ないとして廃止されました。
でも、その需要は少なくありません。子どもの一時預かりや送り迎えなど。「はぐくみ」としても、子育て支援事業として取り組めないか、そんな考えがあります。
「にじの森」では、どう運営しているのか。聞きたいことは山ほどありました。
代表の村山純子さんの話は、まさに刺激的です。できることはすべてやる。行政にも言いたいことは遠慮しない。みんなの力を信頼する。なによりも子どもたちの幸せのため。
移設内にあるカフェで昼食をとって3時間以上。話は尽きませんでした。
小さな町の大きな実践に、大きな刺激と感動をもらいました。
NPO法人「はぐくみ」は、今年、市街地に拠点を設け活動を進める計画もあり、忙しくなるかもしれませんね。
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