2018年11月10日土曜日

「秋の施設見学会」を開催

 野村淳一の後援会活動として、今年初めて「秋の施設見学会」を開催しました。

 紋別市にも新しい施設ができていますが、ひとりではなかなか見学できないもの。

 そこで、後援会行事として「施設見学会」を企画したわけです。

 今回、見学する施設は「紋別市生涯学習センター」と「モンベジタブルファクトリー」。

 その日、見学会に参加してくれたのは15人。車に分乗して、まずは「紋別市生涯学習センター」に向かいます。


 この施設は、旧元紋別小学校を改修し、今年5月にオープンしたばかりの宿泊・研修施設です。

 尾形施設長の案内で見学開始。研修室に調理室、体育館にボルタリング施設、そして宿泊室に浴室など、きれいで新しい施設に、みんな感心しきり。

 「今度はみんなで利用したいね」と、話は尽きません。

 次に訪れたのは「モンベツベジタブルファクトリー」


 この施設は、障害者の就労支援施設として昨年オープンしたもので、社会福祉法人オホーツク福祉園が運営しています。

 八島施設長の案内で、ハウスを見学します。


 ハウスの中では、ベビーリーフなどの葉物野菜が水耕栽培されています。


 広いハウスの中、珍しい水耕栽培のシステム、緑鮮やかな野菜、どれも目新しくみんな興味は尽きないようです。


 「これはどこで買えるんですか」「何人が働いているんですか」などなど、質問も尽きません。

 「大変、勉強になった」「よい機会を与えてくれた」「どちらも初めて見学が出来て、たのしかった」などなど、みんなの感想も好評で、ほっとしました。

 「ぜひ、続けてくださいよ」との声も多く、今度は「春の施設見学会」を企画しなくちゃ…






 

服部淳一センター長が語る糖尿病予防

 紋別市民大学講座の一環として、紋別市休日夜間急病センター長であり、同時に紋別保健センター長でもある服部淳一医師による糖尿病予防についての講演があり、顔を出してきました。


 服部医師とは紋別市に赴任したばかりの8月の末にお会いし、意見交換をさせていただきました。

 今回の講演でも、市民には初めてのお目見えとなることから、自己紹介もかねての話となりました。

 服部医師はもともと上湧別町の出身で、平成16年から3年半ほど旧道立紋別病院にも勤務した経験があります。

 服部医師が紋別を離れる時期に、道立病院の存続問題が浮上してきた頃でした。

 その後、奄美大島にある鹿児島県立大学大島病院に着任。

 その時の模様をこう語ります。「命をあきらめる。島の人たちは、そう考えてきたのです」と

 本土から遠く離れ、足といえば船便のみ。重篤な病気の場合はまさに「命をあきらめる」しかなかったのです。

 そこで服部医師は奮起します。このままではいけないと

 そして国と県を動かし、ついに離島としては国内初めて救命救急センターを立ち上げ、ドクターヘリを配備させたのです。

 「でも、離島で医師や看護師を確保するのは大変じゃ人ですか」との私の問いかけに服部医師は、「逆なんです。若い医師たちは臨床経験を積みたいんです。ですから救命医療やドクターヘリには強い関心を持っています。この大島にも、多くの医師がやってきたんです」と

 服部医師は、そのリーダーとして奮闘してきました。

 そこには、ひとりひとりの命に向き合う真摯な姿勢と、その命のために力を惜しまない積極的な努力を感じました。

 こんどはこの経験を、紋別そしてオホーツクの地でどう生かしていくか。その手腕に期待したい。そして市民としてなにができるか、ともに考えていければと思います。

 ところで糖尿病についてですが、服部医師は誰にでも糖尿病のリスクはあるとして、まずは自分の体を知ること、健診を受けること、食事は腹8分目で適度な運動を行うこと、などと語りました。

 すべて当たり前のこと。でも、これがなかなかできない…
 出てきたおなかを見つめつつ、自分を戒めながら帰路に就きました。
 


 

国保問題を考える~長友薫輝講演会より

 「北見市の国保をよくする会」主催の講演会、『国民健康保険と社会保障制度のゆくえ』に参加してきました。

 講師は、国保問題の第一人者、津市立三重短期大学の長友薫輝教授です。

 


 話は、国保の問題だけにとどまらず、政府の進める社会保障制度全体の削減についてに及びました。

 公的医療費の抑制のために、「入院から在宅へ」「医療から介護へ」「介護から地域へ」と、まさに「川上から川下へ」流されている。

 そのつど「公的責任」は弱められ、最後そこにあるのは「自助努力」と「自己責任」…

 長友教授は、だからこそ地域で社会保障をつくることが大切だといいます。

 計画や方針に住民を当てはめるのは本末転倒。地域の医療・介護需要や住民の生活問題を科学的に分析・把握し、住民とともに地域づくりを進めることが社会的な役割。

 地域で一番しんどい暮らしをしている人を取りこぼさない地域づくりが必要。

 社会保障の活動こそ地域経済に貢献する「持続性」ある経済活動そのもの。

 そして社会保障とは、私たちが心に体に無理をせず、働き生きることができる社会づくりを志向するもの。頑張らなくてもよい社会をつくること。

 と、結ばれました。

 それにしても、国保の問題は深刻です。小手先で、都道府県化などとやってみても、構造的な破たんは解消されません。

 共産党が時あたかも、「高すぎる国民健康保険税を引き下げ、住民と医療保険制度を守ります」という政策を発表しました。

 その柱は、国保を「協会けんぽ」並みに引き下げることです。そのために、全国知事会なども強く要望している公費の投入を実施することであり、「人頭割」と同じ「均等割」「平等割」を廃止することです。

 紋別市も、今年、国保の都道府県化に伴い国保税が値上げされました。

 もう、加入者の負担は限界です。

 国保が貧困をさらに拡大しています。

 その改善は待ったなしです。国レベルでの解決しかない問題です。

 来年の統一地方選、参院選でもこの問題は、大きな焦点になるでしょうし、一大争点にしていかなければなりません。

 この講演会が始まるまでちょっと時間があったので、丁度開催されていた「北見菊まつり」にお邪魔しました。何十年かぶりの菊まつりでした。






 

2018年11月7日水曜日

「病児保育」「小型風力発電」~稚内市を視察

 稚内市でもう一つ視察したのが「病児保育」についてです。

 紋別市にあるのは「病後児保育」。それがなかなか利用が増えないのです。絶対、必要な施設なのに、どうしてだろう。と、ずっと思ってきました。

 やはり、保護者にとって本当に必要なのは「病児」の保育
なのではないか。そう思い、稚内市の取り組みを視察しました。

 稚内市の「病児保育室・はぐくみ」は、昨年にオープンしたもので、稚内市の開業医誘致制度で開業した小児科クリニックの隣にあります。

 それも、その医師による取り組みが大きかったといいます。




 子どもたちが健やかに成長できる環境。それを安心して見守れるサポート。それを、社会的に支援する体制。

 あらためて、その必要性を実感しました。

 その後、佐藤ゆかり市議の案内で、これまた関心を持っていた「小型風量発電」について、市内を案内していただきました。

 稚内市は、言うまでもなく風力発電の街、再生可能エネルギーの先進地でもあります。

 ところがいま、「小型風力発電」の進出が目覚ましいのです。それも「まちなか」に、です。

 「小型風量発電」の風車は、基本的に設置に制限がありません。住宅地であっても、そこに空き地があれば、それを取得さえすれば、そこに立てていいのです。

 とはいえ、いくら「小型」とはいえ、高さは10メートルを超え、その与える影響は人体に、環境に少なくありませんし、その実態もほとんど解明されていません。まして、住宅街での設置は、危険です。

 そこで稚内市では、「小型風力発電の設置に関する条例」を、全国初で制定し、住宅街における設置に歯止めをかけています。

 しかし、これとて万全ではなく、風車建設の動きが続いているのです。


 この小型風車は、条例違反として一部撤去されたものですが、現在は止まったままです。

 このように、ほとんどが道外資本の利益優先、投資優先の事業です。そこに住民の福祉や環境への配慮は感じられないのが実態です。

 佐藤ゆかり市議は、条例制定の先頭に立ち、地元の声問地区の風車建設問題でも住民と一緒に建設反対の運動を進めています。

 もちろん、再生可能エネルギーの拡大は推進すべきです。しかし、それには住民の暮らし、地域の環境との共存があってこそです。

 しかも、人家と10メートルも離れていない場所に設置されるとしたら…

 この声問地域も案内していただきました。

 「この空き地に建設予定なんですよ」と、指差されたのは、まさに住宅街のど真ん中の空き地。隣の家と数メートルも離れていません。

 私も、おもわず「えっ」と声を上げました。こんな住宅地に…。

 さらに、声問岬にも案内されました。ここも建設予定地だといいます。ここも、人家から100mと離れていないでしょう。

 地区の住民は業者に対し、今も建設中止を訴え続けています。

 それにしても、この声問岬は素晴らしい。目の前が日本海。右手に宗谷岬が、左手にはノシャップ岬がくっきり見えるのです。しかも、稚内の街並みがきれいです。

 そして、ふりむけば…  「利尻富士」!

 しばし見とれる風景です。否、こんな素晴らしい場所に、無機質な風車は似合わない。声問のみなさん、頑張ってください。そして、ゆかり議員も!

 ところで、この声問岬。何と、石油が出たのだそうです。
これまた、びっくりです。今でも、なんとなくにじむ出ているとかいないとか…

 
 

 
 

 


2018年11月3日土曜日

「障害福祉」「成年後見センター」~名寄市を視察

 名寄市では「障害者福祉」と「成年後見センター」について視察してきました。

 障害者福祉では、特に「就労支援」と「名寄市手話条例」についてお話を伺いました。

 紋別市と同じ人口規模の街ですが、障害者福祉では一歩も二歩も前に進んでいます。(医療もそうですが…)

 特に障害者の就労支援では、7つの法人で就労継続支援A型が1か所、B型が12カ所、就労移行が2か所と充実しています。



 そこで就労している障害者は150人程度になると言います。それでも「まだ足りない」とも言います。

 パンや豆腐・チーズの製造、清掃や食堂、農作業や除雪など、作業も多彩です。今度、パソコン業務専門の事業所も開設されるといいます。

 障害者が、それぞれの特性と個性に応じて職種を選べる環境はうらやましい限りです。

 同時に、一般就労にも力を入れており、年間10人程度の一般雇用が出来ているといいます。それを支え支援するために、名寄職親会などが独自に「ジョブコーチ養成講座」も開催しています。

 「名寄手話条例」は、地元の手話サークルからの養成もあり、議員提案で成立したといいます。

 やはり、住民からの働きかけが重要なのだと感じました。

 また、障害の理解啓発のために、「アール・ブリュット展」や「市民向け研修会」の開催なども行っています。

 それにしても、これらの施策。一朝一夕にできるものではありません。民間の法人も含めた、長年の取り組みがあったればこそです。

 大いに刺激を受けました。

 名寄市の「成年後見センター」は、社協に委託し、この1月に開設されました。

「成年後見センター」が入る名寄市総合福祉センター


 開設までに、「検討会」6回、「職員向け勉強会」8回、「市民向け研修会」を開催したといいます。

 何より、成年後見の意味と役割を、関係者がしっかり認識することが大事だといいます。

 紋別市でも現在、センター設立に向けて準備が進められていますが、なかなか苦労している状況のようです。

 確かに、成年後見の意義とセンターの必要性を、しっかり学ぶことが必要なんですね。

 それにしても、これらすべての内容を説明してくれた柴野主幹の知識量には驚きました。話は、冷静で淡々としているのですが、その底にある障害者への思いやりと仕事への情熱を感じました。

 市役所を後にして、「社会福祉法人なよろ陽だまりの会」が運営する就労継続B型事業所「喫茶陽だまり」で、オムカレーをおいしくいただきました。
  


2018年11月2日金曜日

「開業医誘致制度」~士別市・稚内市を視察

 10月24日から士別市、名寄市、そして稚内市と視察に行ってきました。

 士別市と稚内市は同じテーマーー「開業誘致制度」についてです。

 この制度は、開業医を市外から誘致するために助成金を支給するというもので、両市ともすでに実績をあげています。

 紋別市でも広域紋別病院の医師確保とともに、地域医療を支える開業医の減少と高齢化は大きな課題となっています。

 その開業医をどうやって誘致しているのか、両市の取り組みをぜひ知りたくてお邪魔しました。

 この制度を全国で最初に手掛けたのが稚内市で、次いで実施たのが士別市です。日程の関係上、まずは士別市から訪ねました。

 士別市が「開業医誘致制度」を策定したのは7年前。

 当時、開業医は4医院しかなく、センター病院である士別市立病院に患者も救急も集中し、医師の負担がピークに達してました。

 しかも、医師の高齢化でさらに開業医が減る事態となっていたのです。

 このままでは医療は成り立たないと、稚内市の実践をもとに策定されたのが「士別市開業医誘致条例」でした。

 制度の内容は、市内に10年以上開業することを条件に、クリニック開業に係る土地取得、建設、設備などの費用の一部を助成するというもので、総額最大4000万円程度の助成となります。

 この制度を実施した結果、2つの内科のクリニックが開院し、来年には整形外科のクリニックも開院する予定だといいます。

 確かに安い助成額ではありません。

 「でも」と士別市の担当者は「今では医師一人招へいするのに年間2000万円程度の給与が必要です。そう考えたら、この地域にずっと開業してくれる医師が増えることは決して無駄ではありません。住民の健康と安心をつくるうえで、十分役立つ施策だと思っています」と話されました。

 ついでお邪魔した稚内市でも、この開業医誘致制度をつくった動機は同じです。一次医療を支える開業医の高齢化と減少。その危機感から、この制度が生まれました。

 とはいえ、全国で初めての制度だけに、庁内にプロジェクトチームをつくり、検討を重ねたといいます。

 でもなぜ、市立稚内病院の医師誘致ではなく、開業医誘致なのか。

 身近なかかりつけ医=開業医を増やすことで、適切な医療を提供できる。そして、一次医療と二次医療の役割を明確にすることで、地域全体の医療と住民の健康を向上すること、拡充することができる。ーー稚内市の挑戦がスタートしたのが平成18年4月でした。

 それからこれまで、すでにこの制度を活用して5つのクリニックが誕生しています。




 その内容も多彩で、内科はもちろん、整形外科、小児科、耳鼻咽喉科と、市民にとって身近なかかりつけ医として利用されています。

 その一つ、小児科のクリニックを訪ねました。



 名寄市でも、この「開業医誘致制度」を来年度から実施する計画だといいます。

 紋別市でも、地域医療を土台で支える身近な開業医の体制をしっかり支え、強化することが必要です。

 そのための具体的な施策が、今こそ必要なのだと、強く感じた視察でした。

 


 

2018年11月1日木曜日

川汲(かっくみ)アールブリュット美術館

 先日、津別町にある「川汲(かっくみ)アールブリュット美術館」を訪ねてきました。





 「アールブリュット」とは、フランス語で「生(き)の芸術」を意味するもので、専門的な美術教育を受けていない人が、心に浮かぶものをありのままに表現したアートを指すものですが、日本では主に知的障害者や精神障害者による芸術を指すことが多いとされています。

 私もかねてから、このアールブリュットには関心があり、当別町の「かたるべの森美術館」など、幾度か道内の他の美術館や展覧会に足を運んでいました。

 それが、こんな近くに美術館があるなんて知りませんでした。

 実は、この美術館、私は実行委員長を務める「柳家さん喬紋別落語会」のメンバーで、美幌町在住のご夫婦が中心に運営しているのです。

 しかも、それを知ったのがついこの間。ということで、さっそくお邪魔しました。

 広いガーデンの中にミニ図書館や集会所などが配置され、その一角に美術館がありました。

 どれも障害者が心のまま描いた作品です。そのほとんどが題名すらありません。何を描こうとしているのかもわからないものもあります。

 でも、言葉ではなかなか表現しきれない思いを、画用紙に思い切り描き殴っています。

 自分の気持ちを思いっきり表現しているのです。

 だからこそ、じっとその絵を見ていると、なんとなく引き込まれていく気がします。

 この美術館のご主人。設計士の資格を持ちながら社会福祉士としても活動し、介護技術の著書もある方です。

 話もまた楽しく、興味深く、時間を忘れました。

 残念ながら、9月いっぱいで今年の営業は終わりました。来年は5月から。興味のある方は、ぜひ。

 紋別市でも、このような美術展を開催したいものです。