2020年12月16日水曜日

12月議会から~コロナ対策

  第4回紋別定例市議会は12月10日に閉会しました。

 私の一般質問のうち、コロナ対策について報じた「オホーツク民報」です。

 また、紋別市の「コロナ対策事業第8弾」についても掲載しています。





 

ガリンコ号Ⅲが紋別に到着

 

ガリンコ号Ⅲ「イメル」


客室

客室

カウンター

操縦室

 11月24日、新しい流氷観光船ガリンコ号Ⅲ「イメル」が、造船された大分県佐伯市から20日をかけて紋別港に到着しました。

 「イメル」とはアイヌ語で光、稲妻の意味だそうで、全長45.55m、総トン数約370トン、速力16ノット、客席は3階建てで乗客定員は235席。2号より40人定員が多くなっています。建造費約10億円。

 さっそく市民と一緒に見学させていただきました。

 確かに2号に比べたら立派です。観光に期待も大きいでしょう。

 ただ…。

 私は議会でこの建造には疑問があると指摘しました。

 というのも、議会には一切報告されず、ただ最初は議員の一般質問に答えるという形で新造船のことが語られるだけでした。

 しかも、「2号」は古くなって使用できないから、という理由で建造されたものが、これも議員の一般質問に答える形で、2号も使い2隻体制で行く、となったのです。
 
 さらに、建造にあたっての設計や費用などが、ガリンコ会社から市に正式に提案があったのは昨年の2月。その3月には予算化されているのです。


 確かに、観光は大切な産業であり、街の活性化にも寄与します。
 
 「交流人口の増加」「稼げる観光」…

 ただ、この言葉が大手を振るう状況に違和感を持つのです。

 新型コロナは、そんな観光にも影を落としています。全く先が見通せない状況に、戸惑いが深くなっています。

 そんな中、1月19日、いよいよガリンコ号Ⅲ「イメル」はオホーツク海の荒海にデビューします。

 

 

 

 


北海道後期高齢者医療広域連合議会で質疑して


広域連合議会で質疑(写真提供:広域連合事務局)

 11月16日、北海道後期高齢者医療広域連合議会が札幌市で行われました。

 連合議会議員の一人である私も、コロナ対策を万全に出席しました。

 その上、議題となっている決算認定に質疑(質問)することにしていました。

 全道の市町村長と市町村議員から選出された32人によって構成された連合議会。

 とはいえ、毎回質問に立つのは共産党の議員だけですが…。

 今回も準備をし、緊張しながら質問に立ちました。コロナ対策で透明なアクリル板で仕切られた演題から質問開始です。

 なにより問題にしたのは、後期高齢者医療の保険料の高さです。

 これまで低所得者には「軽減特例」という制度があり、9割軽減されていました。

 それが昨年8割に縮小されたのです。その影響をただしました。

 加入者の26%、約22万人が年約5000円負担が増え、その負担増は全体で11億円に及ぶというものです。

 今年からは、さらに7割軽減へと縮小されたのです。

 北海道の後期高齢者の所得はとりわけ低所得者が多く、加入者約82万7000人に対し、約46万4000人の56%がいわゆる「所得なし」の階層です。

 全国平均の約50%より6ポイントも高いのです。

 この軽減特例の廃止と消費税増税が相まって高齢者の暮らしと健康を直撃しています。

 「国は、年金生活者支援給付金で緩和されているというが、9割軽減の中には無年金者の方も多く、その給付金すら該当しない人がいる。連合として独自にでも対応すべきだ」と訴えました。

 そして国は、いよいよ後期高齢者のうち年収200万円以上の窓口負担を2割に増やすことを決定しました。

 高齢者になるほど医療費がかかることは当たり前のことです。さらなる負担増は受診抑制を引き起こし、病気の重症化を招き、手遅れになる事態が起きかねません。

 「高齢者の命と健康を守るべき広域連合として、政府の進める2割負担の導入に強く反対すべきだ」と訴えました。

 そして最後に、「高齢者施設や病院でコロナのクラスターの発生が危惧されている。広域連合としても、国や道に感染防止対策の徹底を訴えてほしい」と呼びかかて質問を終えました。

 あれからもコロナの感染は拡大しいます。「GoTo」の停止とは言え、菅政権のあまりの無為無策ぶりに言葉も出ません。

 死亡の数字を聞くたびに胸が痛みます。決して、この数字に慣れてはいけない、と改めて思います。

成年後見の動画づくりに参加しました

 


認知症のお年寄りを心配する場面

  成年後見制度の周知啓発を目的とした動画づくりに参加してきました。

 市民後見人養成講座に参加して1年。これといった動きもないままでしたが、ここにきて成年後見制度のPR動画に出演したのです。

 確かに、成年後見と言ってもまだまだ知られていません。

 しかし、確実にその必要性は高まっています。

 先日、名寄市の成年後見センターを訪問した時も、2人の社会福祉士の担当者が、成年後見人として受任の業務にあたっており、これからもますます受任件数が増えるだろう、と話してくれました。

 その意味で、PR動画を作成するのは意味のあることだと思います。

 その日、集まったボランティアのメンバーと社協のスタッフで、北海道演劇財団の斎藤歩理事長の指導の下、2班に分かれて劇づくりです。

 一つは、徘徊する認知症のおじいさんを近所の人や民生委員の方々が成年後見センターにつなげるというもの。

 もう一つは、悪徳セールスに騙された知的障害者に気づいたヘルパーが成年後見センターにつなげるというもの。

 私は、二つ目の「悪徳セールスマン」役。出色の出来栄え。だったとか…

 動画配信サイトから配信される予定です。ご期待あれ。

 ただPR動画もいいのですが、やはりセンターとして成年後見の受任に向けた取り組みを急ぐことが必要だと思います。

 それが、このセンターを立ち上げた目的なのですから…。

 成年後見を必要としている人は、確実にいるのですから…。それも、少なくない数で…