2018年11月10日土曜日

「秋の施設見学会」を開催

 野村淳一の後援会活動として、今年初めて「秋の施設見学会」を開催しました。

 紋別市にも新しい施設ができていますが、ひとりではなかなか見学できないもの。

 そこで、後援会行事として「施設見学会」を企画したわけです。

 今回、見学する施設は「紋別市生涯学習センター」と「モンベジタブルファクトリー」。

 その日、見学会に参加してくれたのは15人。車に分乗して、まずは「紋別市生涯学習センター」に向かいます。


 この施設は、旧元紋別小学校を改修し、今年5月にオープンしたばかりの宿泊・研修施設です。

 尾形施設長の案内で見学開始。研修室に調理室、体育館にボルタリング施設、そして宿泊室に浴室など、きれいで新しい施設に、みんな感心しきり。

 「今度はみんなで利用したいね」と、話は尽きません。

 次に訪れたのは「モンベツベジタブルファクトリー」


 この施設は、障害者の就労支援施設として昨年オープンしたもので、社会福祉法人オホーツク福祉園が運営しています。

 八島施設長の案内で、ハウスを見学します。


 ハウスの中では、ベビーリーフなどの葉物野菜が水耕栽培されています。


 広いハウスの中、珍しい水耕栽培のシステム、緑鮮やかな野菜、どれも目新しくみんな興味は尽きないようです。


 「これはどこで買えるんですか」「何人が働いているんですか」などなど、質問も尽きません。

 「大変、勉強になった」「よい機会を与えてくれた」「どちらも初めて見学が出来て、たのしかった」などなど、みんなの感想も好評で、ほっとしました。

 「ぜひ、続けてくださいよ」との声も多く、今度は「春の施設見学会」を企画しなくちゃ…






 

服部淳一センター長が語る糖尿病予防

 紋別市民大学講座の一環として、紋別市休日夜間急病センター長であり、同時に紋別保健センター長でもある服部淳一医師による糖尿病予防についての講演があり、顔を出してきました。


 服部医師とは紋別市に赴任したばかりの8月の末にお会いし、意見交換をさせていただきました。

 今回の講演でも、市民には初めてのお目見えとなることから、自己紹介もかねての話となりました。

 服部医師はもともと上湧別町の出身で、平成16年から3年半ほど旧道立紋別病院にも勤務した経験があります。

 服部医師が紋別を離れる時期に、道立病院の存続問題が浮上してきた頃でした。

 その後、奄美大島にある鹿児島県立大学大島病院に着任。

 その時の模様をこう語ります。「命をあきらめる。島の人たちは、そう考えてきたのです」と

 本土から遠く離れ、足といえば船便のみ。重篤な病気の場合はまさに「命をあきらめる」しかなかったのです。

 そこで服部医師は奮起します。このままではいけないと

 そして国と県を動かし、ついに離島としては国内初めて救命救急センターを立ち上げ、ドクターヘリを配備させたのです。

 「でも、離島で医師や看護師を確保するのは大変じゃ人ですか」との私の問いかけに服部医師は、「逆なんです。若い医師たちは臨床経験を積みたいんです。ですから救命医療やドクターヘリには強い関心を持っています。この大島にも、多くの医師がやってきたんです」と

 服部医師は、そのリーダーとして奮闘してきました。

 そこには、ひとりひとりの命に向き合う真摯な姿勢と、その命のために力を惜しまない積極的な努力を感じました。

 こんどはこの経験を、紋別そしてオホーツクの地でどう生かしていくか。その手腕に期待したい。そして市民としてなにができるか、ともに考えていければと思います。

 ところで糖尿病についてですが、服部医師は誰にでも糖尿病のリスクはあるとして、まずは自分の体を知ること、健診を受けること、食事は腹8分目で適度な運動を行うこと、などと語りました。

 すべて当たり前のこと。でも、これがなかなかできない…
 出てきたおなかを見つめつつ、自分を戒めながら帰路に就きました。
 


 

国保問題を考える~長友薫輝講演会より

 「北見市の国保をよくする会」主催の講演会、『国民健康保険と社会保障制度のゆくえ』に参加してきました。

 講師は、国保問題の第一人者、津市立三重短期大学の長友薫輝教授です。

 


 話は、国保の問題だけにとどまらず、政府の進める社会保障制度全体の削減についてに及びました。

 公的医療費の抑制のために、「入院から在宅へ」「医療から介護へ」「介護から地域へ」と、まさに「川上から川下へ」流されている。

 そのつど「公的責任」は弱められ、最後そこにあるのは「自助努力」と「自己責任」…

 長友教授は、だからこそ地域で社会保障をつくることが大切だといいます。

 計画や方針に住民を当てはめるのは本末転倒。地域の医療・介護需要や住民の生活問題を科学的に分析・把握し、住民とともに地域づくりを進めることが社会的な役割。

 地域で一番しんどい暮らしをしている人を取りこぼさない地域づくりが必要。

 社会保障の活動こそ地域経済に貢献する「持続性」ある経済活動そのもの。

 そして社会保障とは、私たちが心に体に無理をせず、働き生きることができる社会づくりを志向するもの。頑張らなくてもよい社会をつくること。

 と、結ばれました。

 それにしても、国保の問題は深刻です。小手先で、都道府県化などとやってみても、構造的な破たんは解消されません。

 共産党が時あたかも、「高すぎる国民健康保険税を引き下げ、住民と医療保険制度を守ります」という政策を発表しました。

 その柱は、国保を「協会けんぽ」並みに引き下げることです。そのために、全国知事会なども強く要望している公費の投入を実施することであり、「人頭割」と同じ「均等割」「平等割」を廃止することです。

 紋別市も、今年、国保の都道府県化に伴い国保税が値上げされました。

 もう、加入者の負担は限界です。

 国保が貧困をさらに拡大しています。

 その改善は待ったなしです。国レベルでの解決しかない問題です。

 来年の統一地方選、参院選でもこの問題は、大きな焦点になるでしょうし、一大争点にしていかなければなりません。

 この講演会が始まるまでちょっと時間があったので、丁度開催されていた「北見菊まつり」にお邪魔しました。何十年かぶりの菊まつりでした。






 

2018年11月7日水曜日

「病児保育」「小型風力発電」~稚内市を視察

 稚内市でもう一つ視察したのが「病児保育」についてです。

 紋別市にあるのは「病後児保育」。それがなかなか利用が増えないのです。絶対、必要な施設なのに、どうしてだろう。と、ずっと思ってきました。

 やはり、保護者にとって本当に必要なのは「病児」の保育
なのではないか。そう思い、稚内市の取り組みを視察しました。

 稚内市の「病児保育室・はぐくみ」は、昨年にオープンしたもので、稚内市の開業医誘致制度で開業した小児科クリニックの隣にあります。

 それも、その医師による取り組みが大きかったといいます。




 子どもたちが健やかに成長できる環境。それを安心して見守れるサポート。それを、社会的に支援する体制。

 あらためて、その必要性を実感しました。

 その後、佐藤ゆかり市議の案内で、これまた関心を持っていた「小型風量発電」について、市内を案内していただきました。

 稚内市は、言うまでもなく風力発電の街、再生可能エネルギーの先進地でもあります。

 ところがいま、「小型風力発電」の進出が目覚ましいのです。それも「まちなか」に、です。

 「小型風量発電」の風車は、基本的に設置に制限がありません。住宅地であっても、そこに空き地があれば、それを取得さえすれば、そこに立てていいのです。

 とはいえ、いくら「小型」とはいえ、高さは10メートルを超え、その与える影響は人体に、環境に少なくありませんし、その実態もほとんど解明されていません。まして、住宅街での設置は、危険です。

 そこで稚内市では、「小型風力発電の設置に関する条例」を、全国初で制定し、住宅街における設置に歯止めをかけています。

 しかし、これとて万全ではなく、風車建設の動きが続いているのです。


 この小型風車は、条例違反として一部撤去されたものですが、現在は止まったままです。

 このように、ほとんどが道外資本の利益優先、投資優先の事業です。そこに住民の福祉や環境への配慮は感じられないのが実態です。

 佐藤ゆかり市議は、条例制定の先頭に立ち、地元の声問地区の風車建設問題でも住民と一緒に建設反対の運動を進めています。

 もちろん、再生可能エネルギーの拡大は推進すべきです。しかし、それには住民の暮らし、地域の環境との共存があってこそです。

 しかも、人家と10メートルも離れていない場所に設置されるとしたら…

 この声問地域も案内していただきました。

 「この空き地に建設予定なんですよ」と、指差されたのは、まさに住宅街のど真ん中の空き地。隣の家と数メートルも離れていません。

 私も、おもわず「えっ」と声を上げました。こんな住宅地に…。

 さらに、声問岬にも案内されました。ここも建設予定地だといいます。ここも、人家から100mと離れていないでしょう。

 地区の住民は業者に対し、今も建設中止を訴え続けています。

 それにしても、この声問岬は素晴らしい。目の前が日本海。右手に宗谷岬が、左手にはノシャップ岬がくっきり見えるのです。しかも、稚内の街並みがきれいです。

 そして、ふりむけば…  「利尻富士」!

 しばし見とれる風景です。否、こんな素晴らしい場所に、無機質な風車は似合わない。声問のみなさん、頑張ってください。そして、ゆかり議員も!

 ところで、この声問岬。何と、石油が出たのだそうです。
これまた、びっくりです。今でも、なんとなくにじむ出ているとかいないとか…

 
 

 
 

 


2018年11月3日土曜日

「障害福祉」「成年後見センター」~名寄市を視察

 名寄市では「障害者福祉」と「成年後見センター」について視察してきました。

 障害者福祉では、特に「就労支援」と「名寄市手話条例」についてお話を伺いました。

 紋別市と同じ人口規模の街ですが、障害者福祉では一歩も二歩も前に進んでいます。(医療もそうですが…)

 特に障害者の就労支援では、7つの法人で就労継続支援A型が1か所、B型が12カ所、就労移行が2か所と充実しています。



 そこで就労している障害者は150人程度になると言います。それでも「まだ足りない」とも言います。

 パンや豆腐・チーズの製造、清掃や食堂、農作業や除雪など、作業も多彩です。今度、パソコン業務専門の事業所も開設されるといいます。

 障害者が、それぞれの特性と個性に応じて職種を選べる環境はうらやましい限りです。

 同時に、一般就労にも力を入れており、年間10人程度の一般雇用が出来ているといいます。それを支え支援するために、名寄職親会などが独自に「ジョブコーチ養成講座」も開催しています。

 「名寄手話条例」は、地元の手話サークルからの養成もあり、議員提案で成立したといいます。

 やはり、住民からの働きかけが重要なのだと感じました。

 また、障害の理解啓発のために、「アール・ブリュット展」や「市民向け研修会」の開催なども行っています。

 それにしても、これらの施策。一朝一夕にできるものではありません。民間の法人も含めた、長年の取り組みがあったればこそです。

 大いに刺激を受けました。

 名寄市の「成年後見センター」は、社協に委託し、この1月に開設されました。

「成年後見センター」が入る名寄市総合福祉センター


 開設までに、「検討会」6回、「職員向け勉強会」8回、「市民向け研修会」を開催したといいます。

 何より、成年後見の意味と役割を、関係者がしっかり認識することが大事だといいます。

 紋別市でも現在、センター設立に向けて準備が進められていますが、なかなか苦労している状況のようです。

 確かに、成年後見の意義とセンターの必要性を、しっかり学ぶことが必要なんですね。

 それにしても、これらすべての内容を説明してくれた柴野主幹の知識量には驚きました。話は、冷静で淡々としているのですが、その底にある障害者への思いやりと仕事への情熱を感じました。

 市役所を後にして、「社会福祉法人なよろ陽だまりの会」が運営する就労継続B型事業所「喫茶陽だまり」で、オムカレーをおいしくいただきました。
  


2018年11月2日金曜日

「開業医誘致制度」~士別市・稚内市を視察

 10月24日から士別市、名寄市、そして稚内市と視察に行ってきました。

 士別市と稚内市は同じテーマーー「開業誘致制度」についてです。

 この制度は、開業医を市外から誘致するために助成金を支給するというもので、両市ともすでに実績をあげています。

 紋別市でも広域紋別病院の医師確保とともに、地域医療を支える開業医の減少と高齢化は大きな課題となっています。

 その開業医をどうやって誘致しているのか、両市の取り組みをぜひ知りたくてお邪魔しました。

 この制度を全国で最初に手掛けたのが稚内市で、次いで実施たのが士別市です。日程の関係上、まずは士別市から訪ねました。

 士別市が「開業医誘致制度」を策定したのは7年前。

 当時、開業医は4医院しかなく、センター病院である士別市立病院に患者も救急も集中し、医師の負担がピークに達してました。

 しかも、医師の高齢化でさらに開業医が減る事態となっていたのです。

 このままでは医療は成り立たないと、稚内市の実践をもとに策定されたのが「士別市開業医誘致条例」でした。

 制度の内容は、市内に10年以上開業することを条件に、クリニック開業に係る土地取得、建設、設備などの費用の一部を助成するというもので、総額最大4000万円程度の助成となります。

 この制度を実施した結果、2つの内科のクリニックが開院し、来年には整形外科のクリニックも開院する予定だといいます。

 確かに安い助成額ではありません。

 「でも」と士別市の担当者は「今では医師一人招へいするのに年間2000万円程度の給与が必要です。そう考えたら、この地域にずっと開業してくれる医師が増えることは決して無駄ではありません。住民の健康と安心をつくるうえで、十分役立つ施策だと思っています」と話されました。

 ついでお邪魔した稚内市でも、この開業医誘致制度をつくった動機は同じです。一次医療を支える開業医の高齢化と減少。その危機感から、この制度が生まれました。

 とはいえ、全国で初めての制度だけに、庁内にプロジェクトチームをつくり、検討を重ねたといいます。

 でもなぜ、市立稚内病院の医師誘致ではなく、開業医誘致なのか。

 身近なかかりつけ医=開業医を増やすことで、適切な医療を提供できる。そして、一次医療と二次医療の役割を明確にすることで、地域全体の医療と住民の健康を向上すること、拡充することができる。ーー稚内市の挑戦がスタートしたのが平成18年4月でした。

 それからこれまで、すでにこの制度を活用して5つのクリニックが誕生しています。




 その内容も多彩で、内科はもちろん、整形外科、小児科、耳鼻咽喉科と、市民にとって身近なかかりつけ医として利用されています。

 その一つ、小児科のクリニックを訪ねました。



 名寄市でも、この「開業医誘致制度」を来年度から実施する計画だといいます。

 紋別市でも、地域医療を土台で支える身近な開業医の体制をしっかり支え、強化することが必要です。

 そのための具体的な施策が、今こそ必要なのだと、強く感じた視察でした。

 


 

2018年11月1日木曜日

川汲(かっくみ)アールブリュット美術館

 先日、津別町にある「川汲(かっくみ)アールブリュット美術館」を訪ねてきました。





 「アールブリュット」とは、フランス語で「生(き)の芸術」を意味するもので、専門的な美術教育を受けていない人が、心に浮かぶものをありのままに表現したアートを指すものですが、日本では主に知的障害者や精神障害者による芸術を指すことが多いとされています。

 私もかねてから、このアールブリュットには関心があり、当別町の「かたるべの森美術館」など、幾度か道内の他の美術館や展覧会に足を運んでいました。

 それが、こんな近くに美術館があるなんて知りませんでした。

 実は、この美術館、私は実行委員長を務める「柳家さん喬紋別落語会」のメンバーで、美幌町在住のご夫婦が中心に運営しているのです。

 しかも、それを知ったのがついこの間。ということで、さっそくお邪魔しました。

 広いガーデンの中にミニ図書館や集会所などが配置され、その一角に美術館がありました。

 どれも障害者が心のまま描いた作品です。そのほとんどが題名すらありません。何を描こうとしているのかもわからないものもあります。

 でも、言葉ではなかなか表現しきれない思いを、画用紙に思い切り描き殴っています。

 自分の気持ちを思いっきり表現しているのです。

 だからこそ、じっとその絵を見ていると、なんとなく引き込まれていく気がします。

 この美術館のご主人。設計士の資格を持ちながら社会福祉士としても活動し、介護技術の著書もある方です。

 話もまた楽しく、興味深く、時間を忘れました。

 残念ながら、9月いっぱいで今年の営業は終わりました。来年は5月から。興味のある方は、ぜひ。

 紋別市でも、このような美術展を開催したいものです。

コムケ湖の環境保全とラムサール登録へ~2018年第2回定例市議会一般質問③

3、自然環境の保全について
①コムケ湖のラムサール条約登録について
②自然環境保全に向けた環境調査について


コムケ湖のワタスゲの群落

〇野村淳一議員
 最後に、自然環境の保全について質問いたします。

 1つは、コムケ湖のラムサール条約への登録についてです。

 紋別市は、平成25年度に作成した紋別市環境基本計画で、コムケ湖について、関係各団体の協力のもとにラムサール条約登録を推進すると述べています。

 宮川市長も平成25年の市政執行方針でコムケ湖のラムサール条約の登録について、産業や観光など地域の活性化に結びつけるワイズユースの視点に立ち、関係者のご意見を十分お聞きしながら、地域総意の取り組みとなるよう努めてまいりますと述べています。

 しかし、それ以降、市長の市政執行方針からこのラムサールの言葉は消えてしまいました。

 コムケ湖には、270種を超える野鳥が飛来し、生息し、50種を超える花々が咲き競う紛れもなく全国的にも価値のある貴重な湖であり、湿原です。しかし、その資源は年々変化し、減少、後退しています。

 今こそ、本格的な調査と保全に向けた取り組みが必要であり、ラムサール条約の登録に向けた行動が必要なのです。

 ラムサールへの登録は、それ自体紛れもなく新たな付加価値となり、観光につながり、交流人口の増大につながるものです。根室市のラムサール登録湿地、風蓮湖、春国岱を中心にした世界的な野鳥観光の急増がよい例です。

 そこで、ラムサール条約の登録に向けての現状と認識についてお聞きするとともに、今後どう取り組みを進めるのかお尋ねするものです。

 また、コムケ湖周辺の環境保全について、どのような認識をお持ちか、今後の取組方向とあわせお聞きします。

 言うまでもなく、紋別の豊かな自然環境は、かけがえのない財産です。流氷をはじめその雄大で生命力にあふれた美しい自然は、多くの観光客を魅了します。だからこそ、しっかり守り、大切にしたいものです。

 しかし現在、コムケ湖とオムサロを含めた原生花園では、牧草などの輸入で植生の維持が困難になりつつあります。一方海岸線では、砂浜の侵食で海浜植物の減少・後退が著しい状況にあります。

 市民グループのコムケの会などが自主的に木道を整備したりと環境の保全と自然に親しむ取り組みを続けていますが、それだけでは到底限界があります。

コムケの会が自主的につくった木道


 今必要なのは、自然環境の保全に向けた本格的な調査とその体制づくりです。

 紋別市として、現在の自然環境に対する認識とその対応をお聞きするとともに、改めて自然環境の実態調査が今こそ必要と考えるものですが、いかがお考えかお聞かせください。

【 答弁 】

○宮川良一紋別市長
  次に、自然環境の保全についてであります。

 1点目のコムケ湖のラムサール条約登録につきましては、環境の保全や観光資源としての効果が期待される一方、コムケ湖周辺で生業している方々の生産活動への懸念などさまざまなご意見があり、これらの意見は公平な視点で十分に尊重し配慮されなければならないものであります。

 ラムサール条約の登録に向けては、地元の利害関係者の合意形成が大前提であり、関係者の考え方に隔たりが見られる現状において手続を進めることは難しい状況にあると認識しており、引き続き関係団体等のご意見を伺ってまいります。

 また、コムケ湖及びその周辺地域は、豊かな自然環境と活発な経済活動が共存する場として後世へ引き続いていくことが大切であると考えており、今後とも地域住民の皆様のご理解やご協力はもとより、国や北海道、コムケの会などの環境保護に取り組む団体、農協や漁協、産業界など各方面の関係機関との連携を図りながら、コムケ湖や周辺環境の整備、維持、保全に取り組んでまいります。

 2点目の自然環境保全に向けた環境調査につきましては、自然環境は多岐にわたりますことから、実態を把握している水環境についての認識となりますが、河川においてはおおむね良好な水質を維持しており、コムケ湖及びシブノツナイ湖においては富栄養化が進行していることから、今後も観察が必要な状況にあります。

 対応については、富栄養化の一因となる生活排水対策を継続して実施しているところであり、水環境の水質監視を含め、今後も継続して実施してまいります。

 自然環境保全施策を展開する上では実態調査が必要となりますが、保全する自然環境の対象とその保全方針により、調査主眼や手法などが異なることから、市全域を対象とした総合的な調査については、今後の研究課題とさせていただきます。

【 再質問 】

○野村淳一議員
 自然環境の問題について、ラムサールについてお聞きします。

 確かに、産業界を含めて利害関係者がたくさんいらっしゃるので簡単には進みません。無理やり進む話でももちろんありません。時間がかかるものなのかもしれません。

 改めてお聞きしますが、紋別市としてはコムケ湖をラムサール登録湿地にするということでの考え方は変わらないんですね、その方向性は。それをまず確認させてください。

○富樫豪志企画調整課長
 お答えいたします。
 ラムサール条約の登録に向けては、地元の合意形成が大前提であるということ、そういった部分で、さまざまな団体の方々がさまざまな立場から多様な意見をお持ちになっております。

 私ども市といたしましては、そういったご意見を公平な視点で伺いながら、今後どうあるべきかという部分を検討していくという立場で変わっておりません。
以上でございます。

○野村淳一議員
 確かにそうなんです。ただ、平成24年4定、私の質問に市長は当時こう答えてるんです。関係団体との協議を深めながら、合意形成に向けて取り組んでまいります。合意形成に向けて取り組んでまいりますと。

 これは、ラムサール登録に向けて、合意形成に向けて取り組むと。ここでは明確に、ラムサール登録に向けての合意形成というふうにはっきり打ち出してると思うんですが、その認識で変わらないかとお示しを。

○富樫豪志企画調整課長
 繰り返しになるかもしれませんが、各団体のご意見というのは尊重されるべきものであって、団体の犠牲の上にワイズユースというものが成り立つというものではないというふうに考えておりますので、引き続き関係団体のご意見などを伺ってまいりたいと考えております。

○野村淳一議員
 わかりました。もちろんそれはそのとおりなんです。ただ、どこを向かってやるかということも重要だと思ってるので、繰り返し質問したということです。

 貴重な湿原です。どう守るか、後世に引き継ぐという意味では非常に重要な意味を持つと私は思っています。

 この北海道のオホーツク沿岸は、浜頓別のクッチャロ湖から網走の濤沸湖、それから尾岱沼、そして風蓮湖、そして釧路湿原と、全部ラムサール登録。まさにラムサール街道なんです。

 ここにコムケ湖が加われば、世界的にこんなところないんですもん。すごい価値のある地域だなあと、非常に夢も私は持ってますから。ぜひそういうことも含めてお願いしたいと思います。

 それから、自然環境の問題についてです。
ちょっとお聞かせいただきたいんですけど、例えば自然環境調査をするとしたら、どこの部が、どこの課が担当するのか、それだけちょっと教えてください。

○清水博昭環境生活課長
 お答えいたします。
 自然環境については、現在特に所管部局はない状況にございまして、先ほどもお話ございましたラムサールの部分について言えば環境基本計画策定当初、その環境基本計画に基づく施策として、企画調整課として取り組んでいくとして位置づけられたものでございます。
以上でございます。

○野村淳一議員
 いいんです、ラムサールはそうでしょう。

 だから、その自然環境調査をする、実態調査をするということになれば、さっきの答弁ではこれから全体になるので研究課題だとおっしゃったけど、だからそういうのも研究するのも、何をするにしても、どこの課が責任を持つのかということを教えていただきたいんです。

○佐藤久祐総務部長
 お答えをいたします。
 事務の所管の問題にも絡んでまいります。そういうことでございますので、私どもといたしましては、今清水環境生活課長が言ったとおり、水環境はこういう形ということで、今分かれておりますので、その辺は今後に向けて、事務の再編も含めまして検討してまいりたいと考えております。

○野村淳一議員
 紋別の自然環境に関係する取り組みはそこにあるような気がしてならないんです。

 コムケの会が、ワタスゲのところにも木道をつくりたいと思って市に問い合わせ行きます。どこに行っていいかわかんないんです。あそこへ行ったらここへ行け、ここへ行ったらあそこへ行けって。なかなか前に進まないんです。

 本当に、今紋別の自然環境、これから生かしていただきたい。

 ワタスゲがこれからすごく花咲くんです。インスタ映えするんです。最高の場所ですから。秋はサンゴソウ、これまたコムケの会が木道をつくってそこに行ったらインスタ映えするんです。いいですよ。だから、こういうことを含めてちゃんと管理をし、あるいは保全し、一緒になってやっていく部を、担当をちゃんとつくっていただきたい。まずこれを言っておきたい。

 最後になります。時間がありません。自然環境の関係で、今言った野鳥の問題、それから草花言いました。野生動物もそうなんです。

 実は熊の問題なんですが、今紋別公園で熊の出没云々かんぬんと言われています。人間の生ごみにも何か興味を持ってるということですから、非常に危険だなあと思っていますが、市民も不安を持ってます。正確な情報が必要だというふうに思います。

 ご答弁できればしていただきたいんですが、今の現状の認識と、対応、対策がもしあれば教えていただきたいんですが。これを最後の質問にします。

○徳正修一産業部長
 お答えをいたします。
 熊の足跡がごみステーション、個人のごみ箱なんですけども、メッシュで既成のごみ箱。上がふたが開くような形になってるもの。その上のふたに前足が乗っかったような足跡がありました。

 また、その下、アスファルトですけれども、後ろ足の足跡も見つかりました。

 そこで、見つかったのが6月6日でしたから、すぐ広報を出して注意喚起を行いました。紋別公園に隣接する潮見町5丁目の民家の前だということで、広報を出して周知をするとともに、紋別公園の入り口等の通行をとめ、進入禁止ということで、中に入らないような対策もあわせて行いました。

 また、猟友会とも相談をいたしまして、これまで2回熊のふんが発見されたということで、箱わなも仕掛けて、ただこれは大山の、紋別公園内ではなくて、大山の中のほうに仕掛けておりました。

 ただ今回は、生ごみのごみステーションのほうに出てきたということもありまして、紋別公園に立ち入らないような措置をした上で紋別公園の中に箱わなを設置をし、現在餌も入れて、わなの供用を開始をしているところです。

 また、知床財団というエキスパートのところとも相談をさせていただきまして、近々現地を見て、現地にあわせた対応策ということも検討していきたいというふうに考えております。
以上です。


 

地域医療の充実の為に~2018年第2回定例市議会一般質問②

2、地域医療について
 ①広域紋別病院について
 ②休日夜間急病センターについて
 ③開業医誘致制度について
 ④医療と介護の連携について




〇野村淳一
 次に、地域医療について何点か質問します。

 まず、広域紋別病院についてですが、今年度紋別市は企業団負担金として、総額5億5,400万円を支出しています。

 特に拡大分として、昨年より1億円余り増額しています。

 もちろん公立病院として住民の健康と命を守る立場から、医師が不足する中、不採算部門も担っているもとで赤字が発生することはやむを得ないと考えるものです。その分を一定紋別市が負担することもやむを得ないと考えます。

 もちろんそのためには、病院側の経営努力が前提であり、それらの情報がきちんと公開され、そのもとでの市民の合意が重要であることは言うまでもありません。

 その意味でお聞きしますが、今回の企業団への負担金の内容とその根拠、そして今後の見通しとその考え方についてお尋ねするものです。

 今議会に、休日夜間急病センターのセンター長が市の職員として配置される条例案が提案されております。

 急病センターの充実は誰もが望むものですが、今回の対応によって何が変わるのか、どんな役割を担うのか、さらに紋別の地域医療とのかかわりではどうなのか、広域紋別病院との関連も含め、それぞれお聞きするものです。

 地域の命は地域で守る。そのためには、やはり医師の確保が欠かせません。私はこの間、医師確保のために医学生への奨学金制度の創設を訴えてきましたし、その必要性は今も感じています。

 一方で、地域医療の充実のため、医師確保の一助としてクリニックの開業資金を助成する開業医誘致制度を実施している市が道内にもあり、成果を上げています。

 特に稚内市は、小児科、内科、耳鼻咽喉科など5つのクリニックがこの開業医誘致制度で開院しています。名寄市では、地元医師会がこの開業医誘致制度をつくるよう市に要請したとも聞いています。

 紋別市も全く可能性がないまちではないと考えます。開業医誘致制度、検討に値する施策と考えますが、いかがお考えか見解を伺うものです。

 少子高齢社会を迎え、地域医療を取り巻く環境は、これからも大きく変化していくでしょうし、その変化に応じたシステムを整備することが求められるでしょう。

 高齢化のもと、入退院時における医療と介護のネットワーク、さらに家族との連携・協議が大切になっています。

 高齢者が住みなれた地域で最後まで自分らしく暮らすためにも、医療と介護の円滑な連携は不可欠です。それらに向けた取り組みについて、現状と今後の方向についてお聞きするものです。

〇宮川良一紋別市長
 次に、地域医療についてであります。
 1点目の広域紋別病院につきましては、企業団負担金を拡大した理由と内容につきましては、さきに阿部徹議員のご質問にお答えしたことでご理解願います。

《 阿部徹議員への宮川市長の答弁
「市の財政負担の私の見解につきましては、平成30年度予 算の編成に当たり、企業長より基金延命のための基準外繰出しを要請された際、基準内繰出しについては企業債元利償還金の交付税算入額と繰出基準額との差額2,800万円を増額し、基準外繰出しについては企業団の経営改善努力によって解消された赤字相当額を新たに繰り出すことで合意し、本年度においては委託料など経費縮減5,200万円、診療報酬請求書の精査による増収2,000万円など約1億円を措置したところであります。この結果、企業団の収支不足は前年の9億2,400万円から8億円まで減少したところであります

 今後の影響につきましては、市立病院を設置する人口3万人以下の市における病院事業への実繰出額から交付税算入額を除いた額は平成28年度の実績となりますが、根室市が12億5,000万円、士別市が8億5,000万円などで、基準額以下の繰り出しの砂川市と本市を除いた10市の平均繰出額は5億2,000万円となっております。本市におきましても、広域紋別病院に対する基金枯渇後の繰り出しは、この平均額をやや上回ることとなる見通しであり、こうした多額の財政負担が発生していることは、不採算医療や政策医療を実施しなければならない公的病院の構造的な問題であり、国に恒久的な財政措置を要望してまいります。


 また、企業団とともに医師招致活動をさらに推進し、医師を常勤化することにより外来診療で病気を発見し、手術、入院、退院と地域で完結できる医療提供体制を築き上げることにより収益の増加を図るなど、将来の本市財政への影響を極力軽減できるよう努めてまいります。」 》


 負担金を拡大した根拠は、議員ご指摘のとおり、病院設置自治体においては住民の命と健康を守るため実施している不採算医療や政策医療など病院の責めによらない赤字を一定程度補填する必要があると認識しているためであります。

 しかし、漫然と発生する赤字の補填を市が続けても、市の負担だけが増え、赤字体質の改善は進まないことから、企業団に対して主体的に経営改善を強く求め、改善相当額と同額を市が負担金として支出することで、企業長と合意したものであります。

 今後の見通しにつきましては、本年度予算編成後に実施した入札においても複数社による競争入札の結果、既に2,300万円ほどの入札減が発生していることや、診療報酬の過誤請求や請求漏れについて、医師や事務職員が具体的な目標を持って解消に取り組んでいるなど、さらなる増収対策を進めたと伺っており、今年度の拡大した負担金1億円に、これらの取り組みによる改善効果額を上積みし、来年度の負担金とする予定であります。

 2点目の休日夜間急病センター長につきましては、さきの第1回定例会で議員のご質問にお答えいたしましたとおり、休日夜間急病センター長兼保健センター長として7月より勤務していただく予定であります。

 業務内容は、保健センター長としては医師の観点から病気予防への対策を、休日夜間急病センター長としては診療業務のほか、管理運営を含めた診療体制の強化を図るとともに、これからの地域医療の方向性を示す中心的な役割も担っていただきます。

 また、前任地である鹿児島大学や奄美大島の医療関係者とのネットワークを活用しながら、最重要課題である広域紋別病院の医師確保も担うため、診療業務に限定した委託医師ではなく、医療全般に係る幅広い業務について責任を持って対応していただくため、市職員として採用するものであります。

 3点目の開業医誘致制度につきましては、現在道内で同制度の運用をしている4市のうち、稚内市では制度を開始した平成18年から昨年までの間で5件、士別市では平成23年から現在まで2件の利用があり、新たに平成31年5月の開業を目指して1件の利用申込みがあると聞いております。

 本市の地域医療を維持していくためには、1次医療機関と2次医療機関がそれぞれの役割を果たし、補完し合う医療提供体制が重要と考えております。

 そのため、今後の高齢化に伴う1次医療の機能低下や在宅医療を担うかかりつけ医の不足が懸念されていることから、1次医療機関の充実に向け、紋別医師会からのご意見を伺ってまいりたいと考えております。

 4点目の医療と介護の連携につきましては、居宅介護支援事業所の介護支援専門員が医療機関等におけるカンファレンスなどに参加し、支援者情報の共有を行いながら、医療と介護が一体的に提供できるよう取り組んでおります。

 また、本年4月からは医療機関との連携に積極的に取り組む居宅介護支援事業所には、入退院時連携に係る評価として反映されることから、これまで以上に連携が進むことを期待しているところであります。

 今後の方向性といたしましては、地域包括支援センターと市が中心となり多職種協働による地域ケア会議の充実強化を図ることで、要支援者にとってより一層効果的なケアの提供に努めてまいります。

《 再質問 》

〇野村淳一
 地域医療についてお聞かせください。
 きのうも、広域紋別病院のいわゆる赤字の問題について議論がありました。

 不採算部門、それから政策的医療にかかわる部門、3億5,000万円程度でしたか、それに病院そのものが経営努力をした分1億数千万円。市長も言われましたが、それに今年はさらに幾らかプラスされるということだと思います。

 私は、これは大筋それで、そのことに対しては異論はありません。今の医療機能を維持していくためにはやむを得ない状況にあるというふうに思っています。

 ただ、紋別は基金があるんです。これは、あと5年、6年で枯渇するとかいいますが、でもまた基金があるんです。なので、今市長のおっしゃったような取り組みを市としても行いながら、基金をあと1年、5年、10年と先延ばししながら、その間で医師を確保し、そして広域紋別病院の機能を充実させ、あるいは制度、仕組みを改変し、そういう形で猶予を持ちながら医療を維持していく、広域紋別病院を維持していくと。その可能性は紋別にあるんだと思っています。

 そういう意味では、私は余り絶望していないので、ぜひ病院側と共同歩調をとりながら取り組みを進めていただきたいというふうに思うんですが、ただ市民の目から見ると、やっぱり9億円だ、8億円だの赤字というのが表に出てくるんです。

 それで基金がこれしかないとなれば、今後どうなるんだという不安がやっぱり先に募るんです。

 今おっしゃったような、市が考えているような考え方、あるいは病院が努力している方向性、これらをちゃんと市民に情報を公開し説明する、そういうことが必要ですし、そうして市民と一緒になって病院を維持していくという取り組みがいよいよ必要になってると思うんです。広報などを活用することも重要だと思います。その点についてはいかがですか。

○西田尚市広域病院連携推進室参事
 お答えいたします。
 今質問のありました広報等の活用等でございますけれども、企業団におきましても、市民に対しまして、年に2回企業団議会を開催しておりまして、今言われました、昨年からコンサル等を病院のほうも入れまして、病院の企業努力ということで、今回1億円ほどの拡大分、市からいただいております。

 そういう部分につきましても、企業団議会等で周知をしている部分もございます。

 市も、市議会も含めまして企業団とお互い連携をとって周知のほう行ってまいりたいというふうに思います。
以上でございます。

○野村淳一
 市民は、やっぱりそういう意味では前向きに考えてるんだと思うんです。だんだんだんだん入院患者が増えて、外来もずっと横ばいだということですから、だんだん病院に対する信頼、そしてその役割もしっかり定着してきていると思うんで、そういう意味ではもっともっと情報をいろんな形で公開するような取り組みをしていくようにしてください。よろしくお願いしたいと思います。

 あとは、時間がありませんので、開業医誘致制度についてちょっとお聞きします。

 さっきも市長の答弁もありましたが、一定成果が上がってる自治体が多いんです。1次医療の充実、かかりつけ医の確保という意味では非常に意味があるものです。

 紋別も、紋別医師会の意見を伺っていきたいという方向だというふうに思いました。この問題について、もうちょっと積極的な取り組みが必要だと思いますし、先進的なところの取り組みをしっかりと学ぶことも必要ではないのかなあと思っています。

 かつて紋別にも、紋別で開業したいという医者がいて、土地を物色したけどなかなかうまくいかなかったという話もかつて聞いたことがあります。

 もしそういうときに、こういう制度があったらというふうに思ったりもしています。その辺について、もう一つ踏み込んだご答弁いただけませんか。

○大野貴光保健福祉部参事兼広域病院連携推進室参事
 お答えします。
 1次医療の役割というのは、今後の在宅医療とかの推進に向けては必要になってくるということは認識しております。

 今現在、いろんな、例えば議員さんからご提案いただいてました開業医誘致ですとか、以前、医師の修学資金の支援等ございますが、1次医療の関係ですので、医師会のほうとも相談しながら、どのような有効な方法があるか、手法があるかということを研究、そういうようなことを相談しながら1次医療の確保充実に努めてまいりたいなと考えてます。
以上でございます。

○野村淳一
 積極的な取り組みをお願いしたいと思います。