2019年11月23日土曜日

津別町の社協で、福祉相談所「ぽっと」を学んできました

 11月11日、共産党の遠紋地域の地方議員のメンバーで、津別町の社会福祉協議会にお邪魔してきました。


 ここでは、引きこもりの人など社会的に孤立している人への支援を、地域ぐるみで取り組みを実践し、今、全国からも注目されている社協です。

 その仕掛け人でもある事務局長の山田英孝さんにお話を伺いました。

 過疎化と高齢化が進む中、地域の住民と福祉の専門職とが協働する総合的な相談体制を作ることができないかー。
 
 それが第一の動機だったといいます。

 そのために平成27年、住民の生活実態をつかむための調査を開始。半年をかけ約500件を訪問し対話を続けました。

 その中で見えてきたものの一つに「引きこもり」がありました。

 調査の結果、2%、約50人が長期に引きこもっていることが分かったのです。

 そこで取り組んだのが、身近な福祉相談所「ぽっと」の開設でした。

 2つの自治会を舞台に、地区の世話人さんと社協の専門スタッフが組んで、実態調査をもとに地域の課題を協議し共有化を図っていったのです。

 町内での「うわさ話」を単なる「うわさ話」に終わらせず、それを手掛かりに組織だった取り組みや支援につなげてゆく。

 引きこもっている当事者へは専門職のスタッフが対応し、母親への支援は地域のメンバーがサポートする、など具体的な成果も上がってきています。

 山田さんは言います。
 「引きこもりや貧困などの生活課題は、深刻化すればするほど解決に時間がかかります。その前の予防支援が大切なのです。身近な福祉相談所は、その大きな力になっています。一人一人を大切にする優しい地域づくりを目指しています」と。

 それらの言葉に、人への思いやりと凛とした心根を強く感じました。

 2時間半にわたる熱の入った意見交換でした。

 「そうか、社協って、こんなことができるんだ」-参加した議員の共通した感想でした。



長崎紀行

 11月のはじめ、妻と長崎に旅行に行ってきました。

 念願だった原爆資料館と平和公園。山王寺の一本柱の鳥居



 

 そして、グラバー邸やオランダ坂。大浦天主堂に中華街。


 出島に眼鏡橋、と長崎を堪能しました。


 西洋文化と中国の影響。隠れキリシタンの痛ましい歴史。
軍艦島などの近代化の遺産。そして原爆による破壊と悲しみ。いろいろな顔を持つ長崎はとても刺激的で、心に残る街でした。


黒崎教会


 そうそう、妻の念願だった『自由飛行館』にも寄りました。ここは、さだまさしさんの妹の佐田玲子さんが経営する喫茶店。


 この日、たまたま玲子さんが居て、一緒に記念写真。

 玲子さんから「紋別ってガリンコ号のあるところよね」とうれしい言葉。よく知ってます。こんな出会いも楽しいものですね。

 旅はこの後、大分県日田市で「男はつらいよ」第43作「寅次郎の休日」のロケ地をめぐり、由布院温泉、太宰府天満宮と回りました。

 
 




2019年11月13日水曜日

私たちのゴミの行方を見てみよう~後援会行事の施設見学会

 10月28日、日本共産党・野村淳一後援会が主催する「秋の施設見学会」を行いました。

 今年のテーマは『私たちのゴミの行方を見てみよう』というもの。

 普段何気なく出しているゴミ。それがどこでどんなふうに処理されているかを知ろうというもの。

 というわけで訪れたのが「紋別市リサイクルセンター」と「西紋別地区広域ごみ処理センター」です。


紋別市サイクルセンター前で記念写真

 「紋別リサイクルセンター」は、缶ビン・ペットボトルやプラスチック、紙類などを選別・回収する施設として平成12年に完成。西紋各地からの資源ごみを扱っています。

 紙類、プラスチック、缶ビン・ペットボトルと、それぞれに処理のラインが分かれ、どれも興味深いものばかり。

 「こんなに手間がかかっていたんだ」「もっときちんと分別しなきゃね」と次々に感想が聞かれました。

 

 次に訪れたのが「西紋別地区広域ごみ処理センター」。

 平成25年に稼働したこの施設は、「竪型ストーカ炉」という全国的にも珍しい焼却施設です。

 1日約26トンのごみを処理しています。

 近年、高齢化に伴って家を処分する際に出る家財などの焼却量が増加しているといいます。これも時代というものか…

 ゴミピット内での大型クレーンによるごみの撹拌作業や中央操作室を見学。




 最後に訪れたのがゴミ処理センターに併設された「最終処分場」。

 ここは焼却によって出た灰などを埋め立てる施設で、雨や雪の影響を受けないように全面屋根に覆われています。まさに巨大な体育館のよう。


 「勉強になった」「また見学会をやってほしい」などの声もいただきました。

 施設の職員のみなさんも「市民のみなさんの見学は大歓迎です」と快く迎えてくれました。

 というわけで、来年もぜひ企画したいと思っています。





 

2019年10月31日木曜日

紋別高等看護学院の移転建て替えを~道と交渉

 10月24日、日本共産党北海道委員会と党道議団による、北海道との予算要求が行われました。

 道議会4階の2つの委員会室を会場に、全道から集まった多くの市町村議員が一堂に会し、経済・福祉・教育など、それぞれ地元の要望を直接道の担当者に訴え、熱心な議論が続きました。

 私が今回要望したのは、道立紋別高等看護学院の早期の移転建て替えです。



 道立紋別高等看護学院は、昭和49年に建設され、築45年が経過し老朽化が進んでいます。

 学生寮も4人部屋のままで、体育館などは雨漏りがする、暖房設備が不十分など。「学ぶ内容」も「学ぶ環境」も損なわれているのが実態です。

 そんな中でも、学生たちは頑張っています。

 看護学院の卒業生の多くは、地元のオホーツク・道北に就職しており、地域の医療を支えるかけがえのない力になっているのです。

 しかし、近年入学者が減ってきています。だからこそ、学ぶ環境を整備し、選ばれる学校になることが必要です。

 地域医療を守るという道の責務を果たすためにも、看護師不足が叫ばれる中、地域医療の崩壊を防ぐためにも、紋別高等看護学院の移転建て替えは急務です。

 と、訴えました。

 「今後も学習環境の整備に努めるとともに、ただ今の要望をさっそく上に伝えてまいします」と道の地域医療推進局の担当主幹。

 「よろしくお願いします。期待しています」と私。

 さて、動きはあるのでしょうか…

 

北海道ろうあ連盟を訪問しました




 10月23日、「北海道ろうあ連盟」にお邪魔してきました。

 というのも、これまでずっと気になっていたことがあります。

 それは今、全国各地で制定が進んでいる「手話言語条例」についてです。道内でも20を超える市町村で条例が制定されています。

 手話が言語とはどいうことなのだろう。ろう者の方への支援はどうなっているのだろう。その現状はー

 それらを知るには当事者の方に直接話を聞く以外にない。

 ということで、札幌市にある北海道ろうあ連盟を訪問したのです。

 自らもろう者の金原浩之事務局長と、手話通訳者を通しての意見交換。

 少々緊張しましたが、思ったよりスムーズに何の違和感もなく会話ができました。

 金原さんは言います。

 皆さんが日本語を使って意見を言い合い、自らの意志を示すと同じように、手話は私たちの言語そのものなのです。

 人は言葉をとおして成長し、思考し、自己を確立し、自己を表現します。人とのつながり、社会への参加、それを支えるのも言葉であり、言語です。

 私たちにとって手話こそ、その言語です。手話は、ろう者の権利と人権を守り保障する、生きる力そのものなのです。

 だからこそ、手話を言語として明確に位置付けた法整備が必要です。市町村での「手話言語条例」は、その理解を広げる大きな力になります。励みになります。と

 「手話言語条例」の持つ意味を知ったような気がします。

 かつて日本では、ろう学校でも手話を学ぶこと、使うことを禁止された時代がありました。

 今では、確かに手話への理解は広がってきています。

 しかし、現状はどうなんだろうーと思います。

 私たちは日本語という音声言語を通して、様々な方法で情報を入手し、暮らしています。なんの疑問もなくー。

 でも、ろう者の方の暮らしはどうなんだろうーと思います。

 私たちと同じように、ろう者の方も生活のあらゆる場面で手話を通して自由に暮らしていける社会でなければならないはずです。

 手話がおおきく広がれば、ろう者の方ももっと社会参加ができます。自分らしく生きることもできます。それは、社会にとっても大きな利益なはずです。

 そうなれば、「ろう」はもう「障害」ではなくなるかもしれません。

 そんなことを考えさせられた訪問でした。

 その他にも、災害時での対応、遠隔での手話通訳の機能、医療との関係、ろうの子どもへの対応と支援、など多くのことを学ぶことができました。

 紋別市でも「手話言語条例」をー。私の次のテーマです。

総合防災訓練に参加して

 10月19日、紋別市と北海道が連携して実施する総合防災訓練が、紋別生涯学習センターを会場に行われ、参加してきました。

 藻別川が氾濫注意水位に到達したという想定で避難訓練がスタート。

 地元住民ら30人がセンターに避難しました。

 メインの避難所運営訓練では、チームに分かれて段ボールベッドの組み立てを体験。




 最初はてまどう場面もありましたが、コツをつかめば手際よく作れます。

 丈夫なうえにプライバシーも保てます。ますます備蓄品として整備することが重要です。

 今年も、台風被害と大雨による洪水被害が相次いでいます。いまだに復旧のめどが立たない地域もあります。

 毎年続く大雨被害。そしていたましい犠牲者。

 国民の命と財産を守る使命にある政府がすべきことは、他国の脅威をあおり必要もない戦闘機の爆買いではなく、毎年続く目の前の災害対策にこそ予算も力もつぎ込むことです。

 被災地での避難所となった体育館に、毛布一枚で寝ている光景に胸が痛みます。

 こんな事態がいつまで続くのか。怒りがこみ上げます。

 河川などの防災対策とともに、誰もが安心して過ごせる避難所の整備は急務です。紋別市での取り組みを再確認したいと感じました。

 ところで、道との共催とあって鈴木直道知事の姿もありました。






「西紋こども発達支援センター・すてっぷ」を視察して

 10月18日、遠紋地域の共産党議員の勉強会を紋別で行いました。雄武、遠軽、佐呂間の議員と私です。

 そしてみんなで9月にオープンした「西紋こども発達支援センター・すてっぷ」を見学してきました。

  この施設は児童の発達支援と放課後等デイサービスを提供する多機能型の障害児通所施設です。

 これまでは「西紋地区幼児療育センター」として紋別小学校に隣接してありましたが、築37年が経過し、施設の老朽化と設備の不十分さから、今回の移転建て替えとなったのです。

 かつて道立紋別病院が経っていた敷地の一角に「すてっぷ」はあります。





 木材をふんだんに使った温かみある建物です。



 個別に行う療育支援の教室や体育館には、それぞれにマジックミラーが付けられ、別室で子どもたちの様子を観察することができます。




 プレイルームには、体を思いっきり遊べる遊具がたくさん。


 体育館にはボルダリングの施設もあり、その日も子どもたちが元気に走り回っていました。

 子どもたちが伸び伸びと楽しく過ごせそうです。

 現在、「すてっぷ」の隣で、これまた移転建て替えの「大山児童センター」の建設工事も始まっています。 

 共同した取り組みにも可能性がありそうです。

 発達が気になる、心配があるという子どもたちへの療育と発達支援。そして保護者への支援と相談活動。

 「すてっぷ」の今後の取り組みに期待です。


2019年10月17日木曜日

KHJ全国大会に参加して


 10月12日、札幌市で開催された「第14回KHJ全国大会in北海道~KHJ全国ひきこもり家族会連合会・実践交流研修会」に参加してきました。

 「KHJ」とは、家族・ひきこもり・ジャパンの意味で、日本で唯一の全国組織の家族会です。

 この全国大会が札幌市で開かれると聞いて参加を申し込みました。

 会場には台風の接近にもかかわらず、全国から200人以上が参加しました。

 開会冒頭、参加している国会議員や地方議員さんを一人一人紹介する場面があり、なんと私も「紋別市議の野村さんです」とコールされ、「今日は勉強させていただきます」と一言挨拶。恐縮です。


 基調講演に立った精神科医の田中康夫医師の話は、とてもソフトで、肩ひじ張らず、それでいて要点を突き、長年患者・当事者と向き合ってきた医師としての経験に裏打ちされた内容で、心に残りました。

 ひきこもっている人への支援とは、支配的なものや技術的なものでも、ただ同情や共感だけでもなく「斜め後ろからの支援」が大切だといいます。

 倒れそうなときには、いち早く後ろから支えるが、率先して手を引くことはしない。

 黒衣となって見守りつつ、いざとなればタオルを投げるトレーナー。そんな存在が必要だと。

 そして最後に「ひきこもっている方に、なにかしらの診断名をつけてしまうと、そこでその方をもっと理解しようとする気持ちが消える。

 それを回避するために診断名を棚上げし、どうしてこの方はまだひきこもっているのだろう、どんな不安と不信感をもっているのだろう、と考えながら、出来る応援を考えていきたい。

 つくりたいのはお互いの信頼関係。共生とは、この信頼で成り立つものです」と語ります。

 そして「ほっとけない」ーこれが原点だとも。

 熱い話でした。


 シンポジウムでの各地の実践も参考になりました。 

 この会場で、ひきこもり当事者支援に長年取り組んでいるNPO法人レターポストフレンドの田中敦理事長に久しぶりにお会いすることができ、以前から興味を持っていた津別町のひきこもり対策の取り組みを聞くことができたことも収穫でした。

 津別町には直接お邪魔して、じっくり話を聞いてみたいと感じました。

 たまたま隣に座ったご婦人が「うちの子が大学を卒業してからひきこもっているんです。今日はなにかヒントがあればと思ってきました」と話してくれました。

 もちろん、紋別市内にもひきこもっている方は少なくありません。

 とはいえ、まだその状況も内容も把握しきれていません。

 家族を含め、どのように支援するのか。本格的な議論と対策が急がれています。



紋別高等養護学校特別講演会~不登校やひきこもりをどう防ぐか


 10月4日、紋別高等養護学校が主催する講演会に参加してきました。

 「不登校やひきこもりをどう防ぎ、どのように学校・社会に復帰させるか」をテーマに、不登校児などへの訪問活動に取り組んでいる開善塾教育相談研究所(埼玉)の藤崎育子所長が講演しました。


 会場には市内外の教職員や保護者、市民など100人ほどが訪れ、熱心に藤崎さんの講演に耳を傾けました。

 藤崎さんは、20年以上にわたる訪問活動を通して「不登校やひきこもりは悪いことではない。学校に戻りたくないという子どもにあったことがない」といいます。

 不登校の子どもに会うとき心掛けていることとして、まずは嫌われないこと、すぐに内面に立ち入らないこと、そして子どもの好きなこと興味のあることに寄り添って関係をつくっていくといいます。

 そして藤崎さんは「家庭ではぜひ、年齢にあった手伝いをさせてください」と語ります。

 「ありがとう」「助かったわ」といった言葉をたくさんかけられた子どもは、自然に手伝うことを覚え、人を助けられる子に育ちます。

 人の役に立つという経験と自信を積むことこそ、不登校を防ぐために大切です、と。

 そしてこんなことも。

 子どもに3分以上説教しても聞いていません。苦痛と反発を与えているだけです、と。

 なるほど、これは大人の社会にもいえること。

 話は明瞭簡潔に。

 でも、これがなかなか難しい。

2019年10月3日木曜日

サンゴソウが見頃です


 9月29日、コムケの会が主催する「サンゴソウを観る会」に参加してきました。

 木道を通ってホタテ島へ。まさに今が見頃です。

 なんでも、知らないうちに「サンゴソウ3大名所」の一つになっているそうで、サロマ湖のキムアネップ、網走湖の卯原内、そしてコムケ湖。観光バスもよく来るそうです。

 




 参加した市民は10数人。しばし自然に身をゆだねて、癒されました。

 こんなに豊かで素晴らしいコムケ湖の自然です。一日も早いラムサール条約への登録が急がれますね。

 それにしても、市の職員の一人ぐらい顔を出してもいいのになぁ、と思った私でした。


「発達障がい」と向き合って


 9月27日、西紋こども発達支援センターが主催する「発達障がい支援講演会」に顔を出してきました。

 親の立場から、当事者の立場から、そして支援者の立場から、と3名の方から講演がありました。

 わが子が発達の障害があると分かったときのショックと苦悩、そこから子どもと向き合うことを決めた覚悟と決心ーー帯広市でNPO法人放課後生活支援センター「わいわいクラブ」を主宰する大澤奈緒美さんの話には、子どもとともに親として成長してきた思いが溢れます。

 「当たり前だけど、障害者の親も普通に親ばかです。子どもを思う気持ちは皆さんと同じです。障害があっても自分らしく、自分の思う幸せになってほしい」と語ります。

 なぜ自分が普通の人と同じように生きられないのか、なぜこんなに苦しいのか、と悩み戸惑い続けた若い日々ーー自らも自閉スペクトラムとして向き合ってきた小道モコさんの話は、ユーモアもあって不思議な雰囲気で、引き込まれました。

 「『なんで、どうして』が増えていくばかり。『自分て何か』がわからない。そんなストレスを感じてきました。でも今は、私が自閉症の子どもを支援する立場になりました。私だからできることに、今は夢中です」と明るく語ります。

 

 最後に支援者として登壇したのは児童精神科医の門眞一郎さんです。

 門さんの話は、私にとってはじめ聞くことばかりで、新鮮で驚かされました。

 自閉症スペクトラム障害者に対し、絵カードの交換という手法で、障がい者自らが意志を表す「表出コミュニケーション」を実践している方です。

 PECS(ぺクス)と呼ばれる手法で、物事を教え込ますのではなく、自発的にコミュニケーションをとれるように視覚的に支援するもので、動画で紹介された訓練の様子は衝撃的でもありました。

 到底、自立は無理と思っていた子が、この支援を通して少しづつ意志を示し「発語」し、自立への可能性を開いていく。

 そこには、大きな希望があります。変化と発達に限りはない。そのことをあらためて実感させられました。

 そしてもう一つ、心に刻んだ門さんの言葉ーー「障害」とは、個々人の医学的な状態のみをいうのではなく、環境(社会的障壁)との関係の中に生じる事態である。


 

 

2019年9月21日土曜日

今年も「柳家さん喬落語会」





 9月11日、今年も「柳家さん喬落語会」行いました。
 
 お客さんは140人ほど。多くは常連さんです。

 今年で数えて丁度10回目の落語会。ということもあって、中入りで「お楽しみ抽選会」を行いました。

 さん喬師匠ゆかりの手ぬぐいやバッグ、サイン入りの本など、プレゼントさせていただきました。(私が欲しかったのですが…)

 今回の演目は、「時そば」「棒鱈」「ねずみ穴」

 さん喬師匠の世界にとっぷりと酔って、大いに楽しみました。お客さんも楽しんでくれたようで、うれしかったですね。



 公演後にさん喬師匠を囲んで、実行委員の記念写真。そして、ご苦労さん会へと流れていきました。 

一般質問が終って

 今回、一般質問で取り上げたのは、①幼児教育・保育の無償化について ②自然環境の保護について ③合葬墓の整備について ④子どもの読書活動について ⑤子どもの口腔ケアについて です。

 幼児教育・保育の無償化については、特に10月からの無償化にともなって副食費が実費負担になる問題を取り上げ、給食は保育の一環であり、真に無償化を実践するよう副食費の無料化を訴えました。

 市は、国の指示通り実施するとして無料化は拒否しましたが、オホーツク管内でも北見市をはじめ10市町村が無料にすることが明らかになりました。

 また、これまで市が独自に保育料を軽減していた分が年3000万円以上あり、この財源が不要となることも質疑の中で明らかになり、副食費の無料化は十分できる、これらを子育て支援の拡充にしっかり充てるべきだ、と訴えました。

 自然環境の問題では、コムケ湖のラムサール条約への登録を求めました。

 コムケ湖は、水鳥たちの渡りの場として極めて貴重な湿原となっており、絶滅危惧所といわれる鳥たちも観察されています。

 ただ市の答弁は、これまで通り、利害関係者との考えに隔たりがあり引き続き意見を伺っていく、というもの。

 市の環境基本計画には「コムケ湖のラムサール条約登録を推進する」と明記しており、この立場を貫け、と提案しました。さて、今後の対応に注視です。

 合葬墓の整備は、私が繰り返し求めてきたもの。多くの市民から、その要望を受けます。ある意味、深刻な問題にもなっているのです。

 にもかかわらず市の答弁は、これまでと同じ。寺院にも合葬墓があり、公設の合葬墓の建設には賛否があり慎重に検討する、というもの。

 賛否があるなら富良野市が行ったように、この問題での市民へのアンケートを実施したらどうか、と提案したんですが、さてどうなることか…

 子どもの読書活動では、特に学校図書館の整備充実を訴えました。

 この間、市内の小学校の校長先生とこの問題で懇談し、大いに興味と関心を持ちました。

 学校図書館は読書・学習・情報の場だけでなく、心の居場所でもあります。

 そのためにも、学校図書館の蔵書などの整備とともに、きちんと学校司書を配置することが重要です。

 現在市では、2名の巡回司書がいますが、大規模校でも週1回程度しか配置されません。これでは足りない。少なくとも大規模校には専任の学校司書を配置すべきだ、と提案。

 これには市教委も、その方向で検討する、と実に前向きな答弁。期待したいですね。

 最後に取り上げた子どもの口腔ケアでは、特にいわゆる「フッ素うがい」、「フッ化物洗口」の実施についてただしました。

 これは、あるお母さんから、今年中にすべての小学校で集団による「フッ化物洗口」が実施される計画があるが、フッ素が安全なのか不安がある、という相談を受けたことがきっかけでした。

 私なりに調べてみて、その安全性と有効性に意見が分かれていることがわかりましたし、札幌市はじめいくつかの市町村では必要ないとして実施を見送っており、私としても疑問を感じてきました。

 それらの疑問と思いを質問しました。なにより安全をしっかり担保することが重要ですから。

 この日、議会にはこの問題で関心を持っている保護者のみなさんが傍聴に来てくれました。

 質問時間が足りなくて尻切れトンボでしたが、後で「質問良かったです。ありがとうございました」とメールが届き、ちょとほっとしました。
 

2019年9月14日土曜日

子育て支援計画とファミサポ廃止について~2019年第2回定例市議会一般質問④



〇野村淳一議員

 最後に、子育て支援についてお尋ねいたします。
 最初に、紋別市子ども・子育て支援事業計画の策定についてです。

 平成27年度に策定されたこの計画も今年度で最終年度を迎えます。したがって、今年度中に第2期の子ども・子育て支援事業計画の策定作業が始まると思います。

 そこでまず、この事業計画において、現時点での到達とそれらへの評価、そして課題についてお聞きします。

 同時に、第2期計画策定に向けた取組状況と今後の方向をお聞きするとともに、次期計画は主にどのような特徴を持ち、どこに重点を置いて策定されるのか、お考えをお尋ねします。

 当然、計画策定に当たっては、ニーズ調査、保護者などへのアンケートを実施すると思います。

 私は、かつて子供の貧困問題を質問した際、紋別市としても実態調査を行うよう求めました。市長も答弁で、本市の
子供の貧困の実態把握に努めると述べられました。

 今回のアンケート調査に当たって、その実態把握を行う
ために、子供の生活状況、子供の貧困に関する内容を反映すべきと考えますがいかがでしょうか、お考えをお聞かせください。

 次に、ファミリーサポートセンター事業の廃止についてお聞きします。

 3月、市のホームページに突然、「紋別市ファミリーサポートセンター事業の廃止について」と題する、わずか4行程度のお知らせが掲載されました。えっ、どうして、何かあったのと驚かされました。

 紋別市ファミリーサポートセンターは、平成25年度から社協に委託をし実施されてきました。

 紋別市の子育て支援策として、依頼会員と提供会員の相互援助活動として、子供の預かりや保育所などへの送り迎えな
どに活用されてきました。

 その需要は確かにあったと思いましたし、子育て支援策として活用され、喜ばれていたと思っておりました。これがなぜ今この時期に廃止となったのでしょうか、まずその理由をお聞かせください。

 また、これまでの利用状況、利用内容についてもお尋ねします。

 ファミリーサポートセンターが廃止されたことによる影響は出ていないんでしょうか。そして、この事業にかわるどんな別の事業があるのでしょうか、お尋ねします。

 これまでこの事業を利用してきた保護者、そしてサービスを提供してくれていた会員などへの説明はどうされたのでしょうか、お尋ねします。

 最後に、子供たちの通学路などの安全対策についてお聞きします。

 滋賀県大津市で、散歩途中の幼稚園児の列に車が突っ込み、園児2名が死亡するという痛ましい事件が発生しました。何の落ち度もない子供たちが犠牲になったこの事故は、全国に大きなショックを与えました。

 今改めて児童などの通学路や園児の散歩コースなどの安全対策が求められているのではないでしょうか。

 もちろん運転者の交通規則の遵守と交通マナーの問題が第一義ですが、事故はいつ起こるかわからないのです。大津市の場合でも、せめてそこにガードレールがあったならという声が多く聞かれます。

 紋別市における児童の通学路、園児の散歩コースなどへの交通安全対策はどのように図られているのでしょうか。

 特に通学路などの交通量の多い交差点におけるガードレールの設置について、積極的に検討すべきと考えるものですがいかがでしょうか、見解をお聞かせください。

【 答弁 】

〇宮川良一市長

 次に、子育て支援についてであります。
 1点目の第2期子ども・子育て支援事業計画の策定につきましては、現計画における到達と評価、課題につきましては、現計画は平成27年度から今年度までの5年間の第1期として、「子どもの育ちを喜びに みんなで支え合うまち もんべつ」を基本理念とし、5つの基本目標と17の基本施策を掲げ、推進しているところであります。

 到達と評価につきましては、現在作業中であり、洗い出しを進めているところでございますが、課題といたしましては、虐待案件など多様な相談業務の増加傾向が続いており、スムーズな対応が困難なことが挙げられ、市を含め関係機関との横断的な対応が求められているものと考えております。

 第2期計画策定に向けた取組状況と今後の方向につきましては、計画策定の基礎資料として就学児、未就学児世帯を対象とするアンケート調査を実施し、その結果を踏まえ、今後示される国の基本指針に基づき、紋別市子ども・子育て会議における議論を経てパブリックコメントの実施を予定しております。

 次期計画の主な特徴と重点につきましては、国の基本指針案の改正を予定している項目では、第1に、幼児教育アドバイザーの配置、確保及び幼児教育センターの体制整備、第2に、幼稚園の利用希望及び保育を必要とする者の預かり保育の利用希望への対応、第3に、外国につながる幼児への支援、配慮であります。

 子供の貧困につきましては、計画策定時のアンケート調査にその設問を盛り込むとともに、学校、保育所などの現場の意見を聞き取り、実態把握に努め、計画に反映させてまいります。

 2点目のファミリーサポートセンターの事業廃止につきましては、これまでの利用状況、利用内容につきましては、預かりサービスの利用実績は、平成25年度延べ10件、利用者数2名、平成26年度延べ94件、利用者数15名、平成27年度延べ40件、利用者数12名、平成28年度延べ41件、利用者数10名、平成29年度延べ6件、利用者数3名、平成30年度延べ4件、利用者数4名であります。

 また、子供の習い事などによる送迎サービスの実績では、平成25年度は実績がなく、平成26年度延べ52件、利用者数6名、平成27年度延べ222件、利用者数5名、平成28年度延べ305件、利用者数4名、平成29年度延べ346件、利用者数8名、平成30年度延べ137件、利用者数4名であります。

 なお、預かりサービスにかわる事業としての平成30年度の実績は、認定こども園一時預かり事業で延べ1万1,827件、保育所の一時保育は延べ163件、保育所、認定こども園の延長保育は延べ866件と、センター開設当初より大幅に増加しているほか、子育て短期支援事業や留守家庭児童園でも預かりによる受け入れが充実してきたことから影響がないと考え、平成30年度末をもって廃止することといたしまた。

 これまで利用してきた保護者やサービスを提供してきた会員への説明につきましては、現状と廃止理由を説明し、理解を得られたところであります。

 3点目の通学路などの安全対策につきましては、児童の通学路では教職員などによる巡視及び安全点検を行い、通学時間帯で交通量の多い交差点では交通指導員による街頭指導を実施しております。

 園児の散歩コースでは、事前に経路の安全確認を行い、車道側に職員を配置し複数で引率しているほか、車道への飛び出しを防ぐために園児同士で手をつながせるなどの安全対策が講じられております。

 交差点におけるガードレール設置を積極的に検討すべきとのご指摘につきましては、紋別警察署から過去の事故発生箇所の情報提供を求め、学校及び保育所などの関係機関との共有を図り、安全対策の向上が必要と思われる箇所の把握に努め、ガードレール設置に限らず最適な安全対策を進めてまいります。


【 再質問 】

〇野村淳一議員

 子育て支援についてお聞きします。
 先ほどご答弁の中で、今の第1期の子ども・子育て支援事業計画の中で課題として提起されたのは、虐待という言葉が出てまいりました。虐待の対応ということも出てきました。実態としてはどのように把握されているんでしょう。教えてください。

○北西忠宏児童家庭課長

 お答えいたします。
 課題として虐待事件など多様な相談業務が増加してるということで、虐待の内容につきましては、ネグレクトだとか心的虐待などでございます。

○長谷川 恒保健福祉部長

 私のほうから答弁させていただきたいと思います。
 虐待の部分で、今、児童家庭課のほうが児童虐待の部分については担当してるというような形になるんですけども。年々、児童相談所、北見のほうにある児童相談所のほうから来る件数が非常に多くなってきてる。

 今まで急激に増えたという部分が、議員もご存じだと思いますけれども、例えば保育所ですとか、学校ですとか、児童館ですとか、いろんな部分で通報というか、例えば顔にちょっとあざがあるだとか。実際に虐待案件ではない部分もあるんですけれども、そういう部分で通報の件数が増えてきてる。

 そういう疑わしい部分については児童相談所のほうが対応ということで、頻繁に結構紋別のほうにも児童相談所の職員が来るような形になってる部分がありますので、この答弁の中に虐待案件という形で入れさせていただいたところでございます。

○野村淳一議員
 
 わかりました。じゃあ、具体的に件数はどういうふうになっているんですか。

○北西忠宏児童家庭課長

 お答えいたします。
 平成30年度の虐待件数でございますが、心的虐待、ネグレクトだとかを含めまして18件ございました。

○野村淳一議員

 これが増えてきてるという傾向にあるということなんですね。わかりました。いろんな背景があるんだと思うんです。

 虐待に対して関心を持たれてきているので通報件数が増えてきたってこともあるでしょうし、逆にいろんな家庭環境や社会環境がそれを生んでるのかもしれません。

 これなんかも非常に重要な課題ですので、ぜひ追い続けていただきたいと思います。

 それと、アンケートについて、今市長の答弁で、貧困にかかわってもアンケートの中でそれを生かしていくような答弁があったんですが、子供の貧困に関して。

 具体的にはどのようなアンケートの内容になるんでしょうか。

○北西忠宏児童家庭課長

 お答えいたします。
 貧困に関する項目は設定してございますが、支援計画に基づく内容のほうの設問が多くなっておりまして、直接的にあなたは貧困ですかとか聞けませんので、例えば病院にかかれなかった理由だとかそういう理由を、お金がないだとかほかの理由とかで示しまして、トータル的に見て貧困ということで調査の項目を盛り込んでございます。

○長谷川 恒保健福祉部長

 ちょっと追加で答弁させていただきます。
 実際にこれからアンケート、計画の策定の部分でこれから業者と見積り合わせ等々をしていくような形にはなるんですけれども、直接的な部分という形よりも、前に食育の部分でもアンケートをとったことがあるんですけれども、朝食はとっているのかだとか、例えば家族で夜、夕御飯を食べているのかだとか、そういうような部分の、本当に直接というか間接的な部分で、例えば習い事はどうですとか、そういうような質問の項目という形を担当としては考えているところでございます。

○野村淳一議員

 わかりました。ただ、そのアンケートの時期が随分遅いなあと思っている印象があるんですよ。

 今からアンケートやってアンケートの結果が出て、それからそれを分析してといったら、今年に間に合うのかなという印象があるので。まあ、それはしょうがないです。急いでやっていただきたいと思います。

 ファミリーサポートセンターについてです。
 理由がよくわからないんです、私、これ。何で廃止になっているのか、話を聞いても。

 子ども・子育て支援会議というのを毎年やってますね。それで、さっき言った事業計画がどこまで進んでるかということをみんなで確認し合う会議を毎年やってるんですよ。

 そこに毎年それぞれの事業の成果表というのを出している
の、皆さんに。なかなか勉強になるんです、それ。

 そこに、昨年、平成30年度、このファミリーサポートセンター、どう書いてるか。会員数も90人を超え着実に増えている。利用者が安心して利用できるよう体制の強化に努めるって書いてあるのが去年だったんですよ。今年は廃止すると書いてるんです。これ何だね、タヌキにつままれたような話だ。だってそのときにも、今さっき市長も答弁したように、預かりだって4件あるんだ、平成30年。送迎だって百三十何件あるじゃないですか。なぜこれが廃止になるのか。まだよくわからない、私。もう一回説明してもらえますか。

○長谷川 恒保健福祉部長

 お答えさせていただきます。
 市長答弁にもありましたように、まずファミリーサポートセンターの部分、平成25年度から制度を開始したところでございますけれども。まず初めに、制度の設立の趣旨としまして、やっぱり預かってもらえる場所がなかったというところで、とにかく短い間でも預かっていただけるというようなところでこのファミリーサポートセンターの事業をつくらせていただきました。

 その後、平成25年度については、送迎の部分というのも、市長答弁にもありましたように実績はなかったということで、もともとはこの預かりの部分でスタートさせていただいた部分はあるんですけれども。その預かりの部分については、答弁にもございましたとおり保育の関係ですとか認定こども園の関係、あとはショートステイの関係ですとか、学校でいけば留守家庭児童への拡充ですとか、そういう部分で、実際その預かりの部分については、先ほど数字も平成25年度からの数字をお話しさせていただきましたけれども、その中でだんだんだんだん件数も減ってきて、平成30年度については4件の利用者数4名ということで、4名の方が1年間に1回だけ使っているという部分でございます。

 それと、習い事等によります送迎につきましても、平30年度、137件の利用者4名ということで。実際にこの137件のうち1名の方がかなりご利用いただいている部分がございまして、その方の分が100件ちょっと超えている形でございます。

 制度が始まってから年々年々、だんだんだんだん少なくなってきている部分がございます。

 それと、子育ての事業としまして、子育ての部分、保健の部分も含めてなんですけれども、いろんな部分で市としても施策をいろいろ取り組んでる部分。先ほど橘議員の中にも子育て支援の研修の事業ですとか、そういう部分も新たにまた取り組むというふうに考えている部分がございます。

 そういう中で、ファミリーサポートセンターについては、実際だんだんだんと件数も減ってきているという部分もございまして、平成30年度末をもって廃止という形になったころでございます。

○野村淳一議員

 ただ、さっき言ったように会員数も90人を超え着実に増えていると、昨年なんですよ、これ。

 そして、総合戦略の関係で、昨年総合戦略でKPIを見直してますよね。そこで施策についても拡充しているんです。

 昨年の総合戦略の改定の中に、子育て支援の中に今までなかったんですが、ファミリーサポートセンター事業というのをあえて追加してるんですよ、総合戦略に。去年ですよ、これ。知ってます、これ。それを廃止する。

 私ね、いろいろ課題があるんですよ、問題があって、それは課題は何なのか、それをどう改善すべきかということを検討したのかを聞きたい。

 それで私、名寄市のサポートセンターに電話して聞いてみた。そこも同じような状況だった。どうやってるかというと、子育て支援センターって紋別にもありますね。そこで子供を預かっているんですよ、サポートセンターとして。

 そこに提供会員に来てもらっている。提供会員に子供を預けるのは、個人の家で密室でどうも不安だというのがあって、そういう声があったので、子育て支援センターの場所で子供を預かる。

 富良野市に電話したんです。富良野市のサポートセンターは、サポートセンターそのものが託児所になってます。ここでもそこで2時間、3時間子供を預かる、利用が増えているんです。

 子供2人、3人いる、上の子は3歳、下の子は生まれたばかり、上の子が予防接種に行く、下の子を連れて行ったら大変だ、迷惑がかかる。だから、この間の2時間、3時間をちょっと預けてもらう。需要がないわけじゃないじゃないですか。

 日曜日だってサポートセンターは可能でしょ。幼稚園、保育所、日曜はやっていないんだよ。

 私はね、改善するべきがあるのではないかと思って見ています。そして、子育て支援策というのはメニューがあればあるだけ選択する中身が増えるんですよ。

 廃止したらもうそれがないんですよ。やっぱり子育て支援というのは、メニューをそろえること、そして自分が選択
できること、その余地を広げることが重要なんじゃないの、これが子育て支援策じゃないの。

 利用が減ってきた、なぜなんだろう、どうやれば利用が増えるんだろう、本当に需要がないんだろうか。そういう検討をされたんですか。

 しかも、今年子育て支援計画をつくる年ですよ。この子育て支援事業計画にサポートセンターはちゃんと平成31年まで明記されてるじゃないですか。

 今年みんながまた集まって、そのときに見直すなら見直す、やめるんならやめる、続けるなら続ける。それを今年議論すればいいのにそれも無視して、その機会があるのにそれもなしにして突然今年やめる。どうなんですか、これ。いかがですか。もう一回ご答弁していただきたい。

○長谷川 恒保健福祉部長

 お答えさせていただきます。
 今議員からございました、いろんなまちの預かりの部分のお話をいただきましたけれども。うちの内部でも、実際ご家庭のほうで預かるというのはなかなか厳しいという話も確かにございました。

 その中で、うちのほうとしては別にご自宅でだけではなくて、今議員おっしゃられましたとおりに子育て支援センターですとか、あと児童館ですとか。そういうところでも預かるということは提供会員の方にも、うちとお話をさせていただいている部分ございますけれども、実際提供会員の方も設立当初から比べると預かりの部分については年々減少傾向にございます。

 うちのほうとしても社会福祉協議会のほうにこの事業をお願いしている部分があるんですけれども、社会福祉協議会の中に民生委員ですとか、町内会ですとか、あとは老人クラブですか、そういう事務局がございます。

 そちらのほうにでも社協さんのほうからいろいろな部分でお話をさせていただいて、提供会員の数を増やそうということで取り組みさせていただきましたけれども、実際に預かるという部分になるとなかなかハードルが高いというところで、これがなかなか増えていかないという部分でほかの場所でも一時預かりということも厳しいという部分がございましたので、今回の結論に達したというところでございます。


○野村淳一議員

 例えば子育て支援センターをやるとするんであれば、それもきちんとやっぱり制度化したほうがいい、ルール化したほうがいいんですよ。

 そうしてやるならやるというふうに決めたほうがいいん
です。何か今もなし崩しなんでよくわからない部分がある。そういう印象を受けています。

 これ、ぜひ、今年子育て支援会議というのをまたやるんでしょ、来年度に向けての、第2期の。

 ぜひ、私、このサポートセンターだってもう一回メニューにのせる可能性を含めて協議のテーブルにのせてくださいよ。

 それと、そのニーズ調査も含めてこれが本当にどうなのかということも、ぜひこれも一から検討していただきたい。これ要望しておきます。お願いしたいと思います。

 最後ですが、交通安全の問題です。
 これは、私は滋賀県の大津市の話をしました。しかしその後、川崎市の悲惨な事件も起こりました。全く性格が違うものです。

 しかし、そうはいっても通学路の安全というのは極めて重要だということも認識を改めてさせられました。

 私、このソフト面も、そしてハード面も含めて、ぜひ検討していただきたいと思うんですが。

 ガードレールについて一つだけ。私毎日のように通るので、いつも気になってるんで、ここだけ言わせてください。

 潮見小学校と広域紋別病院のあの馬の背になっている南5号線と山の上線の交差点です。大人の方たちがいつも安全のために対応してくれていますが、交通量も子供たちも多いところです。

 そこの交差点にガードレール、できないでしょうか。具体的な話ですがご検討いただけませんか、いかがですか。

○岩井智広土木課長

 お答えいたします。
 今、確かに山の上線と南5号の交差点ということで、私も通っておりますので交通量が多いという認識は十分ございます。加えて、潮見小学校に通ってる子供たちも多く利用されているのかなというふうに、中学校も含めてですね。状況は認識しております。

 ただ、すぐ設置というのではなく、まず市長答弁にもありましたとおり、過去の事故状況ですとか潜在的な危険箇所、そういった部分も含めて検討して、過去の事故状況ですとかそういった部分も含めて本当に設置が妥当かどうかという現場の状況も含めて、今後検討していきたいというふうに思います。

○野村淳一議員

 事故はいつ起こるかわかりません。起こってからでは遅いということもあります。ぜひ、機敏なスピード感を持った対応をお願いしたいと思います。

 以上で終わります。