2020年10月2日金曜日

「合葬墓」建設の決断を~2020年第2回定例市議会一般質問③

 ◎野村淳一議員

 最後に、合葬墓の整備について質問します。  

 市長は、市政執行方針で関係機関との協議を行う中で今後の方向性を決定すると述べ、さきの議会でも仏教会との協議を早期に行い、順次、関係機関のご意見等をお聞きしながら年内に整備の有無を判断すると答弁しています。

 私は、これまでも幾度となく合葬墓の整備は市民多数の要望であり、時代の要請でもあるとして早期の整備を強く訴えてきました。

 その意味で、一歩前進したという気分は感じますが、まず、その後の進捗状況についてお聞きするとともに、合葬墓の整備を決断するに当たって、何が課題となっているのか、何を解決する必要があると考えているのか、改めてお尋ねするものです。  

 そのためにも、市長が言うように、施設整備の内容や運営方法について十分な検討が必要になるでしょう。

 これらの検討はどこで行うのでしょうか。そして、公的合葬墓の施設整備に向け、関係者や学識経験者、市民を交えた検討委員会などの設置も視 野に入れるべきだと考えますが、市長の見解をお聞きするものです。 


◎宮川良一市長

 次に、合葬墓の整備についてであります。

 進捗状況といたしましては、道内各市の合葬墓整備に係る調査結果をもとに、これまでの意見等を踏まえ、無縁納骨堂の後継施設としての合葬墓の整備内容や運営方法を整理し、紋別仏教会の会長との意見交換を行ったところであります。 

 また、整備の有無を判断するに当たっての課題等といたしましては、政教分離と市民の宗教的感情への配慮の均衡、使用申し込み資格、長期的な埋蔵管理など、運営にかかわる部分が主な課題と考えているところであります。  

 検討主体につきましては、整備の有無を年内に判断することとしたことから、市民等が参加する検討委員会などの設置は行わず、関係機関との協議の結果を市の考え方に反映しつつ、早期に判断できるよう進めてまいりたいと考えております。 


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