台風の影響でフェリーの運航が気になっていただけに、ほっとしました。これでやっと、今年の南相馬の子どもたちを招く取り組みが無事終わりました。
昨年に引き続いて取り組んだ南相馬の子どもたちを紋別に招くプロジェクト。私も昨年同様実行委員として参加しました。
小学4年生から中学1年生まで男女8人ずつの計16人。
紋別に到着したのは6日の午後4時半。宿泊先の大山山頂コテージ。そして歓迎式はYAMAカフェで行われました。
疲れも見せず、レストランしまの「島竹カレー」にレストランみうらのオードブル、ばんちゃんの「からあげ」と、元気に食事。
翌日は、興部町にお出かけです。今回、興部町さんが全面協力してくださったのです。まずは、興部町長さんに表敬訪問。
次は、興部の子どもたちとも一緒に農業科学研究センターで、パン・バター・ピザづくりを体験。
そのあとは、支倉牧場に出かけ、バイオマス発電を学びました。牛のふん尿と生ごみを原料に発電をしている支倉牧場。無駄なものが、捨てていたものが新しいエネルギーになる。子どもたちも興味津々です。
紋別に戻って、今度はオホーツクタワーの見学です。
実際に、カニやエビにさわっておおはしゃぎです。
さて、翌日はコムケ湖で1日遊び放題です。カヌーやエビ釣りなど、コムケの会のみなさんの協力で安全に楽しみました。
とは言え、その日は臨時議会のため私は参加できず、夜のキャンプファイヤーにだけ顔を出しました。それでも、元気に駆けまわる子どもたちを見て、本当に楽しかったんだろうなあと感じました。
3日目は、流氷科学センターととっかりセンターの見学です。
お昼は、子どもたちが楽しみにしていたラーメン。
午後からは、社協が主催するボランティアセンターの子どもたちの一泊研修に合流です。紋別と網走の子どもたちに南相馬の子どもたちも加わって50人近い交流会です。
内容は社協のみなさんにお任せし、私たちは食事作りです。焼きそばにジンギスカン。量が量だけに、忙しい。その日は青年の家に宿泊です。
いよいよ最終日。ボラセンジュニアの子どもたちとモザイクアートづくり。
最後は、出来上がった作品の前で記念撮影です。みんなの写真を切り貼りして「HAPPY」という文字が完成しました。
いよいよお別れのときです。「楽しかったです」「また紋別に来たいです」とうれしい感想が聞かれました。それにしても、みんな無事でおわることができて、本当によかった。バスの中から思いっきり手を振る子どもたち。「また来いよ」と声をかけ、バスが見えなくなるまで、私たちも手を振り続けました。
現地ではまだまだ放射能の被害が続いています。トンボもホタルもカエルもめっきりいなくなったと言います。海には巨大な防波堤ができ、海すら見えなくなったと言います。
将来への不安は尽きることがありません。その中で、子どもたちは何を思い、何を感じているのだろうか。
ただ今だけは、何も心配いらないこの自然の中で思いっきり遊んでほしい。そして、何かをつかんでほしい。そのことだけを思い、取り組んできました。10人程度の実行委員で始めたプロジェクトも、多くのボランティアと多くの協力・協賛で続けることができました。
あっという間の1週間だったように思います。きっと、子どもたちの心にも、たのしい思い出として刻まれたと思います。
あの笑い声、あのはしゃぐ声が、今も聞こえます。楽しい思い出をありがとう。 それにしても確かに疲れた…
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