2017年5月12日金曜日

市政報告会を行いました

 4月23日、3月議会の報告を中心に「野村淳一市政報告会」を、郷土博物館の郷土学習室で行いました。

 18人の皆さんが参加してくれました。


 3月議会では、おおきく4つの項目を取り上げました。地域医療、介護事業、障害者福祉、子育て支援です。

 地域医療の問題では、特に病床数を一方的に削減する「地域医療構想」を取り上げ、ますます医療難民が増加すると訴えました。この地域のセンター病院である「広域紋別病院」とも、紋別医師会とも、もちろん北海道の「紋別保健所」とも意見交換をさせていただきながら、質問を準備しました。

 介護保険事業では、とくに地域支援事業における包括的支援事業について質問しました。そのなかでも、来年度には実施が義務付けされている「認知症初期集中支援チーム」と「認知症サポート医」についてただしました。特にサポート医の確保には、市の担当者も苦労をしています。そのために、紋別市として独自の支援措置を実施するとしたことは評価できます。視察に行ってきた砂川市の例なども大いに参考になりました。

 障害者福祉では、「植物工場」における紋別高等養護学校の卒業生の雇用についてただしました。積極的に高等養護の卒業生を雇用するよう「雇用枠」を設けるというのですが、その分、事業所の運営が厳しくなることも考えられ、検討が必要です。この間、市や事業所と何度も懇談し、意見を交わしてきました。

 子育て支援では、妊婦健診の公費負担の回数の拡大、乳幼児の紙おむつ用ゴミ袋の無料支給、保育士の賃金アップ、ひとり親家庭への資格取得補助の実施、就学援助の対象費目の拡大といった成果がありました。また、就学援助の新入学準備費の3月支給も検討する、との答弁がありました。他市の議員さんからの情報や子育て中のお母さんから、多くの意見を頂戴し、質問を準備しました。

 これらの内容を報告し、その後会場から様々な質問や意見が出されました。

 特に国保についての質問は、大いに関心を呼びました。来年度から都道府県化する国保事業。いったい、どう変わるのか、国保税はどうなるのか、当然関心も強くなります。

 今のところ、道の試算が出ていますが、紋別市の場合は引き上がる予定です。しかし、払うの限界です。引き上げを抑えるために市としてできることは何のか。次の議会の重要なテーマとなりました。
 

 

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