実は、8月は忙しかったのです。
まずは、南相馬の子どもたちを招いてのツアーに始まり、急に浮上してきた遠軽厚生病院の産婦人科問題での取り組み、戦争法案反対の運動などなど。
それに、出張・研修や視察も多い月でした。
12日には稚内市、20日には北見市に視察に行ってきました。両市とも学校給食費の助成制度を実施しており、それを学ぼうと出かけました。
稚内市の学校給食センター
北見市の学校給食センター
子どもの貧困が社会問題になっている今、学校給食への助成は重要な課題です。
紋別市では、学校給食センターの建設とともに、民間委託の動きが強まっています。
稚内市では、安全な給食を保障するために市が責任を持つとして、民間委託を拒否しています。今回の議会には間に合いませんでしたが、学校給食のあり方をじっくり取り上げてみたいと思っています。
また、研修も多い月でもありました。
18日には留萌市で「地方創生問題」にかかわる研修会が行われました。
東大の教授の方の講演でしたが、これがなかなか面白い。
いよいよ東京の高齢者問題が深刻になってきた。そこで、地方消滅などと地方を脅かし、高齢者の地方への移住を推進すること。これが「地方創生」の裏の目的だ。
地方を再生しようなどというものではない。まさに「東京のエゴイズム」だ。と、バッサリです。
しかし、この論理、当たらずとも遠からずです。
さらに24日には定山渓で全道の共産党の地方議員の研修会が開かれました。
こちらも、戦争法案とのたたかいや地方創生、子育て、医療、雇用など様々な課題が議論されました。
どれもこれも重要なテーマばかりです。勉強することが山ほどあるなぁ、というのが率直な感想でした。
そして、23日には「戦争する国を許さない、DVD上映とフリートークのつどい」です。
戦争法案に反対する行動を何かできないかと考え、今回の企画になりました。
会場には、小さな子どもをかかえた女性、戦争経験者の男性なども参加し、熱い思いが語られました。
「戦争が近づくようで怖い。このような集まりを待っていました」「わが子の未来を考えると胸が苦しくなるときがある。やはり、自分が動くことしはないと思っています」
弁護士からも「この法案は憲法違反であることは明らかです」と語られ、あらためて、戦争法案の危険な中身がはっきりしました。
また、同じ施設の市民ギャラリーでは、新婦人紋別支部が主催する平和パネル展が行われました。
その中に、平和のタペストリーと題した、市民の平和へのメッセージが張り出されていました。
その中に「戦死なされた兄さんは、遺骨はからでした。こんなことがあってはなりません」という高齢の女性からの文章がありました。
同じ悲しみを繰り返してはならない――決意の夏でもありました。
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