議会のさなかの9日、「柳家さん喬紋別落語会」が開催しました。私も、実行委員長として、議会の委員会終了後、会場の文化会館に駆けつけました。
舞台に高座をつくり、準備万端。後は、お客さんの入りを待つだけ。前売り券の売れ行きはまずまずとのこと。それでも、不安は募ります。
そうこうしているうちに、いよいよ開幕。実行委員長として挨拶すべく舞台に出てびっくり。
ほぼ満席に近い入りです。200人近いお客さんの期待と熱気をびしびし感じながら、一言挨拶。いよいよさん喬師匠の高座が始まりました。
この日は、兄貴分の新築祝いに水がめを贈ろうとしたが高価なため、使い古した肥がめに水を張って届けた2人。さて、この2人につぎつぎ起こる珍騒動が爆笑をさそった「家見舞い」からスタート。
続いて、結婚式で謡曲の高砂を披露することになった主人公のドタバタを描いた「高砂や」
短気とのんびり屋の珍妙なやりとりを描いた「長短」
そして、最後はじっくり聞かせた人情話「柳田格之進」。潔癖な浪人・柳田格之進の武士としての生き様と友人である大店の主人との友情、そして悲劇が、しっとりと、時には荒々しく表現された秀作です。
会場はいつしか静まり返り、多くの方が身を乗り出すように噺に集中している姿が印象的でした。
私も、胸がジーンとなりました。もうしばらく余韻を楽しんでいたい思いでした。
多くの方から「良い噺でした」「本当に、楽しかった」と言葉をかけてもらいました。
いつもは噺は3つなのですが、今回は4つ。実は、実行委員の中に、娘さんがまもなく結婚する方がおり、それを聞いたさん喬師匠が、お祝いとして特別に「高砂や」をかけてくれたのです。
師匠も、意気なことやるものです。私たちは、思いもかけず、ラッキーでしたが。
さてさて、来年も楽しみです。
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