旧北高跡地に建設された、この病院。建物は免震構造の鉄筋コンクリート造りの6階建て。敷地面積は2万1000㎡、建築面積は3650㎡、延床面積1万1515㎡。
駐車場は252台が確保され、ドクターヘリ用のヘリポートも新設されました。
診療は17診療科150床。新たに最先端のMRⅠやCT、血液検査や細菌検査などの設備とともに、電子カルテを中心とした医療情報システムも導入されました。
私も主張していた、木質バイオマスによる熱供給システムも導入されたのも画期的です。
とは言え、病院は新しくなっても、課題は尽きません。
何より常勤医の招聘が重大です。現在は12名の常勤医で診ていますが、体制的にはギリギリです。医師や医療技術者にとって働きやすく、住みやすい環境をどうつくるか。新しい病院の機能とあわせ、真剣な取り組みが必要です。
さらに新しい広域紋別病院が、地域の人々の命を守り、地域医療を支えるかけがえのない病院として、安心と信頼を培う努力が重要です。
それは同時に、医療現場の現状を理解し、心を寄せる住民側の姿勢も求められているのです。
それにしても、広いと思っていた駐車場がいつもびっしり。信頼と笑顔の病院へ、いよいよスタートです。
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