2017年11月24日金曜日

学習支援事業「ふくろう」を訪ねて

 北見市にある「オホーツク学習センター・ふくろう」にお邪魔し、いろいろと意見交換させていただきました。

 また、北見市の学習支援事業を実施してる「えぞりす」の方も同席してくれて、より参考になりました。



 「ふくろう」はNPO法人ワークフェアが運営し、道から「生活困窮世帯等学習支援事業」の委託を受け、オホーツク管内の町村を対象に生活保護家庭や生活に困窮している家庭の子どもたちを中心に学習支援をおこなっている組織です。

 また「えぞりす」も、同じくワークフェアが運営し、北見市から委託を受け学習支援を行っています。
 
 「子どもの貧困」問題が叫ばれる今、経済による学習格差、貧困の連鎖を解消するために、生活困窮者自立支援法によって「子どもの学習支援事業」が位置づけられ、市町村の任意事業となっています。

 紋別でも実施できないかと、私も議会で取り上げてきました。しかし、なかなか前に進まない中、現場の状況はどうなのか、実際に聞いてみたいと思い、北見に駆け付けました。

 いろいろお話を伺う中で、具体的なイメージを持ちことができました。

 そして最も心に響いたのが、学習支援事業は単に学力を向上させるだけではない、ということでした。学習支援という行為を通して、子ども一人一人に寄り添い、生活の困難さのなかで生まれている様々な問題にも目を配り、場合によればそのサポートも行う、まさに生活支援そのものでもあるというのです。

 子どもたちをめぐる環境は、ますます複雑で厳しくなっています。だからこそ、私たち社会がしっかり目を配り、支えていかなければならないのでしょう。

 その一つとして「学習支援事業」がある。だからこそ、この街にも急いで実施する必要がある。このことを深く心に刻んだ訪問となりました。

 

 

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