2013年9月2日月曜日

いい思い出をありがとう  南相馬の子どもたち

 今思えば、嵐のような3日間だったように思います。

 あっという間に駆け抜けていった南相馬の子どもたち。でも、その笑顔は忘れない。

 それは、子どもたちにとって良い思い出だっとと同時に、私にとっても忘れられない大切な思い出になったのだから。

 それは、初日のハプニングから始まりました。桒原実行委員長から、「子どもたちが紋別行の飛行機に乗れなかった」という電話。東北地方の豪雨のため羽田空港到着が遅れたためです。

 結局、羽田から千歳、JRで旭川まで、そこからバスで紋別へ。

 そんな子どもたちを待ちながら夕食の支度。着いたのは午後8時30分。でも、子どもたちはいたって元気。初めての顔合わせです。それぞれに自己紹介。まだちょっとぎこちない。


自己紹介をする子どもたちと実行委員

 二日目のメインは、コムケ湖での自然体験。

 私がコムケ湖に到着したときは、みんなカヌーでおおはしゃぎです。そのうち、そのまま湖に入り、水をかけあいながら明るい笑い声につつまれます。その声はいつまでも続きました。


 その夜は、紋別の子どもたちとの交流会。私たち実行委員とボランティアでバーベキューを準備します。

 ホタテにチャンチャン焼き、焼きとうきびに焼き鳥、焼きそばにふかしイモ。用意は万端です。デザートはメロン。

 最後は花火で盛り上がりました。

 最終日は、まずとっかりセンターでごまちゃんとご対面です。
恐る恐る手を伸ばし、アザラシに触る姿はほほえましい。


 次は、流氷科学センター。マイナス20度の世界を体感。ここでも、みんなキャキャと大騒ぎです。
 

 そしていよいよ空港です。最後にみんなで記念写真。


  「とても楽しかったです」「よい思い出ができました」と話してくれました。こちらこそ、の思いです。



 飛行機のタラップの前で、一斉に「ありがとうございました」と手を振ってくれたのにはまいった。目頭があつくなった。やがて、飛行機は雲の彼方へ。



 女の子ばかり14人。付き添ってきた2人の大学生も女性。
どう接したらいいのか戸惑いながらの3日間。

 でも、無事に送り届けられたこと。それだけでホットするばかりです。

 私にとって、本当に貴重な時間でした。なにより、この取り組みを通して、また新しい友人をつくることができたこと。なんの見返りもなしに、同じ目的で一生懸命に力を合わせる。そんな友人を得たこと。大切にしたいと思います。

 あっという間の3日間でしたが、さわやかな疲れが心地よい気分です。


  

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