2015年8月6日木曜日

安心してお産ができる街に~遠紋地区の周産期医療を

 遠軽厚生病院の産婦人科医師の減少は、地域に大きな波紋と不安を広げています。

 3人の産婦人科医師のうち2人が9月いっぱいで退職し、旭川医大に戻ることになっています。残る一人の医師の去就も、まだ定めっていません。

 この地域の周産期母子医療センターとして、多くのお産を手掛けてきた遠軽厚生病院で出産できなくなることは、文字通り、遠紋地域全体の死活的問題でもあります。

 私も、一般質問で取り上げましたが、それだけで終わりにするわけにはいきません。そこへちょうど、道議会で共産党の真下紀子道議が代表質問で小樽の産婦人科問題を取り上げたことを知り、早速道議会の共産党道議団に連絡を取り、16日、直接訪ねました。

 小樽でも産婦人科医師の減少に苦しんでいること、そこでは「後志地方の周産期医療を守る会」をつくり住民運動を展開していること、やはり住民の運動とパワーが必要であることなどを学び、資料をいただきました。

 早速28日、遠紋地区の共産党の地方議員に声をかけ、会議を行いました。

 そこで議論したのは、周産期医療とは何か、なぜそれが大事なのか、その体制をどう維持すべきか、そのための道・国の責任とは、などでした。

 確かに、医師の招聘は簡単ではありません。しかし、身近なところで安心して出産できる体制づくりとハイリスク分娩に対応する周産期医療の確立は行政の責務であり、特に道の責任が大きいこと。そのためにも、遠紋地域全体の周産期医療を守る取り組みが必要なこと。そのための住民との取り組みをすすめよう。ということになりました。

 その場から、まずは経過と現状を知るために遠軽町との懇談を行うべく連絡。8月4日、副町長との懇談が決まりました。
 

 

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