参加したのは、治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟北海道支部の宮田汎会長をはじめ札幌市などから4人、北見支部から3人、そして地元からは私と本庄陸男研究者で知られる故松田貞夫氏の夫人靖子さん、それに小林功市立博物館長の10人です。
札幌からのメンバーの中には、本庄が第三渚滑尋常小学校の代用教員時代の教え子だった上石春市さんの長女・旗手房代さんの姿もありました。
西辰寺住職の読経の後、焼香を行い、宮田氏から挨拶があり、次いで私も一言述べさせていただきました。
「本庄は、小説家であり、教育者であり、変革者であったと同時に、紋別においては郷土が生んだ偉人として、もっと市民的に顕彰し、伝えていかなければならない。」と
その後一行は、博物館で開かれている「特別展 本庄陸男と大地の侍」を見学。展示に時間を忘れて見入っていました。
小林多喜二のデスマスクは、感慨深いものがありました。
この墓前祭は、ちょうど5年ごとに実施しています。となると今度は5年後の没後80周年になります。
だんだん時代を語る人が減る中で、どう墓前祭を継続していくか。今回のように有志だけの取り組みではなく、市としても積極的なかかわりがいよいよ求められているように思います。本庄陸男の墓のある紋別市として…
宮田氏も、「5年後といわず機会があればまた来ますよ」と私たちに声をかけ、紋別を後にしました。
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