2020年7月18日土曜日

「南宗谷ひだまりの会」を訪ねて


 
 外出自粛も解除され、道内での新型コロナの感染も落ち着いてきたのを受け、2泊3日で視察に出かけてきました。

 訪れたのは4か所。かねてから気になっていたところばかりです。

 最初に訪問したのは、枝幸町にある障害者施設の「NPO法人南宗谷ひだまりの会」。

 ここでは、障害者の交流やレクリエーションなどを行う「枝幸町地域活動支援センター」と、就労継続支援B型と生活介護事業を行う多機能型事業所の「ワークセンター南宗谷ひだまり」を運営しています。

 そのほか、グループホーム2棟と障害者相談支援センターも運営し、南宗谷地域の障害福祉サービスの拠点ともなっている法人です。

 紋別市の近くにありながら、なかなか訪問できていなかった施設。やっと念願がかないました。

 開米一有理事長と多岐にわたり、たっぷりとお話をさせていただきました。

 
開米理事長、龍寛寺の副住職でもあります
 
 たまたまボランティアで参加した障害者の活動。それがいつしか当事者とともに事業を立ち上げ、その活動と運動を担うことになった開米氏。

 開米氏の話は歯切れよく、温かみがあり、いつしか引き込まれます。そこに、ぶれることない信念を感じます。

 親亡き後を見据えた障害者の自立と居場所つくり、そして若いスタッフの育成と、活動は広がっています。



 作業所で作っている利尻昆布の詰め合わせです。私も購入しました。枝幸町のふるさとの税の返礼品にもなっているそうです。

 そのほか、紙すきハガキなどの作成や弁当作り、国保病院の売店業務や総合体育館の清掃などで、利用者の工賃は2万円ほどになるといいます。



 共生型のグループホームも見学させていただきました。

 小さな町の大きな取り組みに感動しました。

 また、機会を作ってお邪魔したいと思っています。



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