〇野村淳一議員
最後に、スクールソーシャルワーカーの体制強化について質問します。
紋別市にスクールソーシャルワーカーが配置されて2年目となります。
いじめや不登校、児童虐待などの課題に福祉的な観点からアプローチし、児童生徒や保護者に働きかけ、支援し、学校とも連携を図る存在として重要な役割を果たしていると考えます。
まず、この間、スクールソーシャルワーカーを配置した成果とその変化についてお尋ねするとともに、見えてきた課題についてもお聞きします。
現在、スクールソーシャルワーカーは週1回の巡回配置となっています。
ますます複雑化する教育現場での課題を掌握し、継続的に支援するためには、現在の体制では到底足りないのは明らかです。
少しずつでもスクールソーシャルワーカーの存在と役割が見えてきた今こそ、スクールソーシャルワーカーの常勤化が必要ではないかと考えます。
来年度に向け、スクールソーシャルワーカーの体制強化を求めるものですが、いかがお考えか、見解をお聞かせください。
【 答弁 】
○堀籠康行教育長
それでは、野村議員のご質問にお答えいたします。
スクールソーシャルワーカーの体制強化についてであります。
スクールソーシャルワーカーを配置した成果と変化についてですが、問題行動や不登校の背景には、児童生徒の心理的な要因とともに、家庭、友人、学校、地域など、児童生徒の置かれている環境の要因が複雑に絡み合っております。
このような問題は、学校だけでは解決が困難なケースも多いことから学校外の機関と連携した取組が必要となります。
福祉と教育の両面からの視点で支援、対応していくスクールソーシャルワーカーの配置により、関係機関との情報共有や支援の目標、役割分担を明確にした支援体制へと変化が見られ、専門職の協働による支援により、課題解決に向けた取組の成果が、徐々にではありますが、見られているところであります。
課題についてですが、スクールソーシャルワーカーの配置は、北海道からの委託事業であり、現在は週1回の勤務となっております。
児童生徒や保護者の支援ニーズの高まりや不登校の解消に向けた取組を進めるためには、さらなる教育相談体制の強化 が必要であると考えております。
来年度以降のスクールソーシャルワーカーの体制強化を図るため、北海道及び国に対し、北海道都市教育委員会連絡協議会などを通じた要望や常勤化を含めた事業の拡充について検討してまいります。
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