2022年3月30日水曜日

障害者の就労を支える市独自のセンター設立へ~2021年第4回定例市議会一般質問④(21,12,7)

〇野村淳一議員 

 次に、障害者就労支援事業の委託についてお尋ねいたします。 

 障害者の就労を支援し、自立と定着に向けた事業に特化した専門機関として紋別市が立ち上げた業務委託事業に株式会社エムリンクホールディングスが決定し、夢ふうせんマーレとしてスタートいたしました。

 取りあえず、事業所が決まったことに安堵しつつ、今後の活動に期待をしたいと思います。 

 そこでお聞きします。 今回のプロポーザル審査に当たり、応募事業者は何社あったのでしょうか。

 そして、 エムリンクに決定した主な理由は何なのでしょうか。

 また、障害者の一般就労に向けたエムリンク側からの提案はどのようなものなのか、具体的な事業計画と当面の活動について、それぞれお聞きいたします。 


【 答弁 】

〇宮川良一市長

 次に、障害者就労支援事業の委託に関し、応募事業者についてですが、令和3年9月27日から10月15日まで、公募型プロポーザル方式により参加申込み事業者を募集し、株式会社エムリンクホールディングス1社より参加申込み及び提案書の提出があったところであります。

 事業者を株式会社エムリンクホールディングスに決定した主な理由ですが、市職員5名、関係機関の特別委員3名による計8名で審査委員会を組織し、提案内容、業務遂行能力等10項目について、書類審査、プレゼンテーション及びヒアリングによる評価を行った結果、審査基準点を満たし、事業の推進が期待できることから、委託業者として選定したところであります。 

 障害者の一般就労に向けた具体的な事業計画につきましては、本事業の達成目標として、特別支援学校卒業生市内定着者数を、令和3年度は6名、令和4年度は8名、令和5年度は10名とし、相談業務や職場開拓、定着支援に係る特別支援学校、一般企業等への積極的な訪問活動、本人や家族、特別支援学校や企業等への助言及び情報提供、障害福祉サービス事業所など、関係機関とのネットワークの構築、職員研修や資格取得による職務従事者のスキルアップ等に積極的に取り組む計画内容となっており、当面の活動についてですが、12月1日より、市としての連絡調整会議、障害者の就労に係る相談業務、市内企業への訪問、特別支援学校、障害福祉サービス事業所等とのネットワークの構築などを中心に活動する予定となっております。 


【 再質問 】

〇野村淳一議員

 それでは、障害者の就労支援事業についてであります。 

 一つの自治体が、本格的に障害者の就労支援に乗り出す、そういう事業を委託するということは全道的にも例がないと思っています。

 そういう意味では、紋別市の取組に非常に期待をしていますし、評価をしたいと思っています。

 先ほど、いろいろとこれからの取組についてご答弁をいただきましたが、一つだけ質問します。 

 障害者が一般就労を行うとき、障害福祉サービスの中に就労定着支援事業というものがあります。

 これは、同じように、障害者と企業の橋渡しをしながら、きちんと障害者が定着していくように長期にわたって支援をする支援事業です。

 これは、ちゃんと支給単価も決められていて、事業所に報酬として国から入ってきます。 

 私はこのような事業が必要だとずっと思っておりました。

 だから、今度のこの事業所も定着支援事業を行うのではないのかなと思っておりますが、それについてはいかがですか。 

 ○大平一也社会福祉課長

 お答えいたします。 就労移行支援事業所につきましては、紋別市にとりましても重要な事業所でございます。

 そちらの事業所にはこれまでどおり活動をしていただくわけでございますが、今回の障害者就労支援事業の中で、相談員などもいるのですけれども、就労移行支援事業所とも、ネットワークづくりの中で連携を持って、お互いに協力して障害者就労の対応に取り組んでいくという考えでございます。 

 ○野村淳一議員

 私は、そのことを駄目だと言っているわけではないのですよ。ただ、せっかくですから、就労定着支援事業もぜひ展望に入れていっていただきたいですし、そういう事業所として活躍されることを期待したいということを述べて、終わります。 

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