2022年3月30日水曜日

3月議会が終わって

 3月1日に始まった令和4年第1回定例市議会も23日に終了し、その後の北見市議選の応援も終わり、やっとほっとしています。

 北見市議選は、菊池、桜井両候補とも見事当選。二日間でしたが桜井候補カーでアナをやってきました。
 3日間、お世話になった民泊「ゲストハウス八重」さんは、おいしい朝食を含め、あずましかったですね。

ゲストハウス八重


 さて3月議会ですが、いつものように一般質問と予算審議で、連日、息つく暇もありません。
 それでも、いくつか成果もありました。

 灯油高騰で多くの事業所も苦労しています。個人への「福祉灯油」とともに、介護事業者など社会福祉施設への灯油代の助成を求めてきました。それが、補正予算で計上され、実施されることが決まりました。

 平成30年度に廃止された「ファミリーサポートセンター」が復活することになりました。病院や買い物など、ちょっとした時間に子どもを預かってもらう。そのファミリーサポートセンターが、NPO法人の力も借りて、市も支援して復活します。繰り返し一般質問で取り上げてきたテーマでした。

 DV被害のシェルター設置も取り組まれることになりました。近くでは北見市にしかないシェルター。緊急時や子どもと一緒の場合などを考えたら、紋別市内にも当然必要です。私の一般質問に市長は、市内にも一時的なシェルターの設置を検討したい、と約束してくれました。

 増え続ける不登校児童生徒への対策を一般質問で取り上げました。地元新聞でも大きく報道され、感心の高さを実感しました。学校だけでなく、紋別市全体で取り組むべき課題だ、と訴えました。市長自身も、積極的にかかわる必要性を熱く語ってくれました。不安を抱えた生徒や保護者の相談に乗るスクールカウンセラーとスクールソーシャルワーカーの増員が決まりました。

 障害者の分野でも、日中の活動の場である「日中一時支援事業」の報酬単価が16年ぶりに引きあがることが決まりました。人件費すらままならない状況で事業が継続できない、という事業所の声を取り上げてきました。

 高齢者と身体障害者のみだった配食サービスも、あらたに知的・精神障害者にも適用になりました。在宅でも安心して暮らせるようにと、訴えてきた成果です。

 広域紋別病院の交差点にガードレールが設置されることになりました。通学、通勤、そして通院と朝は大変な混雑です。2019年、大津市で起きた交差点での園児死傷事故。この時から、安全整備を訴えてきた課題です。それがやっと改善されます。

 南ヶ丘団地のエレベーター設置、落石5丁目団地の移転建て替えも計画に入りました。令和2年度に策定された「公営住宅長寿命化計画」を塗り替えさせての計画見直しです。

 就学援助に持ち家と借家で認定に差がある問題を取り上げ、「生活と健康を守る会」の資料も示し、是正を求めました。ただちに改善とはなりませんでしたが、認定基準は各自治体ごとの判断によるため、他自治体の動向も注視ながら検討したい、と答弁。これからも取り組むべき課題です。
 ただ、修学旅行費の支給については、一部の学校で事後支給だったものを、今後旅行前に支給するとの回答がありました。

 たとえささやかな願いであっても、当事者には切実な悩みでもあります。それが、一歩ずつ解決されていけば、きっと住みやすいまちになるはずです。

 その声を、いつも聞き取りながら、寄り添いながら、これからも市政に届けていけたらと思います。

 

 

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