2013年12月20日金曜日

12月議会が終わって

 12月議会が12日に終わりました。私たちが訴えてきた「福祉灯油」を実施するための予算約2000万円を含む補正予算約2億円が可決成立しました。

 今回、私は一般質問で次の項目を取り上げました。

1、「特定秘密保護法」について
 ①地方自治体への影響について
 ②「特定秘密保護法」に対する市長の認識について
2、木質バイオマス発電所について
 ①住友林業による木質バイオマス発電所の概要
 ②市長の言う「紋別モデル」とは何か
 ③発電所による環境への対策と「公害防止協定」の締結について
 ④木質バイオマスを活用した紋別市としての環境政策について
3、安心安全な住環境整備のために「住宅リフォーム助成制度」の創設を
4、新広域紋別病院建設に伴う周辺整備について
 ①院外薬局の整備について
 ②南北循環線の乗り入れとバス待合所の整備について
 ③旧北高グラウンド下の路線とエトワール脇の路線の改良と歩道の整  備について
 ④山の上線のロードヒーティングの延長と整備について
5、65歳到達者生活状況調査と地域ネットワーク事業について
 ①調査の目的・内容と活用状況について
 ②個人情報の管理と取り扱いについて
 ③地域ネットワーク事業の取り組みと今後の課題について

 同僚の藤川和子議員は、消費税増税に伴う公共料金への転嫁問題と市財政への影響について、生活保護申請の扶養義務者への文書の改善と保護基準改定による影響について、DV被害者への対応と対策について、などを取り上げました。

 詳しいやり取りは、あらためて報告します。

 一般質問を通して一つの変化がありました。それは、住宅リフォーム助成に対する市の考えです。

 というのも、今回の一般質問で「21の会」(保守系の最大会派)の阿部秀明議員が、この住宅リフォーム助成を実施せよと取り上げたのです。(ただ、住宅リノベーションという言葉が主でしたが)

 前回の議会でも、これも「21の会」の藤田孝太郎議員が住宅リフォーム助成の実施を迫りました。

 ついに市も、その方向性で検討するとしたのです。大きな変化であり、成果です。

 私はこれまで、何度議会で取り上げてきたでしょうか。そのつど、「個人の財産を拡大するために税金は使えない」と、つれない答弁ばかりでした。

 リフォーム助成は、すでに道内で50近い市町村で実施していること、経済効果は抜群なこと、耐震化やバリアフリー・省エネ対策などに寄与することなど、視察した他市の状況も含めて繰り返し訴えてきました。

 それがやがて、他の議員の理解を得れらるようになり、他の議員の発言として拡大し、そして市も無視できなくなったのです。

 今回も質問を準備するために、ある住宅建設会社におじゃまし、社長さんと懇談してきました。

 住宅新築は減ったまま。消費税の増税前とあって少しは上向いているようだが、それも今だけだ。それも、市外のハウスメーカーが半分以上請け負ったいる。うちの会社も、新築よりもリフォームの注文がほとんどだ。それに、このままでは大工も左官も塗装も板金も、市内の業者がどんどんいなくなるばかりだ。紋別の技術がなくなるばかりだ。リフォーム助成はいい制度だと思う。ぜひ実現してほしい。

 その言葉に後押しされて質問に臨みました。議会の流れは我にありです。あとは、確実にこの制度を実現させるため、もうひと踏ん張りです。
 
 

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